「髪を乾かすことと、写真をプリントすることは、濡れたものを乾かすというその一点で同じである」
こんにちは、ときまるです。
うまいこと言おうとして、見事に失敗しています。
今日は僕が使用しているミニマルなヘアドライヤーについて。
延長コードやらドライヤーやら紅茶の話しやら。カメラマンのブログとは思えない、という読者の暖かな声を頂いております。
僕が仕事をすべきところは、ファッション誌でもカルチャー誌でもなく。雑誌でいうところのananやhanako、クロワッサンですらなく。
「婦人公論」や「婦人画報」や「婦人之友」あたりではないかと最近思い始めております。
マーケティングとデザインの問題。
家庭でもノビー使えばいいわけよ。
なんでも無印良品みたいになっちゃって、少し悲しくなるなぁ https://t.co/tnRkLMu7si— 田中 常丸 (@tokimarutanaka) December 2, 2017
参照記事:https://www.wwdjapan.com/515466
テスコムが作っているこの「Nobby」ドライヤーが家庭用にリニューアル販売されるというニュースから。
プロが現場で使用してる製品を、家庭用に向けて改良したようです。
顧客層を広げて販売数を伸ばす狙いなのでしょうが、おそらく中身はほぼ現行の「Nobby」でしょう。
tweetにもあるように、デザインとマーケティングを改めただけ。メーカーやOEM企業がこぞって利用する戦略ですね。
しかしこの「Nobby」ドライヤーは僕も3年程使用しています。
ちょうど以前のドライヤー(それもテスコム製でしたが)が壊れたタイミングで、一緒に仕事をしているヘアメイクさんに進められるがままに買ったのがこれでした。
性能・デザインともに徹底的に無駄を排し、確かな堅固性をもっています。(10年くらい使えるらしい)
ミニマルで、このNB2501はつや消しブラックモデル。
パワフルで、すぐ髪乾きます。
おそらくカメラマンはこの道具感、皆好きだと思います。
髪を乾かす、ただそれだけの目的の為に作られた、信頼できる確かなプロダクト。
ロングライフデザインで、実にナガオカケンメイ的でもある。
良いものを長く、心地よく使うほうが、結果地球環境に優しい。ミニマリストのひとつの理念でもあります。
ドライヤーはそう頻繁に買い換えるものではないので、美容機器としてあらゆるメーカーのマーケティング合戦が日々繰り広げられています。
でもなぜか、その多くがしょぼい。
機構がシンプルなだけに、ワット数が1200あれば、だいたいどのドライヤーも同じ性能であるような気がしてならないのですが、なぜかしょぼく作られている。敢えて廉価に作り、買い替えさせるかのように。
新しい「NOBBY」比較のために試してみたい気もしますが、壊れるまで今ので乾かそうと思います。
すごくおすすめ。
「写真家なら、髪乾かしてねえで、写真乾かせよ」
という声が聞こえてきたので、このへんで。
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