メールボックスの整理方法

メールベースで仕事をしているので、メールボックスを空にすることは仕事を終えることを意味する。主に3つのアカウントを使っていてそのひとつはGoogleクラウドサービスが付属するビジネス用アカウントで、仕事の前にフィルタの整理をした。日常会話のようなものや撮影依頼、ニュースレターや関連企業のシステムメールと実に様々な種類のメールが届く。1日に200件くらいは来ていてそのうちの120件くらいを処理するイメージ。メールサービスにはだいたいフィルタ機能があって、条件指定によって受信ボックスを振り分けてくれる。例えばどこから来たメールはこのボックスに入れて開封済みにするとか、〇〇という言葉が含まれたメールにはこの定型文で自動返信する、といったような細かな設定ができる。今のところGmailがブラウザ、iPhoneアプリ共に圧倒的に使いやすい。メールベースで仕事をしている人は、このフィルタ設定をハードに追い込んでおくと、半自動化できて処理がとても速くなる。それは仕事の効率を上げ、ブルシットジョブの痛みを軽減し、重要な仕事や撮影依頼を見逃さないためにも必要なことだ。フォトグラファーというよりは、まるで事務員みたいなワークハック。

スティーブエリクソンの「Xのアーチ」を読み終えた。久々に小説らしい小説を読んだ気がした。愛と自由は二律背反関係にあり、愛を手に入れようとすればそれは所有となり、自由を手にしようとすれば愛は手に入らない。「アメリカ」を描いているはずなのに普遍的な感覚として響き、誇大妄想的なのに世界や歴史を書き換える可能性すら孕んでいて、大きな長い夢を見てしまった感じ。読み出すと小説から現実に戻るのに苦労したし、現実から小説に入る時は勇気を要した。柴田元幸のダークな翻訳がまたそれを助長していたように思う。

– https://linktr.ee/tokimarutanaka