写真のフレーミングの差異

広告写真で言うフレーミングの的確さと、スナップ写真におけるフレーミングの的確さは違う。スナップにおいてはどれだけ普遍的で広告的な構図を回避できるかが時に求められる。スナップ写真で的確なフレーミングをしている時というのは、それは広告写真の文脈からすれば、甘いとか、緩いとか言われる状態にある。同じ写真でも畑が違うのだ。僕はスナップ畑育ちなので、そもそも広告写真が、特に何の規制もされない日本のズブズブで下品な広告写真が好きではない。もちろん好きな写真や写真家もいるが、それを取り巻く生態系のようなものに常に違和感と嫌悪感を抱きながら生きてきた。自分が東京にいる意味とか、働く意味とかについて、最近は考えることが多くなった。年末だからだろうか、気候のせいだろうか。憂鬱な空気を纏いながら、パッとしない空のように、金曜日のストリートを歩いていた。月末月初の繁忙で、思考が停止するのはよろしくない。でも何もやりたくない時だってある。もう何もやりたくないのだ。