宇多川町の放課後の部室で

気温は21度で外に出ると生暖かい風が肌をなめる。これを春と呼ばずして何と呼ぼうか。朝起きて少し長めの散歩をしてからオンラインMTG、午後はスタジオに行く予定だったが急な対応が舞い込み結局日が暮れるまで家から出られず。休憩時間に自重で筋トレをした。いつものごとく肩腕腹。最近はトレーニングの内容をあらためて考え、毎日体を動かせるメニューにした。メニューといっても簡単なもので、キャリステニクスとランと部位違いスクワットを毎日ローテーションさせるだけ。体の異なる部分に3日に1回の頻度で負荷を与えていくイメージ。何かに書いていた訳ではなく、それぞれをやっているうちにこのペースが心地よいと感じるようになった。しばらく続けてみるつもり。夜の9時ぐらいに仕事を終え、夕食を何にしようかと考えていたところで以前の職場のTとAから電話。いたずら電話のようなものだったが呼び出しと捉えて渋谷で合流。今日の渋谷の盛り上がりはとにかくすごかった。店も路上も人で溢れかえっていて、稼働率は120%という感じで全く入れる店がない。飲食店で皆が笑顔で飲み食いしているその光景は2019年に戻ったようだった。金曜日ということと、気候と、卒業と、あらゆる期待と諦観が重なっていて、人間の強さと文化を感じた。夕飯がまだだったので食事をしたかったが、二人は既にいい感じだったので最初から宇多川のバーへ。もえこと主任がカウンターにいてマスターの軽快なトークですぐに放課後の部室みたいになった。その後コタキとシュンさんも来た。1時過ぎに切り上げて帰りに近所のバーでギネス。そちらも満席でぎりぎり入れてもらう。新たに編集者のお二人と会えたけれど名前を忘れてしまった。おおさわさんと、もう一人の方。次はちゃんと聞いて覚えなければ。こちらも放課後の雰囲気で、バーとは日中の授業で緊張したり、頑張ったり、怒られたり、怒ったりした人たちが人間に戻る場所なのだと思った。それは僕にみうらじゅんと宮藤官九郎の「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」という本を思い出させた。50歳を過ぎてもずっと放課後のおしゃべりをしている先輩方がこの世界にいると思うとなんか安心できる。渋谷のカラフルなバーの世界線においては放課後の方が日中の授業よりも圧倒的に楽しいので単位を落としそうなのが怖い。永遠に卒業できない人。

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