こんにちは、ときまるです。
少し前に、写真のセレクトについて考えました。
今回はセレクトのソフトウェアについて考えてみます。
「セレクトするにはどのソフトが良いのか」
写真している人は誰しもが考えていることだと思います。実際質問も多く、トキマルブログ検索ワードでも上位にランクするトピックです。
Aperture

アップルが作っていたプロ向け写真ソフトウェア「アパーチャー」です。
残念ながら2014年にアップデートストップで、実質開発終了しています。
今考えると、やはりこれ最強だったかもしれないです。
・テザリング出来る
・セレクト出来る
・超軽くて操作軽快
・フォトショップで出来る簡単な編集可能
・多数の画像をバッチ処理可能
・多くのRAWファイルに対応している。
・現像出来て、クオリティも高い
・国内提携ラボからそのままプリント、ブックの作成可能
プロに必要な要素、ほぼ全て兼ね備えています。
大量の写真データベースを構築できて、かつ動作が早いというのが何より良いところでした。
しかも編集(アウトプット)もできて痒いところに手が届く。
アップデートの終了は、写真系はアドビにまかせて、あくまでアップルの生態系としての写真ソフトだけでやっていくとの判断なのでしょう。
残念です。
Photos

それから、アップル純正の写真ソフトは「iPhoto」となりました。
iPhoto時代はまだ多少凝ったことが出来ていました。
その後上写真の「Photos」に集約されて、フラットデザインでiOS版と同等レベルの編集を備えた、誰にでも使える簡易ソフトとなりました。
プロは嘆いたアップデート(ダウングレード?)だったのですが、人類的にみると良かったのかもしれません。
不要な物を全て省いて、超シンプルなインターフェースに、快適な動作。
僕もiPhoneで撮った写真を編集する時は使用しています。
レーティングも♡だけという、何とも二元論的。でもその潔さは、慣れると結構良いものです。
★が1〜5まで使う機会はプロレベルではあるけれど、日常レベルだと確かに必要ない。1つあれば十分ということで、♡なのでしょう。
iCloudにより、iPhoneで撮影したものがそのままシンクされているのも最高です。(これはアパーチャーでも可能だった)
懸念点はExposure/露出のコントロールが輝度ベースではないというところでしょうか。露出を上げると、ハイライトは崩さずに、シャドウを持ち上げるというような、とても凝った調整になっています。
こういうプロが一つ一つやっている作業を、「露出」だけに集約し、誰でも簡単に美しい写真を作れるようにしたつもりのようですが、アイフォンで撮影されたjpeg画像はどうもそれに追いついていない印象です。
トーンカーブを搭載していないのも使い勝手が良くないです。
今後に期待します。
Lightroom classic cc / CC
そして先述したアパーチャーに最も近いのが、現在はやはりライトルームという印象。
こちらで書いています。
→新しいLightroom CCを使ってみて感じた良いところ3つ
classic cc も CCも使用していますが、どちらにもメリット・デメリットあるので使い分けが必要です。
失礼な言い方ですが、Aperture無きの現在、最もましなソフトウェアでしょう。
あとフォトショップに付属のBridge(ブリッジ)でいいじゃんと言われることもありますが、ブリッジは遅いです。
しかも、大量の写真を扱いづらく、フォトショップ編集時のシームレス感が今ひとつ足りない、追いつかない。
一枚の写真をブリッジから立ち上げて、フォトショップで編集という時はクオリティも出せて最強なのですが、大量処理、データベース的扱いには向いていません。
そういうわけで、ライトルームの方が使い勝手が良いのです。
無料では無いですが、プロであれば編集ソフトは必要経費ですので、写真業界活性の為にもリーガルにサブスクライブしたいところです。
一月1000円ちょっとで、LightroomとPhotoshopとBridgeとクラウドストレージが使えるフォトプランはやはりお得です。
フォトのつばさ
プロであれば必要経費として写真ソフトウェアに金銭を出し渋るなという結論になりそうなところでのキラーパス。
セレクトに特化するなら、最強のソフトがジャパンメイドで存在します。
間違えました。
キャプテン翼ではなく、フォトのつばさです。

残念ながらウインドウズ専用ソフトです。
昔ウインドウズ環境の事務所にいた時に使用していました。
キャプつばのように、爆速で動きます。上に挙げたアパーチャー、ブリッジ、ライトルームの比にならない程速いです。
レーティングとピントチェック、これに限るならこのソフトの右に出るものはいないでしょう。
ただ、問題は、それしか出来ない。
プロが使用するにも、結構特殊な環境です。
セレクトだけで良い仕事があるのなら、だいぶ負担は軽減されるのですけどね。
写真を扱う仕事でウインドウズ環境というのは滅多に無い現在ですが、もしそういう中でスピーディーなセレクトで能率上げたいという方は使ってみてください。フォトつば、おすすめです。
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