エプソンのプリンタ、PX5Vで

プリントを整理していたら、5年程前の写真が出てきた。ファイルから出して、その表面の美しさに一瞬見とれてしまった。エプソンのインクジェットプリンタで出力したものだが、それはまるで今さっきプリントされたばかりのようにツルツルしていて、塵ひとつ付いていなかった。

自分のプリントに見惚れるというのも、変な話だけれど、おそらく最近プリントに触れることが少なくなったからだと思う。

事務所の引っ越しと同時に、プリントは全て外注化したので、プリンタも手放してしまった。大型の為場所もとるし、インク代と労力と時間を考えると、ミニマルスタイルの僕には割に合わなくなったというのがその理由だ。

今デジタル写真を出力するなら、全てコントロールできるインクジェットの方が有利だ。最近のプリンタは進化もすごくて、発色も色乗りも、ペーパーのバリエーションも多く、銀塩プリントよりむしろデジタルとの親和性は高い。

ただ問題は、インク代とメンテナンス代と、出力の労力だろう。僕が使用していたプロユースのPX-5Vは9色インクで、インク代が18000円程。毎回ブック用のA3ノビをプリントするたびに、紙代とは別に18000円がかかってくる。またしばらく使用しないとインク漏れやスレが出てくるので、その度メンテナンスが必要になる。インクパッドが消耗品になっていて、2、3年経つとメーカーに郵送し内部交換してもらわなければならない。そして大判を出力する度にトーンを調整して、トリミングして、プリントボタンを押して出てくるのに2分、完全乾燥に半日〜1日かかる。

これらの手間を考慮して、外注化した訳だが、自分でプリントするというのはやはり写真の楽しみのひとつである。

事務所のスペースが大きくなったら、また導入したい。

現在は5Vの二型が出ている。

epson px 5v
モデルたちのポートレート。ファイルして暗所保管なので全く色あせはなかった。エプソンの顔料インクとペーパーであれば50年は持つとされている。結構、長い。