「J.W. アンダーソン」がフォトグラファー募集、優勝者は来シーズンの広告ビジュアルを撮影https://t.co/8hmkUFShJF#JWANDERSON pic.twitter.com/KMObq1FpP8
— Fashionsnap.com (@fashionsnap) February 13, 2018
だめだ、30過ぎちゃってる https://t.co/sRV1Hn2XXs
— 田中 常丸 (@tokimarutanaka) February 13, 2018
「J.W. アンダーソン(J.W. ANDERSON)」が、2018年春夏のキャンペーンとしてフォトグラファーの公募を全世界で開始したとの記事が出ていました。
好きなブランドです。
ジョナサンのブリティッシュな感性、人となり。昨年はユニクロともコラボして、世界的に知名度を上げましたね。
なんと僕とほぼ同世代1984年生まれなんですね。
6枚の写真をウェブから送るだけで公募修了です。
ファイナリストには5000ポンド(75万円!)の賞金と、2018年秋冬のワールドキャンペーンを撮影できる権利が得られます。
しかし応募に年齢制限があり、18歳から30歳まで。
「だめだ、30過ぎちゃってる」
31の僕は、思わず反射的につぶやいてしまいました。
これ、ファッション写真家は30まででないともう芽が出ませんよ、世界には行けませんよ、という実質的なブランド側/業界からの宣告です。
若手の発掘をうたっているのは、真実だと思います。
日本国外における王道的なファッション写真は、ヒエラルキー、階級の世界ですから、もう撮る人は限られています。
構図的には、4,50歳以上のベテラン勢(メイゼル・テスティノ・テリー・マリオ・ロベルシ・ヨーガン・イネズたち)か
20代若手スーパーヒーロー勢(ジェイミー・ハーレー・タイロンたち)です。
二極化で、中間がいないんですよね。ベテラン勢はエディトリアルを撮る人は各国にまたがりバラエティ豊かにいるのですが、ワールド撮る人はもう大体同じメンバーです。
外から(特にアジア人)が入り込めないヒエラルキー的構造にあるファッション写真業界ですが、このような公募式はある意味ウェブ時代の”抜け道”的なもので、市場を拡散させより繁栄させるものだと思うのですが、年齢制限ばかりはどうしようもできません。
30以下の方は是非チャレンジしてみてください。
しかし、トキマルもまだまだ諦めてはいません。
いつかカール・ラガーフェルドからの指名で、シャネルのワールドを撮影することを極東の小さな島国で悶々と狙っております。
でも、カールってエイリアンみたいなものだから、死ぬ直前まで誰にもカメラ渡さず自分でキャンペーン撮っていそうですよね。
リスペクトです。
参照記事:
ファッション写真では無いけれど、大きくカメラマンについて。→https://www.tokimarublog.com/how-to-be-a-photographer/
ファッション写真を学ぶ本
日本のファッション写真が外観できます。2008年なのでもうちょっと古い感じあるけれど、今よりビジネス的には良い時代でしたね。
技術だけを学んでもファッション写真家にはなれないのですが、技術は最低限必要。先輩方のライティングを学べます。
これは読んだことは無いですが、個人的に気になったので。メモ。
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