台風が来て思い出す昔の事

朝から公園をランして軽く写真を撮った。台風が来ているのか来ていないのか曖昧な状況で、とりあえず犬も人も晴れているうちに走っておこうという様子だった。そして今日も家に戻ってシャワーを浴びた途端に大雨となった。実家にも連絡したら母は家から別の場所に避難しているが、父は家にいるという。家を守るというのか、俺は大丈夫だと思っているのかわからないがいつもそういう節がある。そしてそういうところは僕も似ていると思う。長崎はよく台風が通る。目の前が海で、島なので、雨風に加えて潮もすごい。それでうちの実家の地域というのは、家と家の間に隙間が一ミリもない。全ての家が連なるような構造になっていて防災性能を上げているのだ。こんなことは東京では考えられない。だいたいどうやって、家と家の隙間を無く建設するのだ。地域の全員が同じタイミングで一斉に家を建てたというのか。あるいは人がいないから、同じ設計士や同じ建設業者が全ての家を建てたのかもしれない。とにかくその辺りはもう少し解明しておく必要がある。雨漏りがあったり、玄関が壊れたり、色々あったが幸いにも命の危険はこれまでなかった。学校はすぐに休みになり、ゲームをしたり本を読んだり妄想に耽ったりした。そういう気分が今でも継続している感じがある。だから雨の日は割と好きだ。朝のうちにフィットネスゲージは満タンにできたので、あとは事務所にこもって写真と動画の作業をひたすらやっていたら、夜だった。