東京の桜は本日が満開です

おそらく僕の音楽ライブラリで最も再生しているMiles DavisのKind of Blueを朝から久々にかけてみた。千葉、中央線、渋谷と移動してきて生活の節目にはいつもこのアルバムがあった。というよりあらゆる場所で朝の所作と共に常にあった。最近あまり聴いていないということは自分の、あるいはこの世界の何かが変わってしまったのかもしれない。村上春樹の小説の中でねじまき鳥が鳴かなくなって何か不吉なことが始まるように、マイルズデイヴィスが鳴らなくなったのだ。そういえば先日フーファイターズのドラマーが死んで、写真界で著名なアートディレクターと、とある編集者も死んで、訃報が続いている。今日はデスクワークの日でさすが月曜日と言わんばかりのメールと対応の量だった。夕方に仕事で近しい人と2本の電話をして、一人は会社を辞めるという報告、もう一人は新しい彼女ができたとの報告。春は出会いと別れの季節と書けば陳腐だが、一言で言うならそうなるのだろう。昼間に近所を歩いてみると東京の桜は満開で、多くの人で賑わっていて、竹下通りも満席で(席はないが)、そういえば春休みなのだと思った。北海道の列車を予約して明日は長崎の宿を押さえなければならない。夜、アボカドを切ってみたらまだ硬く、食べられたものではなかったのでラップに包んでその辺りに放置した。マイルズデイヴィスが再び鳴り始めた。

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