Capture One 20 de サブスクに

キャプチャーワンが12から突然20に、そしてサブスクになりました

商業的なフォトグラファーであれば、これがないと仕事にならないというソフトウェアがあります。それがキャプチャーワンです。

おそらく海外・国内のテザリングソフトにおいては、ナンバーワンのシェアを誇ります。特にスタジオでの商業撮影においては必要不可欠となっています。ハッセルだけはPHOCUSというソフトで独自の進化を遂げてきましたが、キャプチャーワンではそれ以外、ほぼすべてのカメラが使えることが特徴です。

本来はフェーズワンというデンマークの中判カメラメーカー用のソフトとして開発されました。しかし、その使い勝手、撮影からフィニッシュまでのワークフローの組み立てやすさや、高品質な画像処理により徐々にフォトグラファーからの評価が高まり、スタジオでのテザー撮影用のソフトとして進化してきた歴史があります。(初期の頃を知る人にとっては、なかなか繋がらないことでも有名でしたが…)

そのキャプチャーワンが、昨年末バージョン12だったものから20へと大きな進化を遂げました。(ビルドバージョンは13.0.2.19と表記されています)

まだ使い込んでいませんが、バージョン12に比べ、インターフェース、基本的な機能に大きな変化は見当たりません。処理速度や軽微なバグの改善がされているくらいだと思います。

12との最大の違いは、パッケージ版に加えて、サブスクリプションが選べるようになったことです。

月々2482円で利用できます。パッケージ版は¥53,227と、過去のものより値上げとなっています。

キャプチャーワンは元々、バージョンアップの頻度が非常に多いソフトでした。新機種や、カメラファームウェアのアップデートに追いつかなければならないので、どうしようもないことではあるのですが、3万くらいするソフトを毎年買い替えなければならなかったため、フォトグラファー泣かせでした笑

それがサブスクリプションになるということは、些細なバージョンアップにも自動的に対応できるため、より経済的だと言えます。

さらに、随分前にサブスク化を完了させたアドビのように、商業写真家の層を拡大することに貢献するでしょう。

アドビクリエイティブクラウドのサブスク化は、クリエイターや業界に大きな衝撃をもたらしました。

このことに関しては過去になぜ、今、アドビがすごいのかという記事を書いていますので、興味がある方は合わせて読んでみてください。

おそらくキャプチャーワンもこのタイミングを長い間狙っていました。そしてついにその時が来たという感じです。

アドビと同様のことが、テザリング界(そんな世界があるかは謎ですが)でも起こり得るでしょう。テザリングの垣根は圧倒的に下がり、さらに画像管理、現像ソフトとしてもフルタイムのプロフェッショナル以外のフォトグラファーや、ハイアマチュアの層を巻き込んでいきます。

ますます、誰でも手軽に、スタジオでのテザー撮影、カメラオペレーションが可能となります。(60を過ぎたうちの母ちゃんでもフォトグラファーのバイトができる可能性が浮上しています)

そういう意味で、今後はフォトグラファーの存在意義がますます問われる時代になります。

キャプチャーワンは一貫したワークフローを備えているため、ライトルームに加えて今後も案件内容により、頻度の高いソフトとなるのは間違いありません。個人的にはスタジオでのテザリングはC1、スナップやライブラリ管理はライトルームという棲み分けにしばらくはなりそうです。

↑ ライトルームをまだ使用したことがない人はぜひ使って見てください。

最後に頻繁に参照される、キャプチャーワンの現バージョンでの対応カメラリストも貼っておきます。

Capture One 20 対応カメラ

https://support.captureone.com/hc/en-us/articles/360002718118

GMOが4000人を在宅勤務に

コロナウィルスが話題ですが、GMOの昨日のこのニュースも話題になっていました。

東京オリンピック時や、今後の働き方を模索するかたちで、試験的な実施だとは思いますが、休日にサクッとこの号令を出せる瞬発力は素晴らしいなと思いました。

GMOは熊谷さんが代表を務める、ネット関連のサービスやインフラを提供している会社です。熊谷さんは手帳使いでも有名な方で、「一冊の手帳で夢は必ずかなう」という書籍を読んだことがある人も多いと思います。

ブログをやっている方であれば「お名前.com」レンタルサーバー のサービスで親しみがあるかもしれません。

(その他にも格安のWiMax, GMOとくとくBBモバイルWi-Fiルーター を提供していたり、事業は多岐にわたります。)

ネット関連だからこそ4000人もの在宅を実施できたとの見方もありますが、日頃からのシミュレーションや、計画にスタッフ含めて注力してきた結果だと思います。

結果がどうだったのか気になりますので、続報を待ちます。

収益限界値

「収益限界値は会社員であれば月収70万、フリーのフォトグラファーで30万の仕事を月に20本やっても600万そこそこ。カラダはひとつなのでやれる仕事量は絶対時間による上限がある。資本主義世界において臨界点を越えるには、南米の極悪麻薬カルテルのように、思考と戦略のパラダイムシフトが必要」

とは言っても、悪いことはダメですね。

トマ・ピケティでも読んで、僕たちが生きる世界観の大枠をつかんでおくことは、どのような職業やライフスタイルでも有効だと思っています。代表作である21世紀の資本の元となった [格差と再分配:20世紀フランスの資本] も次読んでみたい。

どうして人は、スパイスからカレーを作るようになるのだろう

Indian Curry

「どうして男子って、スパイスからカレーを作りたがるんだろうね。いいじゃん、ルーで。うちのお父さんもなんだよね」

そういうセリフがどこからともなく飛んで来た時に、ああ、確かにな。どうして、男子はカレーをわざわざスパイスから作りたがるのだろう、と思った。そういえばそんな風に考えたことがなかったのだ。

もちろん世の中には、スパイスからカレーを作りたがる女子だっているだろう。話がややこしくなるので、ここでばセクシャリティの問題は捉えないでおこう。

思えば、僕の友人や、知人のフォトグラファーにもカレーを(スパイスから)作るのが好きな人が多い。わざわざ汐留あたりのインド系スパイス専門店で、ホールや箱でスパイスを仕入れて、休日のすべてを費やして厨房に立ち、煮込んだものを撮影現場に持参してスタッフに振る舞ったりする。

自己満足なのか、達成感なのか、料理・食に対する情熱なのか欲望なのか。

今はココイチに行けば、あるいはルーを使えばもっと簡単に、時間をかけずに(そしてまずまずの美味しさの)カレーを食べることができる。

仕入れや仕込み、そして煮込みの時間を考えれば、撮影仕事が一本できたり、意味のある論文や文献を一本読んだり、打ち合わせをしたり、ブログを書いたりできる。

それなのに、なぜ?

スパイスからカレーを作ると、人生に新たな意味や爽やかな価値を見いだせるのだろうか。

僕はその領域にいまだ一歩踏み出す事ができずに、スパイスとルーの中間にある、ブレンド済みのインディアンカレーをよく使っている。

おそらく、スパイスからカレーをつくる男子は、暇なのだ。

暇であることが第一前提。そうでなければ、スパイスからわざわざカレーなんて作れない。時間と金銭的余裕があり、さらに万事うまくいっていて精神的余裕もある、そして何かを達成していて、他にやることがもう何もない。

そのような状態になった時、人はスパイスからカレーを煮込み始めるのかもしれない。あるいは、すべての男子がそのような理想を追求していて、まだたどり着いてはいないけれど、理想の疑似体験としての”スパイスからのカレー”をある晴れた休日に実践してみたりする。

ナツメグ、コリアンダー、クミン、カルダモンの夢を、世界中の暇で暇でしょうがない男子たちが、今夜も追い続けている。

400記事

400 articles

前回の記事で400本目となったようです。300本達成!のエントリーが2018年の6月12日でしたので、300から400への100本は結構時間がかかってしまいました。少しペースを落としながらも、しかしよくまあここまで駄文を量産できるものだなと自分でも感心しています。

ここまで来たら、とりあえず1000です。1000。目指したくなってきました。50になっても書いていたら面白いと思いませんか。「えっ、お前まだあのブログやってるの」と50歳の友人に言われるわけです。

大竹伸朗さんが好きで、既にそこにあるものという本は僕のマイベスト隙間本なのですが、これには大竹さんのデビュー前の若い頃の文章から、割と直近のものまでがごちゃごちゃっと入っていて、本人も「若い時のは恥ずかしい」なんて”あとがき”で述べています。

たったここ3、4年でも恥ずかしいと思うのですから、20年くらい後に今の文章を読み返すとどういう気持がするだろうと好奇心があります。でもそれは逆に意外と成長しているというか。文体やその時の気分もあるのかもしれないですが、過去の文章はとても稚拙に思えるわけです。とはいえ、今オトナで洒脱な文章が書けるようになったかと言えば全くそうではないのですが。

検索で偶然訪れてくれた方、そしていつも読んでくださってる方、ありがとうございます。

あれ、まだあいつ書いてるんだっけ、とまた忘れたころに覗いてもらえると嬉しいです。

最後に、備忘録としてアクセス数ランキング(年間)を載せておきます。自分でも知らなかった逆ランキングも笑

読まれた記事ベスト5

  1. フォトグラファーが選ぶ、粋なコンパクトカメラ5選
  2. どうしていまさら?キャノン EOS 6D レビュー
  3. LeicaQのトーン
  4. 結局どれ使う?テザー撮影ソフトウェア考察
  5. 9年目で実感した、カメラマンの営業方法

読まれなかった記事ベスト5

  1. 猫の名は
  2. ひとつの怖い夢を出発点に
  3. 部屋から夕焼け
  4. たかが世界の終わり
  5. 言葉を逃した詩人のように

読まれたのはすべて写真・カメラ系記事でした。依然として強しです。随分前に書いたものですが、現在でもオーガニックサーチ(グーグルやヤフーから入ってくる検索)で3000~5000アクセスあります。

読まれなかった記事も今回出してみました。回数は年間で1, 2回から。書いた本人が読んでも、意味不明なものがそろっています。そりゃあ、読まれないわ。