ほぼココイチのカレーの話

ゆっくりめに起きて、ベッドの中でメールやメッセージのリプライをしてタスク出し。コーヒーを淹れて、テーブルにナッツをばら撒いてから日記を書く。その後は写真のセレクトと、税金関連の書類仕事。2020年から完全オンラインで完結できるようになったのは嬉しい。コロナのおかげでオンラインだけで完結できる手続きが圧倒的に増えた。僕含めてもちろん罹患した人や大変な思いをした人は沢山いるのだろうが、地球全体で見れば人類の進化を加速させている。

またもや昼食を食べるタイミングを完全に逃してしまい、3時頃渋谷のココイチで海の幸カレー。最近カレーを食べたい時はCoCo壱番屋しか行かない。それも決まって海の幸カレーを食べている気がする。以前は個人経営のスパイス効いてます系人気店に足繁く通ったりしていたが、いつしかカレーという食事にデフォルメ的なものを求めるようになった。日本中どこのココイチに行っても同じカレーを食べられる。これはチェーン店なので当たり前だと思うが、味と価格とノイズの無さはすごいことだとも思う。「NOISE 組織はなぜ判断を誤るのか?」でダニエル・カーネマンが言うように、ノイズとバイアスを軽減しエラーを極端なまでに回避する姿勢は省コスト化につながる。それは法人だけでなく個人も同様。

子供たちの多くが自分の家のカレーを好むのにも近いものがある。ココイチは家庭のカレーのようなものなのだ。たまに変化を与えようと、行列ができる個人経営の有名店で修行してきました系おしゃれスパイス効いてます系に行くと、サラサラ過ぎるスープの粘度や華やかすぎるカルダモンの香りや、長野の焼き物職人に特注した不安定でごつごつした食べにくい器や、現金支払いや、そのようなもの全てに落ち着かない。ノイズを回避することは人間らしさを失うことだろうか。僕がおかしいのかもしれないが「ココイチのカレーでいい」から「ココイチのカレーがいい」という風になってしまったのである。そのうち、飲むタイプのカレードリンクでカレーに対しては事足りるようになるかもしれない。おそらく擬似的ものを享受する感度が上がっている、逆に言えば規格外や新しいものに対する耐性や感度が下がっていることの現れかもしれない。CoCo壱番屋は2020年は大きく業績を落としたが、補助金やコロナ対策下での運営安定化により2021年の12月は前年比58%増で着地している。総売上は減少しながらも運営母体の純資産は安定している。

その後コーヒーを飲みたくなったので、リサーチと読書ついでに下北沢へ。駅の再開発が進んでいて行く度にいろいろと変わる。スケルトンだった複合ビルに、テナントがぽつぽつ入り始めていて下北系の人々で賑わっていた。下北系の人はスパイス系や純喫茶のカレーを好むので、ココイチには行かない。決めつけは良くないけれど。ちなみに下北沢のココイチは閉店して今はもう無い。個人的にはピカピカで立派なスケルトンの新しいビルにココイチが入ってくれるといいのになと思っている。下北沢の人がそれを嫌がるなら、個人経営のスパイス系に見せかけて、実は中身はココイチ、というのでもいい。

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