イカ刺しと温泉と夜景の街

この世に、すごい輩とすごくない輩がいるとして、その両者を隔てるのはパーティーに着手する早さではないかと思う。Partyは多義語で、集まって飲食することや一隊、政治的な党派、関係者当事者、人、などという意味があるがここでは飲食的なものと団体という意味でのパーティである。その一行の開始時間はいつの間にか1時間早まっていて、11時だった。1130に目覚ましを設定していた僕は連絡を見るのが遅れ盛大に遅刻して二人のパーティがいるせんべろのお店「花笑豊」へと向かった。東京のせんべろとは全く異なるクオリティと雰囲気で、まるでカウンターだけの上級な小料理屋。平目の昆布締めと赤身、名前は忘れたけど揚げた魚の餡掛け、これにビア2杯がついて1100円。ジェフベックのライブ映像がずっと流れていて、大将が好きらしく理由を聞いたらキレがいいよねと一言。多分相当な音楽好き。札幌から来ていた隣のお客さんもビートルズが好きだと言っていた。その後、谷地頭温泉に入りコーヒー牛乳。この近辺のチェーン店「イカ太郎」でまたイカを食べてその品質に驚き、夜は駅から少し離れた鮨屋。軽く食べた後、良心的なタクシードライバーに出会い、函館山に登って名物である夜景を見る。ものすごい人でこれは観光人類学だ、と人類学の先生が言う。夜景を見る感動というのは写真には写らない。街に降りて、Iがペネロペ(酒に酔って正体の無い様である「へべれけ」の最上級語)になっていたので、一度ホテルに戻り、Kと二人でスナック。歌は歌わずにハイボールを飲んだ。