シャッターと切なさと

 先日、仕事で常用しているキャノン5Dm3というカメラをサービスセンターに持っていったところ、シャッター回数が210000回を超えております。さーせん。と言われました。メーカーによると、シャッターの耐久回数は150000回位だそうで、とっくに超えているのでいつ逝ってもおかしくないようです。逝ってしまった場合シャッターユニットという部分を丸ごと交換することになります。(現在5万円程)

 どれくらい使用するとシャッターは限界に達するのでしょうか。試算してみたところ、僕はデジタルの現場で1日平均500回程シャッターを切っていました。毎日このペースで撮ると300日です。一年足らずして限界を迎えることになります。21万回だと420日使用している計算になりました。
 算数が苦手で普段計算をしないトキマルタナカですので、これを機にもう少しやってみます。撮影枚数をフィルムに置き換えてみます。21万回という数は、35mmフィルム(36枚撮り)で5833本分に相当します。僕が常用しているkodakのネガフィルム(1100円、高くなりましたね)だと6416300円、プロラボでの現像料金(プリントなし)が4841390円です。
 今、フィルムをデジタルと同じ感覚で回すと、年間一千万程の経費がかかるということがわかりました。Ryan McGinley-ライアンマッギンレーがマネージャーから「このままだと破産するからフィルムやめてくれ」と言われてデジタルに移行したのも納得できます。フィルム経費に比べれば、年間5万のユニット交換なんてへっちゃらですよね。彼はその後5Dm2~を使っています。
 デジタルのフローになって、とにかくシャッターを押す回数が増えていると思います。しかしそれだけ撮っても、良い写真が撮れていることとは無関係です。1日の終わりに、一つも良い写真がなく、夕飯もイマイチだったという時は切なくなります。
 まあ、何も良いものが撮れず作れず、晩飯だけがその日で唯一最高のクリエイションだったという日もそれはそれで悲しくなるのですが。難しいところです。

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