こんにちは、常丸です。
いや、私、どんどんイラストが上手くなっていますね。
先日のエントリーでついに300記事目となりました。

昨年の7月に改めてブログを始動させて、とりあえず300記事を書くということを目標にしてきたので、地味に嬉しいです。
なぜ300記事かと言うと、世間のブログのみで生活しているいわゆる「プロブロガー」たちが、こぞって「ブログでマネタイズするには、最低300記事書く必要がある。話はそこから」なんて話をよくしていたからです。
僕はこのブログで稼ごうとか、生活しようなどとは、はなから思っていませんでした。
ただ、書くことが好きで、ブログで収入を得るという仕組みについて理解したいという気持ちは少しありました。また最近再流行しているこのブログというムーブメントの本質には何があるのか、それを確かめてみたいという単純な興味です。それは僕にとって写真を考えることであり、出版を考えることであり、表現を考えることであり、あらゆるトピックに関連させて世界を考えることでした。
そこで自ら実験的に一年間運営してきたわけです。馬鹿にも真面目にもいろいろ書いてきて自分なりに掴んだことをピックしてみます。
ブログで収入を得るのは容易ではない
プロブロガー達は「稼ぐ」ためにブログを運営しているのであり、そこに向けて一極集中しなければ、好きなこと書いていれば稼げるというものでは到底ない。(僕がこの一年でブログにより得た直接収入はわずか40000円程でした)しかし、どのような仕組みで収入が発生するかは理解することができた。
価値を蓄積できる
フェイスブックやインスタグラムで良いこと書いている人はいますが、全て流れていって蓄積されません。また外部サービスが終了した時点で、書き溜めたものは消えてしまいます。もちろん、広告収入もそのプラットフォームに入ってくるので、著者には何ももたらされません。ブログであればブログ間のインポート・エクスポートシステムが充実していて、ウェブ上に残せる。書けば書くほどにログが溜まり、第三者からの流入が増えていきました。noteも流行しているけれど、あれはまずフォロワーが10000人くらいいないと成立しないし、結局外部のプラットフォーム。
ブログが名刺代わりになる
仕事をさせていただくクライアントの担当者が「ブログやっているんですね、実は私もミニマリストで」なんて、初対面で話が結構弾んだりしました。実生活をさらけ出すので、仕事がしづらくなると思えば、予想に反したことがいろいろと起きています。
久々に会った人がブログを読んで状況を既に理解してくれている
これは良いところ悪いところあります。「またあの店ばかりいってるんだ」とか「スーツケースで飯食ってんだよね」というブログのみの情報を信じて向かって来られるのはちょっと、という気持ちになったり。ネタにされるのは嬉しいのですが。隨分気分で、適当なことを書いていたりするので、自分で書いたことを忘れていて、さほど重要視していなかったトピックが、他者にとってはとても重要で強調されていたりなどなど。
最初は一日に10人程だったのが、今では100人程の方に訪れて頂いています。
PV数で言うと、一日平均200PV、月間6000PV程で推移しています。
広告収入をある程度得ることのできる値は月3万PV程だと言われているので、全然足りず、他のブログと比較すると全く人気のない素人ブログ感満載です。
しかし、徐々に来客数を伸ばしているのは、日々記事を書いてきた結果であり、直接数字に反映されるので嬉しいですね。
これも日々ご覧頂いている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
読まれた記事年間ランキング
2、写真家と海
4、新しいLightroom CCを使ってみて感じた、良いところ3つ
8、プロフィール
10、ビッグミニで撮る
という結果になりました。
これ、自分でも意外な結果です。上位3つに関しては2000PV近く他と圧倒的に差がついてます。
やはり、写真関係の記事が強いようです。2のホンマタカシさんについてのライトな文章が今でも不可解なのですが、おそらく近いタイミングで海の写真が話題になった結果だと思います。
”写真を仕事にしている者が、写真について発信している”ことが第三者にリーチしやすいのは当然のことなのでしょう。
しかし、本音を言うと、写真やカメラに関するブログって超レッドオーシャンで、乱立していて、しかも質・量ともに勝てないなあという思いがありました。なので、あえて避けてきたところがあるんです。書くにしても、マニアック過ぎても引かれるので、初心者でも分かるということを心がけて書いてきました。
だけど、この結果を見ると、もう少し写真やカメラで書いてみても良いのかなという気がしました。
ただあまりに結果求めて行くと、自分が面白く無くなってしまうのは目に見えているので、書きたいことを書きたい時に書いていくのでしょう。プロブロガーにはなれそうにもありません。
書くということは、何かを書かないということです。そして意図しなくても、時に誰かを傷つけていたり、癒やしていたりします。言葉はコミュニケーションの道具としては強すぎて残酷すぎる。だから写真を選んだというわけではないけれど、異なる種類の強さと残酷さは写真にも備わっていて、文章にできて写真に絶対的にできないところもあります。写真で考えることができないことは、文章で考えてみればよい、双方を補い合うように高めていけば、いずれどこか新しいところに辿り着きはしないだろうか。
そんなこともぼんやり考えながら書いています。
オレンジジュースやら写真やらカレーやらパイパンやら、もうなんでもありのスクランブル、チャンプルー状態ですが、今後ともトキマルブログをよろしくお願いいたします。
一年後、まだ続けていたら結果レビューしたいです。
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