NFT化する世界と新原宿駅

昨夜が遅かったせいか朝は文字通りゴロゴロしていて11時頃に起き出して日記を書いた。その後ホストしているいくつかのサイトのメンテナンスをして、NFTプロジェクトを進めた。日曜日なので業務連絡が少ないのがいい。デスクワークに集中できる。NFTは自分でも売れると思っていないが、少しの期待も含めて3点をオープンにしてみた。OpenSeaを触っていると実によくできたプラットフォームだと思う。実際に出品作業をしてみて、NFTにハマる人たちの気持ちが少し理解できた。仮想通貨を支払って写真のメタデータをブロックチェーン上に刻むという行為が、その操作感含めて気持ちいいのだ。もちろん作品を発表し販売できる事も面白いのだが、僕はむしろその行為性に脳の報酬系を刺激されているような気がする。

イーサリアムというブロックチェーンはトランザクションの度に手数料のようなものを支払う必要があり、ガス代と呼ばれている。そのガス代が一回で円換算4000円から6000円ほどするので、紙媒体で作品制作したほうが安く上がってしまう。おそらくそのようなコストが写真家のNFT参入障壁になっていると思いながらも、紙やプリントよりもデジタルの方が高値になるという事実には資本主義経済と現代美術の関係性がそのまま現れている。

ところで、OpenSeaのようなNFTプラットフォームをインスタグラムのようにギャラリー的に使うというのはありだと思った。NFTマーケットのデータベース的利用。むしろインスタにNFT性が組み込まれる日も近い気がする。ストックフォトのような権利ビジネスもブロックチェーンのテクノロジーを使うことで、引用と譲渡と所有の商業利用がより明確になり、どこかの強い一社ではなく、クリエイターにきちんと還元されるようなエコシステムが構築されるだろう。なかなか面白いので、また次の作品を現在準備中。

今日の写真は原宿駅。いつのまにこんなに綺麗になった。一瞬セブンイレブンかアップルストアかと思った。原宿は古くから記号だったが駅自体はゴミのようで言語的だったはずなのに、すっかり駅舎まで記号的になってしまった。現実世界もNFT化しているのかもしれない。

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