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Essay

銀座の長崎料理屋で

 

昨日は早朝より瑞穂町(東京都)で撮影のお仕事。長時間の移動の中に疲れた身体を埋めたまま、夜は銀座で政治学者との会食だった。政治学者の他には今アガりっぱなしのサービス系ECをやっている若者と、新聞社の方がひとり。謎の四人でテーブルを囲んだ。格好も職種も年齢もバラバラ。僕は割と謎の集団で飲むことが多い。それが楽しい。5時起きぶっ続けで仕事をして、仮眠する時間もなく、シャワーだけ3秒で浴び、15分の遅刻境界線で流し込んだ生ビールが、この世のものとは思えないほどの旨さだった。

長崎推しのその店は、料理はもちろんのこと、酒のラインナップから、内装から、長崎県が運営に関わっているかのような成り立ちをしていた。長崎にも芋焼酎があることを始めて知った。五島列島のその名も、五島芋。飲んでみると、宮崎のとも鹿児島のとも少し違い、荒くパンチがあった。それはまるでアイルランドの島で作られる”島系”シングルモルトのように、島特有の塩みと臭み(良い意味での)が共存していた。美味しかったな。

料理もまあまあ美味しかった。魚を食べて長崎の海の前で育った身として、いつも評価の基準が厳しすぎると言われる。それでもここのはなかなかだった。ただ料金とスタッフがザギンな感じで、対応はあまりよろしくなかったけれど。まあそんな店に、いつもの真っ黒パジャマみたいな格好とサンダルで行く僕が悪いのかもしれないけれど。