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Essay

三浦アルプス

 

週末は山にいる。

電波の届かないところで、ただ呼吸をしている。気が向けば写真を撮ったりするが、そこにはモデルもクライアントもディレクターもおらず、ただ土と木と空気がある。そんな写真のスタンスにすっかりはまってしまっている。写真のスタンスは、そのまま生き方のスタンスでもある。本来僕は、”そっち派”だったのではないだろうかという気持ちになっている。ふらふらして、ゆらゆらして、テクテクあるいて、シャッターを押す。スタンスがいくらふらふらしていても、ゆるふわな写真は大嫌いなので、しっかり構えて、5.6は絞りを出して、できれば光がピタッとあたっているところを狙う。

三浦アルプスを歩いてきた。

南アルプスではない笑
三浦アルプスだ。

標高200~300mの山がいくつか連なっており、三浦半島の三浦郡あたりを指す。

miura alps
miura alps

東京湾の方から入り、4つの山を縦走して、相模湾に抜ける。

山に入り、海を目指して行く感じが良い。

距離は10キロ弱、時間にして4.5時間ほどだ。

縦走という響きも良い。同じ音に重奏があるからだろう、山と山を繋ぎながら歩調はリズムとなり、自然のメロディーが添えられて、進むほどにハーモニーを帯びてくる。

途中で湯を沸かして、お茶を飲み、飯を食べる。

そしてまた歩く。

ただそれだけだ。他にやることは何もない。

ところどころ、思うより藪や傾斜が深く、登山道が曖昧だった。
標高が低いため、夏は厳しいだろう。

今回はメインルートを辿ったけれど、沢を行くルートも楽しそうだ。

Miura Alps 2019 ©Tokimaru by Leica M10
Miura Alps 2019 ©Tokimaru by Leica M10