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Essay

表参道

ちょっと用事があって夕暮れ時に表参道を歩いた。

ずいぶん人通りが回復している。街を行き交う人々はみんなマスクをしていた。

人のいない表参道を少し恋しく思う。近所で散歩圏内なので、渋谷駅をぐるりと回り込んでいくルートとしてほどよい。緊急事態宣言が出されていた頃は良く歩いた。

表参道、2020年4月

4月ごろはランナーと、わん公くらいしかいなかった。

きっと表参道よりも、裏参道な性分なのだと思う。(裏参道は実際存在する。千駄ヶ谷方面に)

とにかく人出が戻ってきてよかった。

4月の韓国、5月の九州、8月のフランスが飛んでしまい、次の目的地も旅程の立て方も忘れてしまった。

多くの人がそうだと思うが、移動が制限されると居住地と親密になっていく。

近所の山には定期的に登っているけれど、だいたい渋谷に缶詰状態だ。

どうせ缶詰にされるなら、中央線のボヘミアンな街がよかったなと思うんだ。そう、吉祥寺、八王子、高円寺、中野に国分寺。音楽と人と食と、やべえやつら。アンティークにカフェに古着に喫茶店。女人禁制の焼き鳥屋。芸術と水とサニーデイ・サービス。とても写真的な街だし、写真を撮るならやっぱり中央線ではないかと。

そう言いながら写真はどこだって撮れる。贅沢は言っていられない。

雨予報だったのに、光が差してきた。

今日も暑くなりそうだ。

表参道、2020年6月

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