川崎と蒲田のトライブ感覚

朝起きてHの家でドリップコーヒーをいただく。味覚障害が明ける頃のドリップコーヒーは禁断の飲料という気がして旨さが脳天を直撃して眠気が吹っ飛ぶと同時に身体の奥底から活力が湧いてきた。少しぐだぐだしてお昼をどうしようかということになり、川崎の丸大ホールを訪れた。満席の2時間制。11時になるかならないかという時間なのにほぼ全員が飲んでいた。今日は日曜日なのだ。もつ煮こみ、縞鯵の刺身、鳥酢、塩らっきょう、梅茶漬け、最後にもう一度もつ煮こみをリピート。火の入れ方がフレンチかというレベルで、素材を生かした調理で全てが大衆居酒屋の域を超えていた。しかしその空間は歴とした大衆食堂で、多摩川を挟んで蒲田と川崎でその生態系に変化が見られるように、蒲田と川崎のヒップホップの人たちが多摩川を挟んでライムでライブして決闘するような、そういうトライブ感を感じていたら都心に帰る電車を逃して、気づけばまた蒲田に着地していた。その後ハイボール39円とレバーの店に行くも満席で入れず、近くの居酒屋でハイボールを飲んでいるうちに、Qと近場のホテルを予約してしまい、風呂に入ってしまえばもう夜で、ホルモンをつつきながらレモンサワーを飲んで、H邸でオーストラリアのシラーを一本空けてから宿に戻り眠りについた。