最近は自粛せずに、もう普通に暮らしている。
そう言うと怒られそうなので、付け加えておけば、「三密」は避けています。(さんみつ、と言葉を発する度に、なぜかいつも「壇蜜」が僕の頭の中をよぎる。壇蜜は避けても避けられない。むしろ、密になりたくても簡単になれない、それが壇蜜だ。何を言ってるんだろう)
インフォデミックという言葉があるように、正しい科学的情報を得ずに、多くが怯えすぎだ。そのような人たちは、テレビをみて、常時インスタやツイッターやフェイスブックを見ているのだろう。
電車は空いてて移動は快適。お気に入りの定食屋も独り占め。子連れ狼に親戚集合でマスク会合、むしろ、近所のスーパーやストリートの方がよほど危険。
キャンプを”自粛しなければならない”ので、家でキャンプをする「家キャン」なるものが流行っているようです。
その気持、わかります。山の道具を、家で使うのは結構楽しいから。
僕はものを持ちたくないという理由から、山の道具を家でもよく使っているけど、考えてみればそれは毎日家キャンしているようなものだ。
テントと寝袋は持っていないから、そこまで本格的な家キャンはやってないけれど、もし持っていたなら、部屋の中にテントを立てて、寝袋で寝ることを試したかもしれない。想像するだけで小学生のころに戻れるかのようだ。
家キャンに簡単に入れるアイテムは、マグだろうか。
部屋の中の全ての家電をOFFにして、森や川の環境音を小さく流しながらこれでコーヒーでも飲んで目を瞑れば、都心にいながらにして大自然を感じることができる。かもしれない。
snow peak チタンシングルマグ 300

チタン素材で丈夫で軽くて、インダストリアルなデザイン、アウトドアな出で立ち。
マグはたくさんあるから、どれを持つべきか正直迷います。
上記写真の、チタンシングルマグ300を選びました。チタンの軽さと耐久性と、そのなんでもないデザインが気に入ってます。
選べる容量と種類
220ml, 300ml, 450mlというバリエーションが選べるのも嬉しい。
キッズには220でしょうか。小さくてかわいい。スノーピークのオフィシャルサイトにはアイテムを使用した写真があります。やはり道具は、想定された場所で使用することで、一気にその雰囲気が立ち現れてきます。これを見て、キャンプ道具における環境写真の重要性を改めて感じました。
素材は、ステンレスとチタンから選べます。
スクーの記事にも書いたように、それぞれ特徴があります。マグに関しては容積がある分、重さが顕著にあらわれる。チタンの少しザラッとした口当たりが気になる人は、ステンレスが良いかもしれませんね。
そして更に、シングルウォールとダブルウォールという2タイプが存在します。
ダブルウォールは名の通り、二重構造になっていて、飲み物の温度変化を抑えることができます。その分、重量も重くなる。家キャンや、キャンプなど、重量を気にしないアクティビティではダブルの方が使い勝手は良いかもしれないです。シングルは全ての荷物を背負って歩く、トレッキング野郎かミニマリスト向き。
またシングルウォールの利点として、直火にかけれるということが上げられます。メーカーは推奨していないけれど、飲み物を入れて、そのままバーナーにかければあっという間にホットドリンクの出来上がり。これは一度やってしまうと、病みつきになる簡単さです。家でもガスコンロにかけてしまいそう。
ナルゲンボトルと密になる
また、個人的に300mlサイズを使うにあたって、外せないポイントがあります。
それは

ナルゲンボトルがチタンマグ300にすっぽりと収まってしまうのです。
バックパックの容量が限られた冒険においては、持ち物をどれだけスタックできるかが生死をわけます。
いつもマグの中に、コーヒーやお茶を詰めていたのだけれど、この二人が密になることを発見してからは、このようにして持ち運んでいます。
人と密になれないぶん、ナルゲンとチタンマグを密にさせておく。なんという発想。これには小池知事も何も言えないでしょう。
ナルゲン(発音的にはナルジン)ボトルも使えるアイテムなのでまた別の機会に紹介したいです。
チタンマグで何を飲むのか
チタンマグでは何でも飲める。コップだからそれは当たり前だ。
山では、コーヒーかお茶を飲むことが多いです。
最近は、バタフライピーというハーブティーが、山頂でキマることに気づき始めた。(怪しい脱法系じゃないヨ)

ローランドも飲んでると言っていたような。
見た目は青くて少し怪しいけれど、味はやさしくおいしい。
効能などはここでは書かないが、レモンの風味と酸が爽やかに良くて、山で疲れた身体に効く気がする。ビタミンも豊富らしい。ものによってはカモミールもブレンドされておりノンカフェインなので、寝る前もOKだ。山で寝てはいけないけれど。
これから経済を戻していくには、政治的な力だけでなく、個人的な意識と努力が必要になります。
自粛は各自でするものであり、他人に強制するものでは決してありません。コロナに関する些細な言動が憎しみに繋がり、差別の連鎖を世界中で生み出しています。
十分に気をつけながらも、なるべく普通に暮らすこと。
そして時間の経過をかみしめて、少しでも前へ進むこと。
今猛烈に、普通に暮らすことの有り難みを感じています。
そうすることによってしか僕たちは元に戻れないのではないかと。そんなことを、山の上でひとり考えていました。

ご案内
twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
note : Tokimaru
store : TOKIMARU ONLINE