おっはよー!ときまるです。
アラーキー風に登場です。
今日はなんてことのない朝食を撮ってみました。
誰でも一度は、自分の朝飯を撮影した経験があると思います。
写真というのは現場性が付き物で、絵と違って、その場に居合わせなければ撮れないものです。
朝食という最も身近なものを撮影することは、一見馬鹿げたことに思えますが、そういう意味で実は写真の本質を突いている。
目の前に在るものしか撮れないというのが写真だから。
(ややこしくなるので、ここでは昨今ブームのファウンドフォトは考えないこととする)
飯を撮ってきた写真家たち
朝食を撮影してきた歴代の写真家達は沢山います。
こちらも同じくニューカラーの東京タワー、スティーブン・ショア。アメリカをロードトリップしながら、朝食、夕食、トイレの便器まで撮りまくっています。
ドイツの巨匠、ティルマンス。僕の大好きなこのパイセンは、時代により写真が全く異なるので要注意。この一冊は朝食系の時代。
そして大先生、荒木経惟さん。日本写真界において、私写真という流れを作り出した今も現役で撮り続ける写狂老人。日常を撮らせた右に出る人はいないだろう。
上記の四冊は僕も持っていたラインナップで、どれもオススメ。
写真、カメラを始めたいという人には、変な参考書やテクニックだけのカメラ雑誌読むよりも一番勉強になるし、早いと思います。
四人とも超重要作家なので、持ってない人は全て買ってください。↑リンク貼っています。
タナカの朝ごはん
さて、ときまるの朝食ですが、夏の光で朝撮るとこうなります。(トップの写真)
冬だとまた調子が全然変わってきます。
古い日本式のアパートを様式にリノベしているので、窓の位置が低く、そのせいで影が強く付いていますね。
写真を撮る人は、光に意識的になるので、そのようなことを一枚のなんてことのない写真から読み取り、想像することができます。
写真は「見る」だと思いますが、「読む」ことができるようになると、その楽しみ方も大きく変わってきます。
とても地味なものですが、写真の面白さと深さはそのあたりに有るのかもしれません。
たかが朝食でも、ある程度長いスパンで撮影していると、あの時はこういうもの食べてたのか〜とか、ああそういえばあの街のこの部屋に住んでいたなぁとか、変化がわかって面白いです。
最近のメニューはこんな感じですね。
普段はベーコンは付けませんので、これはフルブレックファストバージョンです。
その日の調子により、ここから卵が抜かれたり、リンゴだけになったりします。
ヨーグルトも少し食べますね。
これは3日程前の写真で、今日はまだ食べていないのでお腹が空いてきました。
飯にします。
皆様もよい週末を。
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