どうしていまさら?キャノン EOS 6D レビュー

 

こんにちは、常丸です。

調べてみたら、2012年末の発売でした。もう6年も経っていますが、まだまだ現役で使える、むしろ価格が落ち着いた今だからこそプロのサブ機としてコスパ最強説が浮上してきているキャノン6Dを簡単にレビューしてみます。

ちなみに昨年 EOS 6D mark2が発売されていますが、出るか出ないかのタイミングで僕はあえてこの6Dを導入しました。仕事用サブ機としての導入だったので、バリアングルモニタ不要、動画性能向上不要だったのです。(mark2のアップデートはその辺くらい)その分の価格を考慮した結果でした。

機材屋のおじさんに

「もうmark2出るけど、これで良いの?」

「はい、普通の6Dを下さい」

「はっはっは、じゃあ、予備バッテリーとSDカード、余ってるからサービスで付けとくね」

「えっ、ありがとうございます。」

と棚ぼたでした。

1年使ってみての感想です。

ほぼ5D、でも良い感触

canon 6D
canon 6D

でっかいおにぎりではありません、6Dです。テープ貼っているので更におにぎりに見えますが。

性能とファインダー覗いた感じは5Dm2と似たように感じる、でもなんか感触良いぞ。

その理由はコンパクトさにあると気づきました。

5Dm2をさらにギュッと塩を付けて握ったような、その結果、具材が詰まって固くなって丈夫になった印象を受けました。

シャッター音も5Dm2はパカパカしていますが、静かに上品に。5Dm4と近い感触です。

液晶は格段に良くなっています。コントラスト、色彩共に、PC上で確認するのと差異が少なく非常に視認性と再現性が高い。

AFのポイントの少なさも5Dm2と同様。ただ、フォーカスの精度やスピードは若干向上している気がします。

そもそも5Dm2が完成されたフルサイズ機の伝説みたいになっている中で、長く5Dm2を使用してきた私達カメラマン世代には、もう画質も性能も耐久性も5Dm2で良いじゃんという気分が共通してあると思います。(特に仕事で写真している人にとっては、クライアントの納得できる写真を納品することが大前提なので、そこをカバーできるカメラであればよいのです。他の細かい点は、写真家的アイデンティティに関わってはきますが、他者からしてみると理解できないただの趣味の世界です。)

その安定性を継承しながらも、おっ、なんか良いなと思わせる新しさがある。そこに進化を感じました。

背面はこのようにシンプルで、ミニマル。

好みです。

無駄を廃したボタン配置、仕事道具としては文句なしではないでしょうか。

液晶左側に全くボタンが無いことに気づくと思います。(5D系は再生ボタンやメニューボタン、削除ボタンが左側にずらりと並んでいる)

これがひとつのポイントで、右手のみの操作で撮影を完結できます。

何より、動画のことを考えての仕様だと思います。左手はレンズのフォーカスやズームに注力しながら、右手で録画、再生、露出を楽に行なえます。実際に使ってみるとその使い勝手がわかります。

そのようなデザインからくる操作性は、移り変わる状況で瞬間的な判断が必要とされるスナップ撮影にも向いているのかもしれません。

画力アップしている?

lemonade by canon6d
lemonade by canon6d

機構は同じでも、積んでいるセンサーは新開発(当時)のものなので、従来機より画力はアップしています。

上記は6Dでレモネードをjpeg、ピクチャースタイルスタンダード、キャノンレンズ35ミリ、撮って出し撮影したもの。

おなじみキャノントーンで、若干アマチュア向けの彩度高めで出てくる傾向はありますが、そのまま使えないレベルの派手さでは無いと思います。

程よいバランスです。

サイレントシャッターが使える

いつからそして、どの機種からこの機能がついたのかわかりませんが、Sシャッターモードが使用できます。確かニコン機が先だったと記憶しています。

上部ドライブモードのボタンより、くるくる回すとSシングルレリーズモードが選択できます。

この機能が何気に便利。

コンサートや対談やら、音を出せない状況の撮影ではとても役に立ちます。

ソニーのミラーレス等、現在は無音シャッターのカメラも登場しており、完全無音のフィールドは彼らに軍配が上がるのですが、これくらいの控えめシャッターモードの方が個人的には好みです。

何より撮ってる、という気がしますしね。

無音は撮れているのか不安がつきまといます。慣れればそうでもないのでしょうが。

最近流行っているソニーのいいヤツ。

ホワイトバランスどこ?

デメリットという程でも無いのですが、懸念点はホワイトバランスを一発で呼び出して設定できるボタンが無いということです。

5D系ではそこがシームレスに設定できるのに対し、メニューから行くしか無いのが少々面倒に感じます。

でもホワイトバランスをころころ変えて撮影するという状況は今のところ無いので、何も問題はありません。

ところで、ホワイトバランスをころころ変えて撮影する仕事って何かあるのでしょうか。

ストロボ接点どこ?

カメラの側面を開けると、いつもあるはずの、シンクロケーブルをつなげるあの接点が6Dにはありません。

スタジオ使用でのストロボ撮影をメインに考えている方は、この点注意が必要です。

ただトランスミッターをヘッドに付ければ全く問題ないので、その分ボディのコンパクトさを優先させたのでしょう。

まとめ

一年間、スタジオでも屋外でも仕事でガシガシ使用してきましたが、現在のところ特別に問題は起きていません。

サブ機として、またメイン機としても十分に使用できるカメラだと思います。

何よりフルサイズ機かつこの性能で、この価格というのは他に見当たりません。

5Dm4を30万で購入するなら、6Dを10万で3台導入してガシガシ使う方が、仕事内容によっては良いかもしれません。まるでライアン・マッギンレーみたいなキャノンの使い方ですが、それくらい安定感のあるカメラだと思います。

6Dで撮影した写真はフォトダイアリーに掲載していますので、参考にしてみて下さい。

→6Dで撮影したPhoto Diary

rawではなく全てjpegの撮って出し、ノートリミングで撮影しています。

以上、今更ながらの6Dレビューでした。