名刺がなくなりかけたので、追加発注した。
僕の名刺には名前とメールアドレスしかない。
独立してからここ数年同じデザインだ。そして今回も。
いつからか、フォトグラファーという肩書さえ無くしてしまった。
単に写真以外にもやっていることがあるから、という理由もあるけど、今の世界、名前とメールアドレスさえあればなんとかなる。
僕は実名で活動しているから、名前で検索すればサイトやSNSも出てくるし、電話は仕事の打ち合わせ段階になってからのほうが良い。
事務所の住所も支払いや請求段階にならないと不要だし、その頃には名刺はどこかに消えている。
名前しかないのは、俺は俺だという感じがしていささか傲慢に思えるけれど、会う人はシンプルですねと名前の方に注目してくれる。
それにしても名刺交換という儀式が未だこの世界から無くならないのはどうしてだろう?
これだけインターネットでアイフォンな世界なのに、小さな紙切れをこそこそしながら毎日渡し合っている。(特に日本人同士のイベントであるように思える)
僕の名刺は、そのような形式からの緩やかな離脱と言っていい。
紙切れよりも、合う人とのその時間を大切にしたい。
余談だけど、僕が写真を始めた10年くらい前に、年輩のベテランフォトグラファーが
「Gmailなんかのフリーメールのアドレスを仕事で使うなんて、プロじゃない、けしからん。信用を失う」
なんて話をしていたけれど、今はgmail使っているプロの方が多いよね。
その方もgmailになってたりして。
ご案内
twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
フォローはお気軽に。
→ノートでも写真とフォトグラファーコラム執筆中です
テクニックだけでなく、写真を仕事にする方法、効果的な営業方法など書いています。