冷蔵庫にジャガイモしかなくても、伝説的な味噌汁をこしらえる方法

 

お腹が空いたので、何か作ろうと冷蔵庫のドアを開けました。

出てきたのは、たったひとつのジャガイモでした。

瞬間的にドアを閉めようとしましたが、まてよ、これで何か1つできるかもしれない。そう思いました。スーパーに買い出しに行くには遅すぎるし、外食するにも服装がパジャマ過ぎる。古びた遺跡から発掘されたようなこの産地不明のジャガイモで、なにかひとつ作ってやろうじゃないか。

ジャガイモを持ってキッチンに立った僕は、既に気鋭の料理人のように挑戦的な気持ちでした。素材の味そのものを活かすにはどうしたら良いか、産地も不明で小さくもなく大きくもないこのジャガイモ。蒸して、バターを載せて、ストレートに味わうには、どこか頼りない。”何の変哲の無さ”を活かしながらも、その存在感を外部に大きくスケールできる可能性を持った調理法。かつ、レパートリーが少ないトキマルタナカの範囲内で表現できる料理。

ジャガイモについた泥を洗い落としながら考えを巡らせた結果、出てきたのは「味噌汁」という普遍的なものでした。

具材はジャガイモだけ。ミニマルで、禅の趣がある。しかし後に紹介するちょっとした具材を足すことにより、それはレジェンダリーな味噌汁となったのです。

1、水を入れた鍋を火にかけ、かつお出汁と手で大きめにちぎった乾燥昆布を投入する。

かつおだしは煮出して取り出すが、昆布はそのまま入れて食す。ジャガイモだけだと思っていた具材に、強力な仲間ができた。

2、頃合いをみて、ざっくり切った主役のジャガイモを投入。柔らかくなりすぎない程度に、ぐつぐつやる。

3、ジャガイモに日が通ったら火を止めて、味噌を溶かす。

お決まりのはなく、毎回色んな味噌を気分でファッションのように買い換えるタナカだが、信州味噌か、九州の麦味噌が好みだということが次第にわかってきた。今は山吹の無添加。基本的に味噌は”ナチュラル”なものなので、有名所の蔵で作られているものは大体無添加だ。冷蔵庫には入れずに、外に出しておくことにより、自然と発酵が進み味の変化を楽しめる。

4、器に「乾燥あおさ」を準備する。

3つめの隠し最強キャラがこれである。いつの日かとある寿司屋で飲んだあおさの味噌汁が心に残り、家で食べたくなり買っておいたもの。これがあるだけで、具材が少ない味噌汁でもいきなり伝説的になる。乾燥物なので、常備できて様々な場面で活躍する。ポイントは鍋に入れずに、出来上がったものに入れること。瞬間的に磯の香りが立ち上り、至福の時間が訪れる。

一瞬、ジャガイモよりもこの「あおさ」が主役になったかのような気がしたが、ジャガイモはそのサイズ感と触感のお陰でぎりぎり存在感を保っていたようだ。

冷蔵庫にじゃがいもしか入っていなくても、作る事を諦めてはならない。



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