ブログをしばらくサボっている間に
読み、書き、そろばんみたいに、動画撮影と編集が当たり前の世の中になっていました。
みなさんいかがお過ごしですか?
僕は最近、写真のことや、映像のこと、そして写真でも映像でもないような事について考え、面白そうなプロジェクトに首を突っ込んでは割と忙しくしております。ありがたいことです。
ファッションやメイクブランドの企業ソリューション関連で、簡易なムービーの仕事も今年から受注するようになりました。
それらの仕事とは別ラインで、個人的な”動画のようなもの”も制作しています。
instagramにも掲載していますので良ければチェックしてみてくださいね! →https://www.instagram.com/tokimarutanaka/
編集はもっぱらDaVinci Resolve使っています。
もともとハリウッドでも使用されるグレーディング専用ソフトだったのですが、ver15になって、グレーディングはもちろん、編集、サウンドポスプロ、ビジュアルエフェクトなどがワンパッケージで可能になりました。
アドビでいうところのpremiereやafter effect等が一つのソフトでできるイメージです。細部は異なりますが、premiereやファイナルカット等の動画編集ソフト使ったことがある人は、スムースにいけると思います。(追い込めば奥は深すぎますが)
DaVinciの良いところは、上記したワンストップエディット以外にも、最適化メディアによるワークフローを実現しているところです。
例えばこれにより、RED ONEで撮影した8KやRAWデータでも、ソニーアルファで撮影した画像でも、アイフォンやコンデジで撮影したH.265ファイルでも、同じような感覚で扱えます。
上記の動画は実際、家にある動画編集には非力なラップトップ(MacBook Pro)で編集したものです。
最適化メディアによる簡単なワークフローはこんな感じです。
1 素材を取り込む
カメラやストレージからDaVinci Resolveに素材を取り込みます。だいたい現行のフォーマットであればあらゆるものに対応しています。
2 最適化設定確認
非力なマシンでもさくさく編集できるように、メディアを最適化します。
その前に、最適化設定を確認します。
画面右下の歯車より
Master Setting > Optimised media and render cache >Resolution 解像度
で作業上、支障のない程度まで落とします。1/16まで設定できますが、とりあえずオートでもOKです。
Working FoldersのCash File Locationが最適化メディアファイルの一時保存場所になりますので、外部ストレージ等の容量の大きな場所を指定します。
3 最適化メディア生成
メディアページでクリップを右クリックしてGenerate Optimised Mediaを押すだけです。
簡単ですね。これでメディアが最適化されます。
使用する予定の素材は、ここで先に最適化しておくと後の作業が楽になります。
4 編集
エディットページにてタイムラインを編集します。
画像は少々荒くなっていますが、サクサク編集できるはずです。
重く感じる場合は、2の設定に戻って、解像度を調整し、再度最適化を行います。
5 グレーディングやCGエフェクト
グレーディングやフュージョンページでは最適化メディアで作業すると上がりに影響してしまいます。
適切なカラーや、エフェクトの影響度を正しく判断するためにも、ここではオリジナルで編集を行うことが望ましいです。
方法はPlaybackタブから、Use Optimised media if availableのチェックを外すだけ。
これにより、オリジナルクリップで編集可能になります。
6 書き出し
Fairlightまで編集を終えたら、Deliverページにて書き出しを行います。
書き出し時には、最適化メディアでの編集をオンにしていても、オリジナルで書き出しが行わるので安心してください。
以上、最適化による簡易的なフローでした。
動画制作している方はぜひトライしてみてくださいね。
↓ガイドブックにも詳しく書かれているので、DaVinci学びたい方はおすすめです。
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note : Tokimaru