先日、松本までの小旅行。
「蕎麦をめぐる冒険」と称された、一泊二日の男三人旅。
朝蕎麦、昼蕎麦、夜蕎麦。酒蔵をめぐって、また朝蕎麦、そして帰路前のラスト蕎麦。
松本でひたすら蕎麦を食べるという旅。
少しだけ、蕎麦というものを理解できたような、出来ていないような。
「温かい蕎麦は論外。ざる蕎麦一択」
「掴みようのない店では一番上のメニューを注文せよ」
「名店にはツーリストが並ぶよりも更に30程早く並び、ムーブメントを作り出せ」
様々な憶測と、体験から生まれた変えようの無い真実が飛び交う。
達成困難な過密スケジュールを、軽々と超越してくる松本の名店。
長野の大地が育む、鮮血のように新鮮な聖水で作られた日本酒と獣肉、そして蕎麦。
今まで体内で生成された東京での食事の成分は、全て松本の蕎麦と日本酒に入れ替わった。
僕は蕎麦だった。
その旅の後、僕たちそのものが蕎麦となったのだ。
野麦

蕎麦が切れ次第終了の神店「野麦」
1時間程前に並んでしまい、松本の街をざわつかせた。

何も言えない、禅なる趣を備えた素晴らしさ。
おつまみもおいしかった。
手打ちそば あるぷす

松本駅から少し離れたところにあるこちらも名店、あるぷす。
名物”みずそば”は、出汁ではなくアルプスの水につけて食べることにより、蕎麦をのものを味わえる。
他は十割と二八そば。
善哉酒蔵

前代から続く歴史ある蔵。
事前予約で蔵の見学と試飲が無料でできる。
女将さんの解説と、手作りのぬか漬けも頂いた。
珈琲まるも

旅館に併設されたクラシックな珈琲店。
雰囲気はもちろん良い。
しかしレトロカフェにありがちな”そこそこさ”を裏切って、とてもおいしいコーヒーが飲める。
今回の持ち物

中身は、衣類ケース、吊るして使える洗面用具、カメラの3つ。
香港に手ぶらで行くくせに、今回はバックパックに2つだけ物を詰めていった。
今回の旅を共にした友人もミニマリストになっており、彼の方が小さな荷物で身軽だった。
なぜか。
僕は荷物そのものをもミニマルにしようと努めているが、同時に「旅行スタイルのバリエーション」をミニマル化している。
つまり、僕が外に出る時のスタイルは3つに限られる。
1、手ぶら
2、バックパックひとつ
3、バックパックとスーツケース
という3パターンだ。
1、の手ぶらは最小のスタイルではあるが、旅の着地点が想像できることが前提で、事前のイメージトレーニグの準備時間を要する。考え抜いて、ポケットに入る物を激選することになるので、その選択を誤った時のリスクは大きくなる。
なので着地点が読めない旅や、準備する時間が無い旅の時(出発直前まで仕事の時など)は、僕はよく2、バックパックスタイルを適用する。
2、バックパック であれば、そこに決められたものを放り込むだけで、そのまま出発できるからだ。
この方法を適応するには、それぞれのパッキングツールを限定することが重要なので、バッグやケース類はそれぞれ1つしか持たないようにしている。
エパーソンマウンテニアリングのバックパック
以前もこちらで紹介したバックパック。
価格も下がりお手頃になりました。
無印良品 ポリエステル吊して使える洗面用具ケース
これはお気に入りのアイテム。
歯ブラシや洗顔等のケースで、家のバスルームにもこれを吊るして使用しています。
旅に出る時は、そのままジップして、バッグに放り込めば完了。めんどくさがりには最強。
小さなインナーポケットが充実しているので、スキンケアアイテムが多い女性にもおすすめ。
ビジネスホテルでも家と同じ環境が構築できるので楽です。
僕の場合部屋に何も無いので、東京の家もビジネスホテルもだいたい同じ感覚です。
そのまま洗える衣装ケース
これもすごいです。
絶対無印の商品企画開発室に、めんどくさがりなミニマリストいてるでしょうと。
着替えを詰めて旅に出て、帰ったらそのまま洗濯機へ。
そのまま乾燥させて、クローゼットに収納できたら最強なのですが。さすがにそこまでは。
コンセプト的にはこれに近い
圧縮した物を再圧縮とまでは行かないけれど、衣装ケースに入れたまま乾燥させてそのまま持ち運べるような。
今後の商品開発に期待します。

冒険は続く
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note : Tokimaru
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