突然の再会は緑の日の中で

写真から一時的に離れていても結局写真のことを考えていて、それは断片的な思考で例えば50mmでフレーミングする時のありきたりな絵を避けることについて、あるいはなぜありきたりなものが撮れてしまうかについて。おそらく人は何かを集中して見る時、同時に歩くということがうまくできないのではないかと思う。特にカメラを覗きながらというのは裸眼で被写体を見るのとは違って、自分の足元の距離とファインダーの中に見えている視界がずれている。本来は敵や獲物を見るために進化した目という器官についていくら思いを馳せてみても、間に撮影機械を挟むことで身体の延長や拡張といった同一線上にあるもの、というよりは異物にどう対峙していくかという問題に着地する気がする。

関西から友人が来ていて突然会うことになり、新宿でハンバーガーを食べブルックリンエールを飲んだ。連休半ばでものすごい人。いつも連休は新宿や渋谷のようなメジャーな街は避けていたような気がするが、昨年以前の記憶がない。どのように過ごしていたのだろう。東京駅で見送って、帰り道に鶏白湯ラーメンとレモンサワー。最後は近所のバーでハートランド、途中から一緒になったヘアメイクと飲食関係の二人組につられて芋のソーダ割り。同業者に会うたびに「仕事に集中せよ」という声が聞こえ感化される。みんなこの場所で何かのために頑張っているのだと思う。夜も深まった頃店を出たら、近くのダイナーで先ほどの二人がまだ飲んでいた。この街、仕事も酒飲みも強者ばかりで全く敵いそうにない。

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