Tag: テザリング
インターネットよさようなら
ついにネットを捨て、山ごもりでも始めるかのようなタイトルですが、今や生きる上でのインフラなので、さすがにそれはまだできません。
家/兼事務所にネット回線を引くのをやめました。
物理的にいうとルーターを捨てたことになります。

多くのお家にあるこいつですね。
昔から気になっていました。
その佇まいもデザインも、色もかたちも。できることなら持ちたくないモノです。
まず自分で選べないし、電源含めて場所もとるし。
光回線を捨てることは、少し前から話していました。
楽天アンリミットが使えれば、捨てると。
それ以来、こちらの記事で書いたようにテストを進めてきました。
2週間ほど、自分のフィールドで仕事や作業をこなしてきた結果、
全く問題ありませんでした。
iPhoneテザリングX楽天アンリミットです。
5Gが普及すれば、家に光回線を引くこともなくなると思うのですが、すでにそんな気分です。セルラー通信のみで、すごく身軽になれたような感じ。

ラップトップをbluetoothでワイヤレスでつなげてもこれくらい速度出ています。有線だと50~60でます。(あくまで僕の環境下であり、地域によってことなるので要注意です)
ブログも動画もライトルームクラウドでの写真編集も、光回線XWi-Fiの頃と変わらない使用感です。
アップルミュージックも大丈夫でした。
月々4200円の固定費削減にも成功です。
最近は、冷蔵庫→ネット回線という流れで手放してきました。
さて次は何を手放すのでしょうか。

エントリータイトルは、おわかりの方はいると思いますが、森山大道さんの名作より。
森山さんはこの写真集で、写真を解体して、メディア/物質とすることで、一度写真にさようならをします。その後、時間を経て再び”写真”に戻るのですが、何事も一度捨てることによって、また新たなものが生まれるということなのかもしれません。
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Capture One 20 de サブスクに
キャプチャーワンが12から突然20に、そしてサブスクになりました
商業的なフォトグラファーであれば、これがないと仕事にならないというソフトウェアがあります。それがキャプチャーワンです。
おそらく海外・国内のテザリングソフトにおいては、ナンバーワンのシェアを誇ります。特にスタジオでの商業撮影においては必要不可欠となっています。ハッセルだけはPHOCUSというソフトで独自の進化を遂げてきましたが、キャプチャーワンではそれ以外、ほぼすべてのカメラが使えることが特徴です。
capture one いつのまに20に?アップデート頻度多すぎない?そしていつからサブスクに笑 ハッセルかライカのワークフローでしばらくDSLRテザリングしないうちに。。https://t.co/KoZ2wUJKVD#captureone
— 田中 常丸 (@tokimarutanaka) January 29, 2020
本来はフェーズワンというデンマークの中判カメラメーカー用のソフトとして開発されました。しかし、その使い勝手、撮影からフィニッシュまでのワークフローの組み立てやすさや、高品質な画像処理により徐々にフォトグラファーからの評価が高まり、スタジオでのテザー撮影用のソフトとして進化してきた歴史があります。(初期の頃を知る人にとっては、なかなか繋がらないことでも有名でしたが…)
そのキャプチャーワンが、昨年末バージョン12だったものから20へと大きな進化を遂げました。(ビルドバージョンは13.0.2.19と表記されています)
まだ使い込んでいませんが、バージョン12に比べ、インターフェース、基本的な機能に大きな変化は見当たりません。処理速度や軽微なバグの改善がされているくらいだと思います。
12との最大の違いは、パッケージ版に加えて、サブスクリプションが選べるようになったことです。

月々2482円で利用できます。パッケージ版は¥53,227と、過去のものより値上げとなっています。
キャプチャーワンは元々、バージョンアップの頻度が非常に多いソフトでした。新機種や、カメラファームウェアのアップデートに追いつかなければならないので、どうしようもないことではあるのですが、3万くらいするソフトを毎年買い替えなければならなかったため、フォトグラファー泣かせでした笑
それがサブスクリプションになるということは、些細なバージョンアップにも自動的に対応できるため、より経済的だと言えます。
さらに、随分前にサブスク化を完了させたアドビのように、商業写真家の層を拡大することに貢献するでしょう。
アドビクリエイティブクラウドのサブスク化は、クリエイターや業界に大きな衝撃をもたらしました。
このことに関しては過去になぜ、今、アドビがすごいのかという記事を書いていますので、興味がある方は合わせて読んでみてください。
おそらくキャプチャーワンもこのタイミングを長い間狙っていました。そしてついにその時が来たという感じです。
アドビと同様のことが、テザリング界(そんな世界があるかは謎ですが)でも起こり得るでしょう。テザリングの垣根は圧倒的に下がり、さらに画像管理、現像ソフトとしてもフルタイムのプロフェッショナル以外のフォトグラファーや、ハイアマチュアの層を巻き込んでいきます。
ますます、誰でも手軽に、スタジオでのテザー撮影、カメラオペレーションが可能となります。(60を過ぎたうちの母ちゃんでもフォトグラファーのバイトができる可能性が浮上しています)
そういう意味で、今後はフォトグラファーの存在意義がますます問われる時代になります。
キャプチャーワンは一貫したワークフローを備えているため、ライトルームに加えて今後も案件内容により、頻度の高いソフトとなるのは間違いありません。個人的にはスタジオでのテザリングはC1、スナップやライブラリ管理はライトルームという棲み分けにしばらくはなりそうです。
↑ ライトルームをまだ使用したことがない人はぜひ使って見てください。
最後に頻繁に参照される、キャプチャーワンの現バージョンでの対応カメラリストも貼っておきます。
Capture One 20 対応カメラ
https://support.captureone.com/hc/en-us/articles/360002718118