ファンタジック・ワールド

相澤氏に出会ったのは、お昼、リンガーハットでちゃんぽんを食べようと東急本店通りを渋谷方面に南下している時だった。ほぼ夏のような太陽がトップから差していて逆光気味の光の中から僕の名前を呼ぶ声が突然聞こえた。誰だろうと目を凝らすと、昔の同僚の相澤氏だった。数年ぶりにもかかわらず昨日まで一緒に働いていたかのようなあの飄々とした感じで、道端で話しをした。誰が辞めたとかいるとかいないとか、会社の業績とか、今後の見通しとか。氏と出会って8年くらい経つことに驚いたし、もうあのファンタジックワールドからそのような年月が流れてしまったことに、郷愁と何か後ろめたさのようなものを感じた。一人をトリガーとしていろんなことを思い出すもので、事件も辛いことも多かったが楽しいことの方が多かった時代だと今では思う。あの場所で培った関係性が今もゆるく続いていることを嬉しく思うし、あの時のメンバーがいるからこそ僕は今ここで生きているのだと思う。そして皆んなが元気であることを願っているし、きっと元気なのだろう。飄々とした相澤氏のように。渋谷のリンガーハット、券売機が最新型になっていてPayPay含めあらゆる決済方法が使えるようになっていたし、先月の長崎のリンガーハットよりも美味い気がした。野菜ではなくて普通のやつにした。

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