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コニカビッグミニのネガフィルムに残された、過去の本棚

Book Shelf, Tokyo 2014, Konica BiGminiF
Book Shelf, Tokyo 2014, Konica BiGminiF

おはようございます!渋谷の片隅から今日もお送りするtokEmaru レディオ。金曜日です。曇り空で少し涼しいですね。週末のパーティーに向けてウキウキの方も多いと思いますが、傘のご用意をお忘れなく。それでは一曲目参りましょう、サニーデイ・サービスで「雨が降りそう

過去の写真を見ていたら、ビッグミニで雑に撮られた本棚が出てきました。ファイル名見ると2014年ごろでした。

ツイッターでちょうど鈴木達朗さんの写真集のことを呟いたのでその流れで書いちゃおうというわけです。ドイツのSteidlという出版社は美術書において世界的に権威のある出版社です。写真家の中では、ここから写真集を出したらもう「アガリ」と言われています。鈴木さんはストリート写真家ですが、日本よりも海外で有名です。少し前に富士フィルムのプロモーションに起用されて、その撮影方法が批判されましたね。こういっちゃあれですけど、正直に言っちゃいますけど、あれは割とナチュラルです。もっとヤバイやつ(ゲイリーウィノグランドとかブルースギルデンとか)たくさんいます。まだ警察沙汰にはなっていないですが、僕もだいぶやばいと思います。基本的にストリートはやばいんです。この話は深くなるのでちょっと置いておきます。

Steidlから日本人で写真集を出しているのは、杉本博司、森山大道、荒木経惟くらいかなと思いますが定かではありません。このあたりの情報お持ちの方教えて下さい。

僕は当時写真集を割と熱心に集めていました。職業柄、勉強のためにと言い訳をつけて、単純に写真集が、写真が、写真家が好きだったのだと思います。一般の書籍もカウントすると200冊は超えていました。ここに載せている写真の時期です。その本棚の一部を切り取られた写真を自分で今改めて見るのはとても興味深いものがあります。写真の情報量を感じます。35mmフィルムのビッグミニですが写りがシャープなのは確かです。横1000pxの解像度でも、誰のどの本なのかが分かってしまいます。

個人の本棚を見せることは、脳内や裸をみられているようなとても恥ずかしい感覚があります。幸い、えっちな本が写ってなくてよかったなと思います。いや多分ベッドの下にも隠してなかったというか、エロ本世代ではないはずですがなんとなくそんなことを心配してしまいますよね。(ロバート・メイプルソープの写真集はえっちと言えば少しえっちかもしれません)

左上から、東賢太朗さんやらレヴィ・ストロースさんやら人類学、人文系が少々あって、突然ワイン入門笑、ライアン・マッギンレー特集の美術手帖、ピータリンドバーグのタイトル忘れたけど最高のやつ、右上は大和田良さんやホンマタカシさん日本の写真家の語る系が多い。シャーロットコットンの現代写真論はポストモダンな世界の写真家を体系的になめるには最適な良書。

下の段はほぼ写真集で、ティム・ウォーカーの名作に、その師匠であるアヴェドンが並び、アヴェドンの影響下にあるレスリー・キーが偶然か連なる。ライアン挟んでの、テリー・リチャードソンの撮るこれ以上にないレディ・ガガ。マーク・ボスウィックなんかがあったりして、大好きなデイヴィッドアームストロング!ああ、これもう一度見たい。家政婦として第一次世界大戦後のニューヨークを取り続けたヴィヴィアン・マイヤー、ロバート・メイプルソープに、僕のファッション写真の先生スティーブンメイゼル!この写真、今思い出したけど彼が撮影し続けていたイタリアンヴォーグのカバーだけを20年分とかそこそこ集めたもの。ネタと引き出しの多さ!これぞメイゼル。写真集をあまり残してない彼の希少なポートフォリオだ。それから当時デビューして一瞬で写真界をぶち抜いたヴィヴィアン・サッセン。今見たら両方とも一冊4万とか笑 残しておけばよかったなー。その横のロレンツォヴィトゥーリのDalston Anatomyも世界1000部の限定版。超レアです。こちらも今25000円だ笑。輸入費含め8000円くらいだったはず。エルスケンの左岸の恋(荒木が左眼ノ恋で後にオマージュ)、アニー・リーボヴィッツの展覧会図録、スティーブン・ショアに続き、ヨーガンテラーの名作GOSEES。これはブログでも何度か紹介していますね。当時でも2万はしたけど、現在33000円也。写真集はもう立派な投資商品ですね。そしておそらく初めて買ったロバート・フランクのThe Americans. こちらは先に述べたSteidl復刻版。とても美しい印刷でした。その横は、上田義彦による蒼井優の写真集「A DREAMS」全てライカで撮影されていて、ポートレートとしては秀作だと思います。端っこにはライアンの弟子のZINEなんかが写ってます。奥山由之さんの処女作「Girl」は本人の直筆サイン入りだった。わざわざもらいに行ったんだ笑

影響受けているものが出てしまっていますね。偏ってて、狭いですし。だからこうやって渋谷の片隅からレディオ・ガガしちゃってるというか。僕もSteidlから一冊くらい出してみたい人生でした。

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