散歩あるいは大型犬の話し

山歩きとも違って、町の散歩は基本的に舗装された道を歩くので足元にさほど注意を払う必要がない。だから何も考えずに歩けてリラックス効果が高く、セロトニンも分泌されて少し前向きな気分になるのだろう。何も考えずに歩くことは頭が空白になることであり、その空白を埋めるように新たなアイデアが浮かんだりもする。目の前にある問題に対して突如、新たな突破口が見えたりする。ところで大型犬は朝と夕方にそれぞれ1時間以上の散歩が必要とされる。しばしこれは大型犬を飼うのを躊躇する理由となり得るが、考えてみれば人間も猫っぽい人や犬っぽい人はいれど大体サイズ的にはみな大型犬のようなもので、朝と夕に1時間くらいの散歩というか運動量がそもそも必要なのだと思う。そういう意味では一日に8時間もどこかのビルのオフィスにこもって何のためになるかわからない仕事を淡々としている現代人の生活は狂気とも言えよう。頭がおかしくなるのが通常なのだ。誰も悪くない。散歩が足りない。