Gmailのようなフリーメールを仕事で使うと信頼感は損なわれるのか

Google workspace のカスタムメールキャンペーンがよく届く。Googleが企業向けに展開しているクラウドツールのひとつで、@以降に社名など好きなものを使用できる。3ヶ月無料でトライしたらメールアドレスなので変更しづらく、そのまま課金モードに自動的に入るシステム。実にうまくできているなと思う。

仕事と遊びの中間は、歩くことにどこか似ている

仕事でも遊びでもないような、その中間が好き。少しの緊張と喜びがあってどこか浮遊している感じの。ずっと撮影の仕事をしてきたし現場は好きなので、その仕事でも遊びでもない中間に撮影が絡むとなお嬉しい。でもそんな都合のいいことってあるだろうかと思った。

プロフォトB10

ロケや出張系の撮影ではプロフォトのB10を使っている。もう大きなジェネもモノブロックも要らない。B10だけでいいことを確信した。バッテリーも6時間くらいは大丈夫。ファッション撮影で多めに回すなら3時間くらい。モデリングが意外に電力を食うのでそこを制御できればOK。予備バッテリーは必須。ちなみにモデリングは高輝度LEDで色温度も変えれるので、動画も撮影できる。

非効率な人間の撮る、非効率な写真。

カメラが光学的であるが故に写真は本来的に非効率的なものである。第一次メディウムがフィルムからイメージセンサーになってある程度プロセスは効率化されたとは言え、光とレンズと撮像素子という構成要素は未だ変わらない。カメラ・オブスクラ=暗い部屋からiPhoneになり随分薄っぺらくなり空間的な醸造感は無くなりつつあるが、代わりに背後ではデジタル処理が走っていて結局光・レンズ・センサーを必要としている。むしろポストプロダクションの多様性、つまり無限にあるソフトウェアや処理方法を考えればメディウムがフィルムだった頃よりも複雑さを増し、より非効率になったと言えるかもしれない。

生きることも本来的に非効率なことである。食べて消化して栄養素にして排出するという構成要素から人間は逃れることができない。ジュリア・ロバーツみたいに「食べて祈って恋をして」いるならまだ楽しそうだが、私たちは食べて消化して排泄することに多大なエネルギーを使っているのが現実だ。世の中は効率化のコツみたいなものに溢れているが生き方を効率化しようなどという発想自体が怪しいことになる。人間がそもそも非効率な生き物なのだから。非効率な写真と非効率な人間。非効率な人間の撮る、非効率な写真。

朝4時に起きて移動して良きロケーションで撮影して、家に戻って昼寝して、別の仕事を挟みつつ写真をセレクトしてアタリデータも作って。非効率ながらも最高な1日だったという話し。面倒なことはなるべくやりたくないが、幸福感や充実感をもたらすのは非効率なことなのかもしれない。夕飯はまだ。

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写真は自動的に始まる

新たな場所に移動して今日もまた新しい写真が撮れる事実は素晴らしい。つまり写真は撮っていて一生飽きることがない。飽きることができない。それは動く身体と変化する風景という二重の意味で散歩に近い。散歩には飽きる飽きないの概念がない。ただし、退屈はする。写真もそれは同じ。

写真に飽きた時はその飽きた内容を見極める必要がある。

私は写真に飽きているのか、このカメラに飽きているのか、それともこの生活に飽きているのか。自分に問う。するとそれは写真に対する飽きではないことがわかる。

一度飽きたと思って写真を辞め、例えばサーフィンを趣味にしたなら、サーフィンにカメラを持っていく。辞めたはずなのにとりあえずカメラを荷物に入れておく。すると、写真は自動的に始まる。それも以前よりも面白いかたちで。

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フォトグラファーのウェブサイト、自分でつくるか外注するか

少し時間が経ってしまいましたが、ウェブサイトを更新しました。

https://www.tokimarutanaka.com/

しばらく写真は掲載せずに、連絡先だけを載せてインスタの写真が1枚だけ掲示されるような仕様にしていました。

今回は、このギアページを作りたくて、ページをいじり始めていたら、2日後には全く変わり果てた姿になっていました笑

カメラマンとして活動している方はだいたいウェブサイトを持っていると思いますが、自分で作るか外注するかは迷うところだと思います。

ウェブサイトの重要性についてはこちらの記事で書いています。(2,3年前のエントリーですが、今も大枠通用する内容です)
https://www.tokimarublog.com/way-to-promote-photographers-portfolio/

自分でサイトを作ることのメリット

  • 好きなようにカスタマイズできる
  • 更新タイミング自由
  • プロモーション感覚を養える
  • 若干だが安い

サイトを外注することのメリット

  • 労力ほぼゼロ
  • 時間の節約になる
  • デザイナーに依頼すればクオリティの高いサイトができる(可能性が高い)

自分でサイトを作ることでプロモーション感覚が養えるというのは、長期的には良いことです。

自分の強みや、売りたいポイントをうまく顧客にリーチできると、自分が撮りたい仕事をできる可能性が高まるからです。

マネージメントサイドがついていたり、社カメでやってる人は、全て第三者がプロモーションをやってくれるので、何も必要ないかもしれません。しかしそのような組織から突然フリーになった時、何もできないと自分が困ることになります。

金額面は一概には言えませんが、自分で作るにしてもサーバー代やドメイン代が年間15000円ほどかかります。

外注すると幅はありますが5万〜50万、更新料や、月額制などサービスや制作会社によってはランニングコストもかかってきます。

両者を比べて、自分で作るほうがコストを抑えた運営ができるといったところでしょう。

サイトでランニングコストが膨らんでいる人は、トライしてみるのもありかもしれません。

キャプチャーワンやライトルーム等の難解な操作を日々行っている人種なので、やってみると意外と難しくないはずです。

↑いちばんやさしいやつ

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2021

明けましておめでとうございます。

年末は伊豆半島の寂れた温泉街に滞在していました。年が開けるギリギリのところで東京へ帰還し、渋谷でさきほど2021年を迎えました。

2020年はテクノミュージックに身を任せたまま年を超えていたようです。東京で年越しといえばクラブでいい音でいい音楽を聴くくらいしかやることありませんよね。花火も上がらないし、自分の中の花火を打ち上げるしかないのです。この文章を書いていた頃は、誰もまだ世界がこれほど大変なことになるとは思っていませんでした。

とにかく2020は大変な年でしたね。これまで僕が生きてきて最も何かが揺らいだ年でした。コロナに関係なく、個人的にも様々な変化が一度に訪れました。過去に震災もありましたが、全世界が同じ状況に陥るという意味では世界大戦レベルの力が働いたことになります。おそらく多くの人にとって一生に一度の、歴史的な体験をした年だったと言えそうです。

個人的視点で考えれば「自粛で動けず、人と会えず、ただただつまらない日々だった」で終わりそうです。

しかし少し視野を広げて眺めると、世界経済的変異が凄まじいことがわかります。多くの都市で経済活動が制限され、一時的対策のために国は金を刷りまくっています。結果投資マネーに流入し、経済は縮小しているのに株価は上がり続けるという自体が起きました。富を有している富裕層にお金は流れ、それ以外の一般人は財布の紐を締めることになります。世界資金の量的拡大は、貨幣の価値を下げます。富んでる人は更に資産を拡大しながら、富んでない人は貨幣価値が下がるので更に貧困化していくという、二極化が訪れました。この動きは今年更に表に出てくると考えられます。

物をもたない生活を相変わらず続けていますが、物を持たないことがこれほど優位になるとは思ってもいませんでした。

事故や災害やパンデミック等、突然襲いかかるリスクは避けることができません。しかし、自らの考えや行動を状況に応じて変えることができれば、ダメージを最小限にすることはできます。

状況に応じて自分を変えるには、フラットな状態でいること。何も持たないこと。常に学び続けることです。

自粛が始まってすぐにSOHO事務所物件を解約して、小さなペントハウスに引っ越しました。引っ越しのタイミングで、更に物を捨てました。冷蔵庫を捨てインターネット回線を捨て、新しい家で祈るようにセージを燃やしていました。

各地の様子を肌で感じようと、福岡栃木沼津高松・直島屋久島、伊豆半島と移動し続け写真を撮り、文章化してきました。撮影したスナップは6000枚。2019年の二倍となりました。

多くの仕事や人間関係に首を突っ込み過ぎてたことにも気づけました。

広告業界、写真業界は衰退していく一方なので写真仕事も辞め時であると感じています。(個人的な写真は撮り続けますし、指名して頂くお客様の仕事は小さく引き受けて行きたいと思っております)

2021年がどのような年になるか、あるいはどのような年にしたいか自分でもまだよくわかりません。

新年の目標、抱負、ありません。

生活する場所をがらりと変えてみてもよいのかなと思っています。

ますます移動の多い年になりそうなことだけは確かです。
どこかの街でお会いしたその時は、よろしくお願い致します。

傷を負った後には、回復があります。

昨年は散々でしたが、今年はみなさまにとって良い年になりますように。

常丸 2021年 元旦

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便乗して、屋久島

Yakushima Nov 2020

10月の終わり、秩父の山を旅している時にユーチューバーの友人が「屋久島に行く」と言うものだから反射的に「僕も行こうかな」とつぶやいてしまった。誘われてもいないのに、他人の旅に便乗するというのは、正統派の冒険家からすればあってはならないことかもしれない。いやそもそも冒険家というのは他人の旅に便乗などするものだろうか?自ら目的やルートを設定して、未踏峰や新大陸、地図上に無い村々を目指しながら自然に対して果敢に挑む者であるはずだ。それを自ら目的地を決めるまでもなく、行動中にサラリと口にされた友人の旅に便乗しようとするなんて。

そ も そ も お前は冒険家なのか?

名乗る機会がある度に「最後の文系冒険家」と名乗っている。写真家、内田ユキオさんの自称「最後の文系写真家」から敬意を込めて半分は拝借し、もう半分は以前付き合っていた彼女に、変な登山帽をかぶっている時に「なにそれ、冒険家?」とバカにされたことに由来する。(今書いていて思い出した)そうだ、ここから自ら名乗るようになったんだと。バカにされながらもなんだ結構自分で気に入っているじゃないかと。

自分の写真のスタイルとして、旅が写真に先立っていて欲しいという願いもある。写真を目的として旅に出るのではなく、旅そのものを目的としてその合間でちょっと写真を撮れたらいいなという気持ちだ。だから機材は軽くしたいし、できることなら写真も撮りたくない。そういう意味ではもはや写真家ではないのかもしれない。旅人でいたいし、観光客でいたいのだ。

どこかに飛んで、長めのトレイルを歩き、帰ってくる。

ちょうどそんな旅がしてみたいと思っていた。

Tokyo
Tokyo Nov 2020

山々を繋いで数日かけて歩くような旅もいいが、港、街、宿、山と人の気配のある場所を点で行くのも楽しい。

屋久島はそのような類の冒険に、まさにうってつけの場所に思えた。

Yakushima 2020
Yakushima Nov 2020

羽田から鹿児島空港へ飛び、友人と合流しプロペラ機の揺れに備えるという口実で芋焼酎をいただく。これが神がかりな旨さだった。鹿児島空港で飲む、鹿児島芋焼酎。しかも4種類ほどあって「利右衛門」を選んだ。純度の高い氷と、九州は阿蘇山系の水で割ってくれた。まだ午前中だったが、多くのGOTOトラベラーが焼酎を楽しんでいた。

鹿児島から40分ほどで屋久島空港へ到着する。

レストランというより食堂という雰囲気の食事処がひとつだけしかない小さな空港。

バスまで時間があったので昼食をとった。

Yakushima air port
Yakushima Airport

今回友人とは別宿だった。僕が便乗したため、予約するタイミングで既に満室だったのだ。初日はそれぞれの滞在場所で翌日の準備をしつつ休んだ。

屋久島は九州最高峰の宮之浦岳を中心とした、円形に近い島である。九州の島では奄美大島についで2番目に大きく、周囲が130km、全体像を把握するには車で丸一日以上かかりそうだ。島の90%が森林で覆われ多くの自然が残されている。島の中心部はユネスコの世界遺産に登録されている。

Yakushima Island

主な渡航方法としては飛行機と船の二通りがあり、料金は3000円ほどの差しかない。島には船で渡りたい派だが、体力と時間の関係で今回は飛行機を選択した。

主な港は3つで、まずは降り立った屋久島空港。

そして空港を起点に北側に宮之浦港、南側に安房港がある。多くの旅行者にとってこの3つが旅の始点となるだろう。

Yakushima
Yakushima

僕は空港近くに滞在した。が、この付近ほんとになにもない。イタリアンレストランが1件と大きなドラッグストアがひとつだけ。ほんとうにこれだけなので、空港付近に滞在する場合は注意が必要である。しかもドラッグストアには、惣菜やおにぎりなど普通に見かけるものが全く無い。野菜・肉などの生鮮食品はある。酒も充分にある笑。エアビー等キッチン付きの宿で自炊滞在する分には問題はないかもしれないが、ホテルの場合は夕食の有無を確認しておかないと食に困ることになる。

翌日は3:50起き、空港4:24発のバスで屋久杉自然館へ向かう。世界遺産の森を歩き、縄文杉を見て、戻ってくる弾丸ルート。屋久杉自然館からは荒川登山口までの登山バスが出ている。登山バスに乗るにはあらかじめ登山バスチケットを入手しておく必要がある。これは島内の所定の場所、観光案内所や弁当屋で買える。

登山バスは本数が限られているので、どれだけ早く屋久杉自然館に到着できるかがポイントとなる。この日も多くの登山客で溢れていた。バスを2台ほどやりすごし、3台目でようやく乗車できた。待ち時間に宿で準備してもらった朝食をとる。縄文杉まで5時間、帰り5時間、合計10時間を歩くことになるためできるだけ出発は早いほうがいい。路線バスの始発で出発しても、結局屋久杉自然館からの登山バスで待機をくらうのでこれを考慮して計画を立てる必要がある。

トレイルヘッドに立ったのは6時過ぎ、いよいよスタートだ。最初は暗い中、トロッコ線路の上をひたすらゆく。ヘッドライトが役に立つ。ようやく空が明るくなってくる頃には、歩き始めて既に2時間ほど経っていた。トロッコ跡の木道の上をひたすら歩いて、森の中に入るまでに随分時間がかかる。感覚的に言えば全ルートの7割はトロッコ線路上を歩くイメージだ。変わらない風景と足元が、辛かった。

森に入り2時間ほど歩いて、縄文杉にたどり着いた。

教科書で昔見ていたあの木が目の前にある。周囲を手を繋いで囲むのに20人ほど必要な縄文杉は、実際に手を触れるほどは近づけない。(おそらく昔は近づくことができて、手を繋いで囲めたのだろう)木道と二箇所の展望台の上から、遠目に眺めることになる。それでも森と縄文杉には1800年の時間が詰まっているように思えた。

途中で昼食をとり、帰りもひたすら木道をゆく。

長時間の歩行に右膝が痛みだし、耐えれずアスピリンを飲む。

トロッコ線路がいつまでたっても終わらない。まるで瞑想のような気がしてくる。

同じ風景、同じリズムで刻まれる自分の足音。トロッコ瞑想。

あと3時間ある。あと1時間30分はある。

その時僕らは、トロッコになっていた。

何を運ぶでもなく、何を目指すでもなく、ただひたすらにいにしえの時の彼方に忘れられた森の路線をゆくトロッコだった。

これ以上続くと人間に戻れなくなる寸前で、ようやく始点のバス停が見えた。

ぎりぎりだった。非常に危なかった。もう少し深く入っていれば、廃されたトロッコとして屋久島の深い森の中から永遠に戻れなくなっていただろう。

コースタイム10時間のところを7時間38分で歩いてきた。

距離にして20.6km、標高差1049m、35000歩、消費カロリーは2800kcalだった。

途中すれ違ったガイド付きのツアー客のことを心配した。おそらく定年後であろう高齢の方々も多く歩いていたから。

宿に帰ろうにも良い時間のバスがない。足も限界だった。

乗り継ぎ含め1時間ほどバスを待って、ようやく宿にたどり着く。温泉に入り、安房港付近の寿司屋で合流し、寿司を食べ、焼酎を飲んだ。三岳の原酒。疲弊した体に染み渡った。

次の冒険で、と挨拶を交わし友人と別れた。

その日は疲れすぎて泥のように眠った。

帰りの飛行機で福岡にたどり着いた頃、屋久島の森が心にじんと残っている感じがした。

写真フルバージョンはノートにて連載中です。

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うどんをめぐる冒険 – 高松と直島の旅

Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

がもう

香川県坂出市加茂町にあるうどんや「がもう」に僕たちがレンタカーで到着した頃、雨が降っていた。

12時ごろだっただろうか。傘をさした人々の行列が見える。
「うどんも並ぶんだ」
仲間のうちの一人がつぶやいた。僕も同じことを思った。

テーブルも少なく、つまみもなし、酒もなし。流石はうどん、回転が早い。

どんどん列の前の方に進んでいく。

入り口近くになり、メニューの書いてある看板が見えた。

小 150円
大 250円
特大 350円

安いとは聞いていたものの想像以上に安い。トッピングは天ぷら、あげ、卵、温泉卵のみ。

実にシンプルだ。

店内に入ると、茹で場がすぐ左手にあり「小」と一声。

茹でたてのうどんが器に入り出てくる。

その隣にはトッピングする場所があり、「あげ」を頼んで会計を済ませる。

列になったまま、出汁窯の前までたどり着く。学食かバイキングのようだ。

おたま一杯分の出汁をかけると、列に乗ったまま流れるように外へ。

店内にはテーブルがひとつだけあり、家族らしき団体が6名ほど座っていた。

外には道の駅にありそうなプラスチックのベンチが、バリエーション豊かに置かれている。

ビーチパラソルが備え付けられてるおかげで、雨に濡れずに食べることができた。

Gamou-Udon, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Gamou-Udon, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

コシがあり程よい塩気の麺、少し甘めのあげと、しっかり素材の味がする芳醇な出汁。

うまい。

これが香川のうどんかとしみじみ思った。

Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

蕎麦は関東が主流だが、うどんは全国にある。

僕が生まれ育った九州・長崎ではアゴ出汁のクリアなうどんだったし、学生時代に4年住んだ宮崎は甘い出汁にコシの無いゆるゆるの麺だった。(福岡のうどんにも近いものがある)

当時は何気なく食べていたが、今思えば地域の特性がうどんのスタイルににじみ出ているようで、どれも美味しかった。

香川は日照時間の長い瀬戸内気候に属し、古くから良質の小麦と塩醤油、イリコが取れるためうどんがブランド化したと言われている。江戸以前からも宿の1階に併設される形で栄えたようだが、現在のうどんの姿とは随分違っていたようだ。

ブームが始まったのは1980年ごろからで、メディアでの拡散と同時に、瀬戸内大橋と明石海峡大橋の開通がそれに火をつけたとされている。

Sanuki, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Sanuki, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

今回の旅は、香川出身の友人のガイドの元進められた。

ネットの情報は一切参照しないことにした。リサーチはおろか、レビューさえ読まなかった。

ただ香川出身の彼に
「香川で1番うまいうどんを食わせてくれ」
とだけ言った。

すると彼は

「香川で1番うまい言うことは、日本で1番うまいいうこっちゃ。日本で1番ということは?もうわかるさかいな、世界で1番うまいいうこっちゃーー」
と答えた。

僕らはそれに対して何も言わず、ただ食べて、感じることにした。

二軒目は「山越うどん」でかまたまを。

三件目は「源内」でかけを。

四件目は直島へ渡り「石井商店」で肉うどんを。(これは厳密には香川のうどんではないとのこと)

Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

どれも最高に美味だったが、香川県内でこれほどバリエーションがあることに驚いた。

同じうどんでも食べ方を変えると全く飽きなかった。

というより、うどんのカスタマイズ性の高さを改めて感じたのである。

そして店ごとに、得意な出し方が存在するようだ。

上に挙げたお店は、麺が売り切れ次第終了ということなので、高松に到着したらレンタカーで直行が最も効率的で確実にうどんにありつける方法だろう。

Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

GOTOトラベルについて

今回、東京から新幹線という移動手段をとったため、交通に関してGOTOの恩恵を受けることはできなかった。多少は早割で安くはなっていたが。

ホテルと地域クーポンについてはできるだけ利用してみた。

まずホテルは予約段階で、通常の〇〇%の割引適応というかたちになる。

しかしこれはなんとも言えないところで、ホテルの価格は基本時価であり、ホテル側が決めるのでGOTOの値引率と価格設定によってはそんなに普段と大差ないという場合もある。今回はリーズナブルに泊まれたと思う。

Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

そして地域クーポン。

これがなかなか複雑だ。

チェックイン時にホテルに予約バウチャーを提示して、QRを読み込ませて発行してもらう。

発行してもらったクーポンは「地域割引対象店舗」で使うことができるというもの。

まずこの地域クーポンには「紙版とデジタル版」が存在する。

紙版クーポンは旅行会社を通す等特定の条件をクリアした場合に付与される。

デジタル版クーポンはネット予約した場合に付与される。今回二泊の旅で別宿だったが、ふたつとも「デジタル版」での発行だった。

さらに使えるお店にも「紙版が使える店」と「紙版・デジタル版両方使える店」が存在する。(どうやらデジタル版のみ使える店はないようだ。今回見つけられなかったので)

そしてどういうわけか、デジタル版の使える飲食店が圧倒的に少ないのだ。

6000円〜12000円ほどのクーポンが発行されたので、夕食の足しにすることはできたが、クーポンルールとお店探しに少し苦戦した。

それもいきあたりばったりの旅らしく楽しくもあったが、もう少し仕組みをシンプルにしてほしいと思う。老若男女が簡単に使えるように。

Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
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Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
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旅の荷物

写真撮り忘れですが、今回の旅の荷物リストしておきます。

バックパック

カメラとバッテリー

モバイルバッテリー

・イヤフォン

ミニ三脚

・充電器類(iPhone, Camera)

・衣類(レインジャケット、Tシャツ1枚、下着1枚)

・衛生用品(歯ブラシ、日焼け止め、オイル)

・エマージェンシーセット(山用)

・現金、クレジットカード、免許証

服は現地で洗濯スタイル。旅の道具で服が最もかさばります。

旅写真の続きはノート版に掲載していますのでぜひ御覧ください!

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Naoshima, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Naoshima, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

冒険はつづく。