美しい地球の大地を踏んで

千葉。朝から近所の公園内のトレイルをベアフットサンダルで走ってみた。千葉の公園は東京の、例えば事務所近くの代々木公園なんかよりも全然ワイルドな気がする。代々木公園は明治神宮とつながる豊かな自然があって、公園としては深い方だけど。東京の公園は街のシステムに自然が飼い慣らされているような感じがある。管理が行き届きすぎているのだ。対して今日走った千葉の公園は、ある程度自然が野放しにされていて、草とか虫もすごくて、どこか遠くの山にきたみたいだった。ベアフットシューズはソールが薄いので、地面の感触がダイレクトに足裏に伝わる。木の枝や石があるとボコッとして痛いし、釘や画鋲は貫通するので気をつけなければならない。だがその路面に払う注意や集中力も含めたところにベアフットランの面白さはある。薄いペラペラのシューズに「トレイル」なんて名前が良く付けられていて、最初はこんな薄いので山道走れるかよと誰もが突っ込みたくなるのも愛嬌だ。もちろん作り手はすごく真面目にやっているし、熟練度により実際それでトレイルを走れるのだけど、初めはそのことに気付かない。まるで自分が救世主であることを知らなかったマトリックスのキアヌみたいに。人間は長い間、素足で暮らしてきた。素足でこの美しい地球の大地を踏み締められるよう身体は進化した。クッションなスニーカーから素足を解放するという誰の役にも立たないプロジェクトを独りで密かに始めてしまったようだ。