読みました。
日本では、専門家のための専門誌や論文と、「水素水って健康にいい」みたいな”健康法”が同列に扱われており、科学や医療にまつわる情報が混沌としている。
死なない為には、事故以外の病気を未然に防ぐこと。防ぐには情報を持っているか、が鍵となる。
情報格差が寿命を決める時代に入ったのだ。
この本には2018年8月時点での、日本人がかかりやすい病気に関する最新情報が詰まっている。
ピロリ菌と胃癌の関係くらいは知っていたが、知らないことも書かれていた。
・私達が一日に得る情報は、江戸時代の一年分。そんな脳高負荷時代には睡眠が重要。
・メンヘラ、死にたい人への対応方法
・心臓系突然死の防ぎ方。AEDの価格、国内での使用状況と戦略。
・日本人のがんの25%は細菌・ウィルス性のもの。大腸がんに関して言えば、赤身・加工肉・飲酒・喫煙という要因はあるが日本人の体質が関係。
・40過ぎたら、年一で便潜血検査→ポリープ摘除で76〜90%で大腸がんを防ぐことができる。
・US等他国に比べ、日本の人間ドックやがん検診の受診率の低さ(20%程度)
・大腸がんの予防薬としてアスピリンが注目されつつある。
・酒は飲めば飲むほどポリープを増やす。運動の重要性。
・喫煙は脳卒中のリスクを3倍増やす。過度の飲酒と高血圧も危険因子。すなわち生活習慣で予防可能。
・子宮頸がんだけでなく、陰茎がん、尖圭コンジローマ予防のため男性もHPVワクチン接種を。(こちらも先進国中日本だけ接種率がずば抜けて低い)
・歯周病は臭いだけでなく、心疾患、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病の原因。喫煙は歯周病を助長させる。
・3ヶ月に1度の歯科医院でのクリーニング、鼻呼吸の重要性。
と、こんな感じです。
落合さんとの付録対談も面白かったです。
バブル終わりの1999年以降のように、今後のAI時代で職なしメンタル不調のおじさんたちが氾濫するというこれからを「産業や国の凋落に個人の人生が左右される時代も終わった」この過渡期は実は「再構築」のチャンスだと話しはじめるホリエモンのポジテイブさが好きです。
病気に打ち勝つには個人だけでなく、集団の生存レベルを上げていくことが大事。
読んで情報をインストールし、今日から死を防ぎましょう。
タバコは論外でとっくに辞めた。歯科と運動は既にやっているけれど、まだまだノーマークなものも多いです。
僕も30過ぎましたので、ハイパフォーマンス維持の為、予防しながら行きたい。
ひとまず便潜血検査とHPV打ってみようかな。
こちらはピロリ菌について詳しく書かれている。しかも検査キット付き。採尿して郵送して2500円別途で検査できるから、単体の検査キットよりもお得かも。
本いらずで検査キットだけの方はこちらを。
落合さんとの対談で話していたNMN。堀江さんがもっと低価格で提供できるプロジェクトを思案中とのこと。
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