電話の喪失と冒険の仮固定

8時ごろ起きて昨夜のBBQの片付け。燃えるごみとペットボトルと缶に分別。Iがスマホを無くしたという。みんなで部屋とビーチを探す。同時並行で朝食の準備。奄美産のタンカンとヨーグルトとドリップコーヒー。このメンバーは朝食まで抜かりない。食事をしながら喪失についての対話。いつも身につけている身近なものほど無くしてしまうのなら、持ち物から親密さを剥ぎ取れば喪失は避けられるのではないか。では持ち物の親密さはいかにして希薄できるだろうか。人類学者がどんどん話の解像度と抽象度を上げていく。それでもスマホは見つからない。ぎりぎりまで粘り10時にホテルをチェックアウト。車に乗り込もうとしたその時、昨夜の若者が部屋にスマホがあるという。無事に回収して別れを告げて空港まで。電話を再獲得したIは生ビールを2杯飲んでいた。僕は昨日の酒が残っていて飲めず。鹿児島まで1時間弱のフライト。甲子園出場が決まった大島高校の学生と同乗で、半分は学生だった。滑走路で空港スタッフが応援の旗を掲げて見送るサービス。こちらまで応援したくなる。鹿児島空港でIと別れて、空港内の食事処でカンパチ丼。羽田へのトランジット待ち時間が長く4時間ほど。二日分の日記を書いて、缶ビールを飲みながら千葉雅也の「現代思想入門」西村賢太の「一私小説書きの日乗」を交互に読む。小説家の書く日記というのは大概面白いが西村さんも例外ではない。豪快な飲みっぷりと食べっぷり。毎日宝焼酎を1本、ジャンクとも言えるようなつまみで空けていく。宝焼酎は分量にラインナップがあるので、何ミリのボトルを飲んでいるのか気になる。破滅的だがどこか丁寧で繊細な作家の人生。鹿児島からは雨のフライトで、またネスレとコラボのピカチュウのキットカットをもらう。これで4本目だ。羽田に到着して第二ターミナルまで移動してタンメン。ここのタンメンがうまく毎回食べているのだが、皆がうまさに気づいたのか並んで待ってしまった。夜は旅の写真をバックアップしながらハーブティーを飲んだ。

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