ソロー的に外のような中で

朝、TK from 凛として時雨を聴きながら桜に溢れた近所のトレイルを4キロ走る。おそらく走るのにはあまりふさわしくない音楽だ。しかし今日の気分に合っていた。それにしてもTK、才能の塊。バイオリンのフレーズと入り方が気狂い(賛辞)アルバム「sainou」を頭から通しで流すと、ちょうど4キロ地点手前で「melt」という曲、これはパワーソング。ヨルシカというバンドのsuisがゲストボーカルで参加していて、これがまたフルマラソン完走間近の気分にさせる。ただの4キロなのにさ。この季節、しばらくはTK from 凛として時雨で走るかもしれない。夕方ごろ、月に1回行っている研修講師の仕事で弊スタジオへ。参加者のテンションによって内容も左右される。今日はあまり盛り上がらす。夜はYと家キャン。という名のただの家飯なのだが、写真に写っているものが今持っている料理器具と食器の全て。つまりアウトドアアイテムを家で使っているので、どうしてもキャンプみたいになるという。写真にしてみると、どこかで見たことがあるような絵だと思ったけれど、公園にいるホームレスの方々の食卓だった。彼らはよくキャンプ道具を使う。キッチン用品はもちろんチェアや寝床もどこで見つけてくるのか通なアイテムや使い方をしていて、アウトドアの工夫の塊だ。それは”外”における最適解をストレートに導入した結果だろう。2020年の初めだっただろうか、HDソローの森の生活を読み直して、この渋谷の片隅で森の生活を始めた。あの本が言いたいことはおそらくそういう事ではなかったのだが、僕は都合良いように解釈して、家の中で外のように暮らす実践をした。中が外であり、外が中であるような生き方。白菜と鶏肉とキノコと白滝で水炊き。ワインはオーストラリアのローガン家が作るピノグリの2021。この白が結構好き。ローガン家のワインはどれも美味い。

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