こんにちは、常丸です。
福岡でフライトを待つ間、大学時代の友人とお茶をしました。
僕が2011年に出版したファースト写真集、「IMAMURA」に登場する彼、今村です。

http://theindependentphotobook.blogspot.jp/2012/10/tokimaru-tanaka-imamura.html
懐かしいですね。
この写真はイマムラを一年間追いかけ撮り続けて、まとめたものです。ピーナッツを食べるイマムラや、洗濯物をたたむイマムラ。色んなイマムラが入っており、本を閉じる頃には、イマムラが一体なんなのかわからなくなってくるという仕掛けです。
ポートレイタルなドキュメンタリー。写真のスタイルは一貫してこの頃から変わっていないですね。
1年間同じ人間を撮り続けるということは、家族や恋人でない限り出来ないことだと思います。恋人でも家族でもないイマムラを撮影できたのは、写真をやりはじめた初期衝動の力もあると思いますが、同じ街に住んでいたひとときの奇跡ではないかと。
僕が初めて放った「イマムラ」は写真界でほんの僅か話題になり、私的写真集選手権という賞に見事入選しました。そして
このフォトテクニックデジタルという雑誌に掲載されました。
その時すでに、カメラマン(アシスタント)として仕事はしていましたが、作品が入選するといったことは初めてでした。
これが写真作品制作について考えるきっかけになりました。このきっかけが無ければ、職業カメラマンのままで、ただ生活の為になにも考えずクライアントの写真だけを撮り続けていたかもしれません。
そういう意味で僕にとってこの「イマムラ」は大きな意味を持つのです。
そんな今村が新年早々僕に自慢してきたことはこれ

今村「みて俺のiPhoneケース、パスモ入るんだ。いいでしょ」
常丸「…」
[今のiPhone、クレジットカードからスイカからチケットまで全部入りますからね。物理的ではなく]
この記事を読んで下さい。読まなくても周知の事実です。
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