ラーメンの撮り方、写真家たちの仕事を参考に

こんにちは、常丸です。

花や人物の撮り方は写真雑誌や教則本で多く語り継がれてきましたが、どういうわけか、ラーメンの撮り方を紹介する媒体はありませんでした。

痒いところに手が届くというより、全く痒くもない需要の無いところを突いてくる。トキマルブログです。

佐内正史さん

ラーメンの写真と聞いて僕が真っ先に思い浮かぶのは、佐内正史さんです。

写真を始めた当初からファンでもあります。

佐内さんは、2011年頃に「ラレー」という写真集を出していて、確か恵比寿のナディッフで展示をやっていたのを運良く見ることができました。

この「ラレー」はスタイリストの伊賀大介さんと、日々食べ歩いた”カレー”と”ラーメン”をひたすら撮影したもので、実際カレーとラーメンしか出てこない写真集です。

700部限定ということもありなかなか手に入りづらく、僕も店頭でサンプルを見たのみで所有はしていません。あるいは世界中のカレー・ラーメンファンが買い占めているのかもしれません。

これは間違い無く「ラーメンの撮り方」の教科書だと思います。

展示のインパクトが非常に強く残っているせいか、ラーメンを撮っている写真家と言われて、佐内さん以外には出てきません。

他にいましたら教えてください。

撮り方

さて肝心なラーメンの撮り方ですが、僕が佐内さんの写真から受けて応用しているポイントは二つです。

1、露出アンダーで撮る
露出をアンダー気味で撮ります。露出補正機能がついているカメラであれば、-1/3 ~ -1くらい補正をかけて撮撮ると良いです。

ramen2
アンダー気味で、ネギラーメン ©tokimaru 2015

ラーメン屋とカフェでは、そのキラキラ感に大きな差があります。出てくるメニューもカフェのメニューであれば明るくポップに(逆にプラス補正で)撮った方が美味しそうな印象になります。(稀にカフェのようなお洒落なラーメン屋もありますが。)

ラーメンは国民食であり、庶民的な食べ物です。広告の仕事の写真ではないのですから、キラキラさせる必要は全くありません。

薄汚れた暗い店内の雰囲気を、そのまま捉えることで、そこに「ラーメン」という存在が立ち現れてきます。

蛍光灯の色かぶりがあるくらいが臨場感が出ます。

ちなみに佐内さんはペンタックス67という大きなカメラで、席を立って、がシャン、と一発で撮っています。

ネガフィルムを使用しているという点も、アンダー目の露出と相まって、良い雰囲気を出すことに成功しています。

2、出てきた瞬間に撮る
不思議ですが、料理の鮮度や美味しさというものは写真にも影響するものです。

特に熱いうちにお店で食するラーメンは、湯気が立ち上り、伸びていないことが良い写真にするための条件となります。

美味しい写真を撮りながら、尚且つ美味しく頂くには、撮影に時間をかけてはいけません。

店の人にも迷惑になりますので、作り手と食材にリスペクトと感謝の念を持って、一発で決めます。

おそらく佐内さんも、ペンタ67で、がシャンと一発撮りだと推測します。

日本の写真家を知る3冊

佐内さんがラーメンを撮影するのには、好きだからという理由以外にも、自らの写真スタイルに則っているという理由があります。

写真家はなぜそのような写真を撮ったのか、そう考えることは、写真そのものを知る入り口です。

私たちが見ている写真は最終的な”アウトプット”にすぎず、その裏側、つまり撮影者には様々な人生や、思想や、物語があり、その上で写真が成立しているのです。

過去に読んだ、日本の写真家像(70s~2015)を概観できる3冊を。

数冊に渡りかぶっている人もいますが、面白いエピソードも盛りだくさんで、自らの写真を考えるヒントにもなると思います。

要チェックです。

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