豚汁になれなかった味噌汁のはなし

 

久々に豚汁を作ってみました。

昆布とかつおで出汁をとり、大根、玉ねぎ、豚肉を入れて、味噌を加える。

それは自転車から補助輪を外すよりも簡単な出来事でした。

しかし、出来上がったものは僕が思い描いていた豚汁とは、程遠いものだったのです。

言うならば、豚汁になりきれなかった味噌汁。

”人間になれなかった猫”という、学芸会で小学生が演じる定番の演目があるのですが、響きだけ拾うと近いです。しかしそんなに感動もしないし、教訓のある話でもありません。ただ豚汁を作ろうとしたけれど、到達できなかった。ただそれだけのことなのです。

以前はきちんと”豚汁”を作れていた気がします。

しかし、考えてみれば作ったのは隨分久しぶりのことでした。

最後に豚汁を作ったのがいつなのか、思い出せません。6年、7年前?

「そうだ、豚汁にしよう」なんて日はそうありません。人は一体どういう時に、豚汁を食べようと思うのでしょうか。地域のマラソン大会やお祭りなどの催し物で配られているイメージがあります。

僕の場合、今回はたまたま豚肉が余っていたのです。

 

豚汁になれなかったのは、具材のせいでしょうか、出汁のせいでしょうか、それとも手順のせいでしょうか。

確か、人参、こんにゃくが入っていた気がする。でもこの味、なんだか七味唐辛子がほしいぞ、あれ、でもそれって豚汁ではなくて「モツ煮」だよな。

そのような思考を繰り返しながら、今、夕飯を食べ終わりました。

豚汁に思いを馳せることに精一杯で、なんだか食べた気がしません。

それでも”クックパッド”などで豚汁の正しい作り方をサーチすることはせずにおこうと思います。

これから歩んでいく人生で、ナチュラルに豚汁に出会う日まで、豚汁という存在を曖昧にしたまま日々を過ごしていこうと思います。

この先出会う豚汁の印象は、きっと一生忘れないでしょう。

小手先の知識よりも、身を削って学んでいきたいです。

 

人参、こんにゃく、ごぼうは入ってたかな?玉ねぎはありにしても、大根がありえない。?

 



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