こんにちは、ときまるです。
ここだけの話し、あまりミニマリストと名乗りたくはないのですが、ブログSEO上使っています。
ミニマリストって別に人の役に立つわけではないですからね。
家とか、モノとか無くして、むしろ他人を頼るということになりかねないです。役に立つというより迷惑をかける可能性の方が圧倒的に高い、それがミニマリストです。
だから先にごめんなさいと謝っておきます。
ミニマリストかどうかは抜きにして、ノートの整理術は役に立つかもしれません。そんな思いで今回は僕が試行錯誤の末たどり着いたノート術を書いてみます。ありきたりですが一度この企画やってみたかったんです。本質的に文房具フェチなのかもしれません。
デジタルとアナログを併用する
ノートを整理すること=思考を整理すること
だと考えています。
現代はデジタルのノートアプリを使っている人が多いでしょう。
ミニマリストであれば、デジタルだけにして、紙のノートを切ってしまいがちです。
しかしアナログとデジタルの併用に落ち着きました。その理由は哲学者の千葉雅也さんがわかりやすく書いています。
「書くことの有限化」についてさらに言えば、デジタルな方法に加え、手書きを併用することも重要です。僕の実感としては、紙のノートへの手書きでは、アウトライナーでの箇条書きよりもさらに強く、有限化が働きます。
– 千葉雅也「勉強の哲学」より
…タイピングよりもペンで書く方が、手が疲れます。…書く内容が強く絞り込まれるので、手書きは、考えの「太い」部分を整理するのに役立ちます。
打ち合わせや、読書・映画中のメモは紙ノート。仕事のアイデア出しや、少し長めの文章を書く時はデジタルという使い分けをしています。また紙に書いたものを写真に撮り、ノートアプリに入れるということもよくやっています。
ただ一冊のノート
今までは、撮影用ノート、ブログ用メモ帳、その他、みたいにいくつかノートを使い分けていました。
カメラ同様に、知らぬ間に増えていくのがノートです。
それらを整理し、今はこの一冊に全てまとめています。

ノートは何でも良いのですが、サイズ感とゴムバンドの使い勝手がよいモレスキン使っています。ソフトカバーで、適当にバッグに放り込んでもまとまってくれます。

書く内容は
・仕事のアイデア
・撮影ラフ
・予算管理
・日常のメモ
・イラスト
・読書、映画メモ
・インタビュー(聞き取り)
・歌詞
などです。内容は制限していません。書きたいものを書きたい時に全て書いていきます。
今僕のノートを見返すと
石川直樹の機材
ドラッカーの言葉
トム・クルーズとキャメロン・ディアスがアゾレス諸島、航空券32万。
SF的な夢のはなし。
佐藤健寿のカメラの話し
NEMの秘密鍵
マルコベイリーがどのようにしてFUSEのレジデントDJを務めたか。
ポーラ美術振興財団、若手芸術家の在外研修助成
– Tanakaのノートより
などなど。キリがないのでこの辺にしておきますが、あらゆることが書かれています。
重要なものや、バックアップの必要な内容は後述するノートアプリに写真で保存します。

裏表紙にポケットがついているのが何気に便利です。ステッカーや領収書など、適当に入れて、気が向いた時に整理しています。
何でも書いていると大体1~2ヶ月くらいで使い切ってしまいます。
次のノートに引っ越しする時に、重要な情報を持ち越したいという悩みが長らくありました。一時期は新しいノートに書き写したりしていましたが、面倒で辞めました。
このノート引っ越し問題は、小冊子を使うことで解決しました。
こいつです。

博報堂のプランナーである佐久間英彰さんが開発した「ジブン手帳」というシステム手帳があるのですが、それに付属しているLIFEという小冊子だけを使っています。(他は捨てます)
長期的なスパンで使う情報、例えば、旅の記録や証券会社の口座情報、連絡先などはこの小冊子に記入できます。そしてノートに挟んでバンドで止めておけば一体化した風に持ち運べます。
LIFEノートは同じものをずっと使い、モレスキンは埋まり次第新しいものに買い換えるということです。

今は4本のペンを使っています。
ハードコアなミニマリストからすれば、一本じゃないの?と思うかもしれませんね。
左からジェットストリームの三色ボールペン、パーカーボールペン、ラミー、油性マジックです。
日常使いが左2本で、右2本は主に現場(スタジオ)や出先で使用することが多いので常にバッグに入れています。どこにでも太くかける油性マジックはなにかと便利です。
デジタルツール
メモアプリは様々使用してきました。長いあいだMacの標準メモ帳がトップの座を占めていましたが、今はこちらの2つに落ち着きました。
Evernote

おなじみエバーノートです。
メンバーシップ加入時期を確認したら2008年でした。もう12年も使っていることに驚きです。
最初はモバイルとデスクトップ間で同じ環境で使えるだけで感動していた記憶があります。
様々なアップデートを重ね、とても使いやすい仕様になりました。
この手のアプリは、倒産などによりサービスが終了するとメモがなくなってしまうという不安がつきものです。エバーノートも経営状態が必ずしも良い時期ばかりではありません。しかし検索性やアプリの使い勝手がとても良いことから、ファンが世界中にいるおかげで、なんとか続いているのではないでしょうか。どこかに吸収される可能性もゼロではないですが、たぶんそれまで使い続けます。
Workflowy

もうひとつは、アウトライナーのWorkFlowyです。
エバーノートが文章、写真、音声なんでもこいの万能ノートであるなら、こちらは箇条書きしか出来ないシンプルなアプリです。
アウトライナーという形式的記述ができるので、文章を書く以外にも、TODOや、サイトマップ作ったり、台本書いたり、様々な使い方ができます。特にアイデア出しには威力を発揮します。
昨年末に導入したばかりですが、もうこれなしでは生きられないので、年間契約のProプランで使っています。
フォントや画像のことを一切気にしないで書けるので、思考だけに集中できます。
まとめ
使用例とともにノート術を書いてきました。
使っているノートは全部で3つです。
・紙ノート
・Evernote
・WorkFlowy
スケジュールはGcal一択。手帳は使いません。
デジタルを中心にして、アナログノートを一冊だけ補助的に使うというスタイルに落ち着きました。
ノート術はそれぞれの仕事や生き方が出る部分ですので、他の人の話しを聞くのも面白いです。
モノ(道具)や書き方のスタイルに凝りまくって、肝心な人生や計画が全く前に進まないという本末転倒な状況にはなりたくないですね。笑
手帳マニアや文具マニアであれば、それが楽しいので良いとは思いますが。
今回紹介した自分の例も、今だからこうなっているわけで、今後ライフスタイルが変わる度に、変化していくのだと思います。
なにかと参考になれば嬉しいです。
それではまた。
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Comments
One response to “ミニマリストのノート術”
[…] その隣は本(Haruki Murakami)とノート。今読書は全てキンドルなのですが、小説はペーパーバックを一冊だけ持つようにしています。バッテリー切れた時やディスプレイに疲れた時でも紙だと楽です。緊急時はトイレットペーパーとしても使います。(海外バックパッカーじゃないんだから)なぜか春樹を英語で読むのがブーム。アナログノートの活用術についてはこちらの記事で書いています。 […]