プロフォトB10

ロケや出張系の撮影ではプロフォトのB10を使っている。もう大きなジェネもモノブロックも要らない。B10だけでいいことを確信した。バッテリーも6時間くらいは大丈夫。ファッション撮影で多めに回すなら3時間くらい。モデリングが意外に電力を食うのでそこを制御できればOK。予備バッテリーは必須。ちなみにモデリングは高輝度LEDで色温度も変えれるので、動画も撮影できる。

それにしてもコードレスのストレスレスネスといったら。ほぼクリップオンストロボくらいのハンドリング感覚だ。時代の進歩早過ぎませんか。

エアリモートのみのシンクロ設計なので、シンクロコードが刺さらないのが少し不安。そのためエアリモートの予備を必ず持つ必要があり、本体側のレシーバーが壊れたらと思うと怖い。そうなると本体も予備を多めに持つことになり、結局総重量は増えるのではないかという気もする。2灯使う場合は3灯、4灯使う場合は5灯を基本とするように。だがそれらを考慮しても、総合的に良い機材だと思う。

B10にシンクロコード穴が無いのは、単純に個体のサイズからくる設計的な理由だろうか。それともMacからディスクドライブやSDカードスロットが消えたように、未来の撮影システムを見越したリデザインや、周辺機器メーカーの勢力戦争からくる思想的な理由だろうか。

教えてプロフォトの人。

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非効率な人間の撮る、非効率な写真。

カメラが光学的であるが故に写真は本来的に非効率的なものである。第一次メディウムがフィルムからイメージセンサーになってある程度プロセスは効率化されたとは言え、光とレンズと撮像素子という構成要素は未だ変わらない。カメラ・オブスクラ=暗い部屋からiPhoneになり随分薄っぺらくなり空間的な醸造感は無くなりつつあるが、代わりに背後ではデジタル処理が走っていて結局光・レンズ・センサーを必要としている。むしろポストプロダクションの多様性、つまり無限にあるソフトウェアや処理方法を考えればメディウムがフィルムだった頃よりも複雑さを増し、より非効率になったと言えるかもしれない。

生きることも本来的に非効率なことである。食べて消化して栄養素にして排出するという構成要素から人間は逃れることができない。ジュリア・ロバーツみたいに「食べて祈って恋をして」いるならまだ楽しそうだが、私たちは食べて消化して排泄することに多大なエネルギーを使っているのが現実だ。世の中は効率化のコツみたいなものに溢れているが生き方を効率化しようなどという発想自体が怪しいことになる。人間がそもそも非効率な生き物なのだから。非効率な写真と非効率な人間。非効率な人間の撮る、非効率な写真。

朝4時に起きて移動して良きロケーションで撮影して、家に戻って昼寝して、別の仕事を挟みつつ写真をセレクトしてアタリデータも作って。非効率ながらも最高な1日だったという話し。面倒なことはなるべくやりたくないが、幸福感や充実感をもたらすのは非効率なことなのかもしれない。夕飯はまだ。

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写真は自動的に始まる

新たな場所に移動して今日もまた新しい写真が撮れる事実は素晴らしい。つまり写真は撮っていて一生飽きることがない。飽きることができない。それは動く身体と変化する風景という二重の意味で散歩に近い。散歩には飽きる飽きないの概念がない。ただし、退屈はする。写真もそれは同じ。

写真に飽きた時はその飽きた内容を見極める必要がある。

私は写真に飽きているのか、このカメラに飽きているのか、それともこの生活に飽きているのか。自分に問う。するとそれは写真に対する飽きではないことがわかる。

一度飽きたと思って写真を辞め、例えばサーフィンを趣味にしたなら、サーフィンにカメラを持っていく。辞めたはずなのにとりあえずカメラを荷物に入れておく。すると、写真は自動的に始まる。それも以前よりも面白いかたちで。

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フォトグラファーのウェブサイト、自分でつくるか外注するか

少し時間が経ってしまいましたが、ウェブサイトを更新しました。

https://www.tokimarutanaka.com/

しばらく写真は掲載せずに、連絡先だけを載せてインスタの写真が1枚だけ掲示されるような仕様にしていました。

今回は、このギアページを作りたくて、ページをいじり始めていたら、2日後には全く変わり果てた姿になっていました笑

カメラマンとして活動している方はだいたいウェブサイトを持っていると思いますが、自分で作るか外注するかは迷うところだと思います。

ウェブサイトの重要性についてはこちらの記事で書いています。(2,3年前のエントリーですが、今も大枠通用する内容です)
https://www.tokimarublog.com/way-to-promote-photographers-portfolio/

自分でサイトを作ることのメリット

  • 好きなようにカスタマイズできる
  • 更新タイミング自由
  • プロモーション感覚を養える
  • 若干だが安い

サイトを外注することのメリット

  • 労力ほぼゼロ
  • 時間の節約になる
  • デザイナーに依頼すればクオリティの高いサイトができる(可能性が高い)

自分でサイトを作ることでプロモーション感覚が養えるというのは、長期的には良いことです。

自分の強みや、売りたいポイントをうまく顧客にリーチできると、自分が撮りたい仕事をできる可能性が高まるからです。

マネージメントサイドがついていたり、社カメでやってる人は、全て第三者がプロモーションをやってくれるので、何も必要ないかもしれません。しかしそのような組織から突然フリーになった時、何もできないと自分が困ることになります。

金額面は一概には言えませんが、自分で作るにしてもサーバー代やドメイン代が年間15000円ほどかかります。

外注すると幅はありますが5万〜50万、更新料や、月額制などサービスや制作会社によってはランニングコストもかかってきます。

両者を比べて、自分で作るほうがコストを抑えた運営ができるといったところでしょう。

サイトでランニングコストが膨らんでいる人は、トライしてみるのもありかもしれません。

キャプチャーワンやライトルーム等の難解な操作を日々行っている人種なので、やってみると意外と難しくないはずです。

↑いちばんやさしいやつ

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2021

明けましておめでとうございます。

年末は伊豆半島の寂れた温泉街に滞在していました。年が開けるギリギリのところで東京へ帰還し、渋谷でさきほど2021年を迎えました。

2020年はテクノミュージックに身を任せたまま年を超えていたようです。東京で年越しといえばクラブでいい音でいい音楽を聴くくらいしかやることありませんよね。花火も上がらないし、自分の中の花火を打ち上げるしかないのです。この文章を書いていた頃は、誰もまだ世界がこれほど大変なことになるとは思っていませんでした。

とにかく2020は大変な年でしたね。これまで僕が生きてきて最も何かが揺らいだ年でした。コロナに関係なく、個人的にも様々な変化が一度に訪れました。過去に震災もありましたが、全世界が同じ状況に陥るという意味では世界大戦レベルの力が働いたことになります。おそらく多くの人にとって一生に一度の、歴史的な体験をした年だったと言えそうです。

個人的視点で考えれば「自粛で動けず、人と会えず、ただただつまらない日々だった」で終わりそうです。

しかし少し視野を広げて眺めると、世界経済的変異が凄まじいことがわかります。多くの都市で経済活動が制限され、一時的対策のために国は金を刷りまくっています。結果投資マネーに流入し、経済は縮小しているのに株価は上がり続けるという自体が起きました。富を有している富裕層にお金は流れ、それ以外の一般人は財布の紐を締めることになります。世界資金の量的拡大は、貨幣の価値を下げます。富んでる人は更に資産を拡大しながら、富んでない人は貨幣価値が下がるので更に貧困化していくという、二極化が訪れました。この動きは今年更に表に出てくると考えられます。

物をもたない生活を相変わらず続けていますが、物を持たないことがこれほど優位になるとは思ってもいませんでした。

事故や災害やパンデミック等、突然襲いかかるリスクは避けることができません。しかし、自らの考えや行動を状況に応じて変えることができれば、ダメージを最小限にすることはできます。

状況に応じて自分を変えるには、フラットな状態でいること。何も持たないこと。常に学び続けることです。

自粛が始まってすぐにSOHO事務所物件を解約して、小さなペントハウスに引っ越しました。引っ越しのタイミングで、更に物を捨てました。冷蔵庫を捨てインターネット回線を捨て、新しい家で祈るようにセージを燃やしていました。

各地の様子を肌で感じようと、福岡栃木沼津高松・直島屋久島、伊豆半島と移動し続け写真を撮り、文章化してきました。撮影したスナップは6000枚。2019年の二倍となりました。

多くの仕事や人間関係に首を突っ込み過ぎてたことにも気づけました。

広告業界、写真業界は衰退していく一方なので写真仕事も辞め時であると感じています。(個人的な写真は撮り続けますし、指名して頂くお客様の仕事は小さく引き受けて行きたいと思っております)

2021年がどのような年になるか、あるいはどのような年にしたいか自分でもまだよくわかりません。

新年の目標、抱負、ありません。

生活する場所をがらりと変えてみてもよいのかなと思っています。

ますます移動の多い年になりそうなことだけは確かです。
どこかの街でお会いしたその時は、よろしくお願い致します。

傷を負った後には、回復があります。

昨年は散々でしたが、今年はみなさまにとって良い年になりますように。

常丸 2021年 元旦

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