今年の4月に財布を新調した記事を書きました。
あれから6ヶ月経ち、結構傷んできたので新しく作ることにしました。
やはり痛みます。ただの100円のネームカードケースなのですから。それでも半年は持つということが判明しましたので、ランニングコストは年間200円です。ババババレンシアガの6万の財布も、トキマルウォレット(いま命名)も”貨幣を持ち運ぶ”という機能は同じです。
また同じケースを行きつけのクリーニング屋で「壊れたので下さい」と言って、使う手もあったのですが、家の中にあるもので自作してみました。
材料はこちらです。

展覧会や美術館に行くとよく置いてあるリーフレット。
こちらは先日、銀座シャネルにて開催された立木義浩さんの「yesterdays」という展示のものです。
こちらを使用します。(切ったり刻んだり、写真家には時に冒涜にあたることを承知の上、リスペクトを込めて制作します)
展覧会のリーフレットって、みんなこだわっているのでデザインも面白くて、紙質も良いものが多いんです。
1、カードと紙幣のサイズに合わせて折り込んで、1辺をパーマセルで止める。
ポイントとしては、紙幣の当たる内側の部分をサイドに折り込み、直接テープが触れないように止めることです。そうすることで出し入れのスムースさが向上します。
こんな感じに。
実際に紙幣5枚とカードを入れてみたところ。
紙幣には四つ折りにすると嵩張り、二つ折りだと収納面積が大きくなるという永遠のテーゼがあります。また、厚みと、折り目が沢山付くのは美学に反します。
四つ折りであればこのサイズより小さくすることは可能なのですが、前回の財布のサイズ感を参考に、二つ折りを前提に制作を進めました。
2辺がフリー状態でも良いとは思うのですが、安定性を高めるために
2、余った紙を使用して、右側を巻き込み、パーマセルで止める。
なんとなくコラージュっぽく、ファッショナブルに仕上がりましたね。
ポケットに入れていると、紙幣の飛び出た部分が曲がるので、カードを当てて持ち歩きます。
貨幣は人類が後天的に生み出した最も優れた発明のひとつとは言われますが、実体無き幻想でもあります。
そして今はキャッシュレス移行期間で、現金と電子マネーが混在するなんとも微妙な時代です。
そんな時代を楽に生き抜くために、自分で手を動かし、財布という既成概念を更新していく。
制作時間、3分。
素材、無料。
展覧会に行く度に、財布を変えることができる。
ミニマリストスタイル、ここに極まる。
ご案内
twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
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