ドクターブロナーのマジックソープひとつで暮らしてみる

初めてドクターブロナーのマジックソープを使ったのは、もう10年ほど前になる。

学生以来インドネシアのバリ島を訪れた際に、バックパックに小さいボトルを一本忍ばせていった。

ちょうど去年の今頃、なぜか突然また使いたくなって、Amazonでベビーマイルド(無香料)をポチったことをきっかけに、また僕の中でマジックソープブームが再発した。

当時は旅行中の為に使ったが、普段の生活で試しにハードユースしてみようかという気になった。

なにせこのマジックソープの良いところは、何にでも使えるところだ。身体や顔を洗うのはもちろん、食器洗い、洗濯、掃除、全ての洗い物系をこれひとつで賄うことができるとされている。そして天然成分のみでつくられているので身体にも環境にも優しい。

一つのもので多くの役割をもつアイテムは、ミニマリズムとの相性がよく、軽量化にも役立つ。

食器用洗剤としてはコスパが悪いので、バスルームに置いて下記の用途で使っている。

・洗顔

・ボディーソープ

・メイク落とし

・洗髪(ごく稀に)

・バスタブ掃除

マジックソープを使うことによって、洗顔料、ボディーソープ、メイク落とし(アウトドアアクティビティが多いので日焼け止めを落とすのに使用)、シャンプー、バスマジックリン的なやつ、を手放した。

うちのバスルームには、237mlのこいつが一本置かれているだけである。

多くのボトルがあるのは見た目にも、掃除にも良くないので、今は本当にラクそのものだ。

1年間テストしてみて、全く問題ないどころか快適そのもの。もちろん個人の肌に合う合わないはあると思うので、試す人は慎重に行ってください。

ポイントは肌に使う時は少量を良く泡立てることくらい。使ってもらった友人曰く、そのへんのメイク落としよりも落ちるらしい。今まで、NARSの洗顔フォームや資生堂のパーフェクトなんとかとか色々使ってきたけど、そんなものが今後一生不要だと思うと、とてもいい気分です。最初からそんなものは不要だったのです。

人間の身体というのはよくできていて、長いあいだ洗顔料や保湿剤を使わずにこの地球上を生きてきたわけだから、環境に適応する能力が予め備わっています。人類が洗顔料やシャンプーを毎日使うようになったのはここ100年間以内の出来事。

宗教や国家と同じように、「洗顔料」や「シャンプー」や「化粧水」というのも、企業が創り出した壮大な幻想だとしたら。。

昨年は無香料ティートゥリーと使ってきました。多くの香りがあるので毎回変えて気分転換してみようと思い、3本目はサンダルウッド&ジャスミンを使用中。甘い線香のような香りです。

無香料とティートゥリーが今のところ好きです。実際の精油が使われているので、殺菌効果やアロマテラピー的な効果もあるのだろうか?ここは検証が難しいところ。

上記した全ての用途に使って1年間で2本(2600円)ほどの消費量ですので、コスパは最強だと思います。

飽きるまで、もうしばらくハードユースしていくつもりです。

twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
note : Tokimaru
store : TOKIMARU ONLINE

一本のよなよなエールを最後に、歩き続けて考えたこと

土曜日か日曜日だった。いつものようにランを終えて、よなよなエールを飲んだ。よなよなエールはビールであるため、ランニング後に飲むのに適した飲料ではない。それでもその日はよなよなエールを飲まずにはいられなかった。何かに絶望していたわけでもなく、喜んでいたわけでもなく、悲しんでいたわけでもなかった。ラン特有の高揚感が、よなよなエールの酵母かホップか炭酸とシンクしたのだ。まるでよなよなエールの方から飲まれに来ているようだった。

さすがに走った直後に飲むのは抵抗があったので、玄関のドアの下で夕暮れまで放置しておいた。管理人が通りかかったら、ゴミだと思い回収されていただろう。幸いにも、よなよなエールはまるで現代美術作品のようにドアの下で見事に佇んでいた。買った頃と缶の温度はそんなに変わらないように思えた。西の空が赤く染まり、カラスがカァと鳴いた頃、薄暗い部屋の中で静かによなよなエールのプルタブを押した。天使がハンドガンに弾丸を装填するような音が聞こえた。

その一本のよなよなエールを飲んで以来、僕は素面だった。

10年前の話しではない。3日前の話しだ。このように書くとまるで長編小説の回想パートでも始まりそうな雰囲気だが、いつものようにすぐに終わるのでご安心を。3日間の素面というのは、幸いにも僕がアル中でないことを証明した。いや証明できるのだろうか?

よなよなエールを飲んで以来、不思議と何も欲さなかった。少なく食べて、水を飲み、歩いた。普段より多く歩いた。渋谷、新宿、品川、中目黒。場所はどこでもよかった。ハンドガンを構えた”よなよなエンジェル”に追われるように、1万歩、2万歩、3万歩と日に日に距離は伸びていった。体調も気分も過去最高かと思うほどに良い気がした。水を意識的に多めに飲むようにした。歩いていて水を連想するものがある度に、少し前に読んだソローの言葉が浮かんできた。「お茶やコーヒーではなく、水こそ賢者の飲み物だ」そんなことを書いていた。そして水を口にしながら、水こそ賢者の飲み物だ、水こそ賢者の飲み物だ、とつぶやくように思った。思いすぎてたまに口から出ていたかもしれない。だが僕に対して「大丈夫よ、あなたは賢者でも何でもないんだから」と突っ込んでくれる人は誰ひとりとしていなかった。だがそんなことも、もうどうでもよかった。警官に職質されなかったことを嬉しく思った。

素面でひたすら歩き続けて(彷徨うという方が正しいかもしれない)ふと浮かんできた言葉がある。

人が生きる為に必要なのは、服と、食料と水と、まずまずの寝床だけである。

誰かが、例えばガンジーとかジョンレノンとかが、言ったのかもしれないし、何かの本に書いていた言葉かもしれない。なぜこのような言葉が浮かんできたのか自分でもわからない。浮かんでくるというより、降りてくるという感じだった。それは先に書いた一連の流れが生んだものではないかと考えるようになった。ランも、よなよなエールも、歩くことも、水を飲むことにも全て意味があり、加えて今の気分や過去の記憶が混ざって出てきたものなのだ。

誰もが一度限りの人生を楽しむために、多くのものを手に入れようと欲望し、思考し、奮闘している。そして幸いにも条件の良い場所に生まれた人間は ー日本列島もそのひとつだろうー 学校で学び、車を買い、家を買い、職を持ち、婚姻関係を結んだり、動物と暮らしたり、人間関係を築いたりする。

今タイプしているマックブックに、カメラに、ピアノに、時計にデスクに椅子、テントに炊飯器に、バイクにプロテイン。洗濯機に冷蔵庫に、素焼きのミックスナッツ。THREEのアイライナーに、アクネストゥディオスのマフラー。エアポッズプロに、外付けSSDドライブ、物干し竿と、イカの一夜干し。金、名声、声明、土地、株式、ビットコインにリップル、髪の毛、エクステ、クイックルワイパー。

無駄なものが人生を楽しくする。無駄を作り楽しむために経済活動があり、資本主義経済は成り立っている。

効率化を求めすぎると、死に近づいていく。それは人間というものがそもそも非効率な生き物だからだ。しかし言いたいのはそういうことではない。生死に関わる話しはここではあまりにデリケートすぎる。

ただ、一本のよなよなエールから導き出された小さな冒険を記すこと。

服と、食料と水と、まずまずの寝床さえあれば、それ以外は特に必要なく、余った体力や時間を、好きな人や好きなものに全力でつぎ込むことができるのではないだろうか。それを愛と呼べるかはわからないが、愛のようなものに変えていけるかもしれない。喜びを全身で表現して、日々を全力で生きていけたらと思う。職質されない程度に。

それってあまりにも芸術的で、岡本太郎にすぎるかな。

twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
note : Tokimaru
store : TOKIMARU ONLINE

スーツケース1つ分の衣類

ナチュラリストが海の見える家で暮らすことを熱望するように、ミニマリストはスーツケース1つ分の荷物で暮らすことを熱望している。

ミニマリストと名乗る多くの者達は、実際に1度は自分の持ち物をスーツケースにまとめてみた経験があるのではないだろうか。

しかしスーツケースを実際に部屋に置いて、自分の持ち物を入れてみようと思った次の瞬間には、それが不可能であることを悟る。衣類、調理器具、PCやカメラ、衛生用品、チェスやオセロ、その他の細々としたもの。スーツケース本来の役割である衣類というジャンルに限っても、そこに収まらないことに絶望したことだろう。

モノではなく容器から持ち物を精査する、というのは整理術においてよく使われるテクニックだ。すなわち先にバッグや、タンスや、収納するスペースを決めて、そこに収まる分だけを持つという考え方である。入り切れないものは捨ててしまう。

この方法は、都民ファーストならぬ容器ファーストと呼ばれる。呼んでるのは俺だけだが。容器が、つまりバッグやタンスやスーツケースが好きで好きでたまらない人向けだ。好きな容器があってその容器を使うことを最優先させる人にとっては有効かもしれない。(例えばLOUIS VUITTONのトランクやHERMESのバーキンとか)

極端に言うとそのような人は荷物は入れずにただその容器だけを持てば良い。中身は何も入れず、そのバッグを使いたいがために持ち運ぶ。中身は何も入っていない謎の壺を部屋に置いているのも同じような種類かもしれない。完全に変態ではあるが、容器ファースト主義者の美しい姿だ。

実際ミニマリストにはこのような極端な容器ファースト主義者は少なく、中身のモノを主体に考える荷物ファーストがほとんどだ。

ではスーツケースに持ち物を収めるにはどうしたらよいだろうか。

近道のようなものは残念ながら無いのではないかと考えている。

災害などで全てのものをなくしたり、または何らかのきっかけで収入が途絶えてホームレスになったりした人は、すぐにスーツケースひとつ分の荷物で暮らすことができるだろう。しかしそれは望んでモノを無くしたわけではないから、いずれもっと増やしていきたいと思うようになる。

もちろんここでは、自ら進んで持ち物を減らしたい人の場合だ。そのような人たちも、一日で一切合切すべての物を捨てたとしたら、スーツケース1つで暮らせるようにはなる。モノは限りなくゼロになるけれど、おそらく心が追いつかない。今まで多くのもので暮らしていたので、少ないもので暮らすことに心と体が耐えられないのだ。気づけば、あれが必要これが必要、また2 3日でスーツケースから溢れ出すだろう。

一日で物を減らすことは難しく、生活する中で買って、また減らしてを繰り返すうちに、少しずつ生活スタイルそのものを変化させながらバランスをとっていくしかないのだ。モノと心身と生き方のバランスを。

その過程は流行的で商業的で軽くてポップな「ミニマリスト」というよりどちらかと言えば「修行」に近い。

僕も日々そのような修行に明け暮れて(なんのためになるのか全く持って不明だが)、5年ほど経つ。

家具を除けば、全ての持ち物はスーツケースとバックパックひとつに収まるくらいにはなっている。

家では実際にスーツケースを衣類入れにしていて、服に関しては全てがこの35Lのリモワに収まる状態だ。

今身につけているものと、この中身が衣類の全て (2021年1月現在)

衣装ケースや、ハンガーラックの類いは一歳所有していない。容器ファーストの罠に陥る人は容器があるから入れてしまうのであって、最初からなければその中に入れるモノを持たなくてすむのだ。しかし先に述べたように、一度にではなく、生活の中で徐々に総数を減らしていかなければならない。マラソンで少しずつ距離を伸ばしていく感じだ。日々少しづつ繰り返すと、気づけば長い距離を走れるようになっている。

撮影機材を軽量化したので実際の旅や移動でこのスーツケースを使う事はほとんどなくなった。両手が空くこと、移動のしやすさを含めて、旅はバックパック一択だ。(または手ぶら)

引っ越しや長めの滞在の際は、衣装ケースや段ボールを運ぶ代わりに、このスーツケースをひとつ運ぶだけである。そして通常は衣装ケースとして使用する。この楽さを覚えてしまうと、もう服をたくさん持つことや、収納ケースを持つことはできない。

スーツケースの中身についてもここで紹介したいところですが、紙面が残り少なくなってきたので他で書きたいと思います。近々ミニマリズムに関するまとまった文章を書く予定ですので、同じように修行している人はお楽しみに。

関連記事:
リモワとドンケ

twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
note : Tokimaru
YouTube : Tokimaru Tanaka

モノを増やさないために行う4つのこと

こんにちは、ときまるです。

モノ、捨ててますか?

僕はもう捨てるものが無いくらい持ち物がありませんので、最近は捨てていません。Tシャツを何枚か処分したくらいです。

捨てること自体に意味はありません。少し気分がすっきりするというくらいです。本質は、自分に必要なモノを見極めて、集中力を高め、生産性を上げることにあると思っています。生産性が上がると収益率も上がり、収益率が上がると少ない労力で生きることが可能になります。それが幸せかはまた別の話ですが、時間・資本・身体の余裕は多幸感の種になります。

少ないモノで暮らすことは、動物的な勘をとり戻すことでもあります。

私たちは日々多くの情報に晒されています。ニュース、会話、環境音、ディスプレイ。多くは目に見えないものですが、身の回りにあるモノはそれ自体が情報を含んでいます。そして無意識に作用します。

それらが無ければ否応無しに「自分」を見つめることになります。頭の上から足先の感覚まで、そして呼吸をしていて、今を生きています。

多くの情報に晒されていると、過去にしがみつき、未来の不安に怯えることになります。後悔と回顧、期待と落胆を繰り返します。

モノではなく、身体にフォーカスすると現在を生きることができます。お腹がいたい、喉が乾燥している、鼻水がでる、背中が汗ばんでいる、筋肉痛だ、そのような今の全ての状態を受け入れて、過去の過ちを繰り返さないように、確固たる意思をもって先へ進むのです。今この瞬間に気づく力をつけて、過去を指針にして、未来への確かな行動をとる必要があります。

そのために少ないモノで生きることを選びます。
余計な飾りは放り捨てる。(feat. AKLO)

そんなにカッコつけながらも、僕は新しいものが好きです。買い物も好きです。だから買っては捨ててをいつも繰り返していました。今でもたまに買ってはすぐに捨てたりします。

5個セットのボックスティッシュを買って、2つ捨てたりします。3つとか、1つでいいんです。なんで5個なんですか。1つ売りのはなんでプレミアムでふわふわで高いのしか無いんですか。ごく普通の”スコッティ”を1個か3つ売ってくれませんか。いや、もう渋谷の街中で配っているポケットティッシュでいいです。それで良いかもです。

色々モノを捨ててきましたが、さすがに5年やってるとスタイルが固まってきます。そしてコツのようなものもわかってきます。

このようなツイートをしました。

この4つで物が少ない状態を維持できます。

1、3ヶ月に一回持ち物を見直す

タイトルどおりです。3ヶ月に一度、部屋の中やバッグの中で根を張っているモノを処分します。

雑誌やペン、消しゴム、書類。

部屋の中でまるで住む前からの定位置のように、ショッピングバッグが置かれていたりします。

君の定位置はそこじゃない。少し厳しくいきます。

モノだけでなく、支出に関しても見直してください。

近くのコーヒースタンドの月間サブスクリプション、ネットフリックス、ノートアプリ、課金ゲーム。3ヶ月の間にいろいろ支出が増えていませんか。

ノートに全ての支出を書き出して、どれが支出のメモリを食っているかを見極めてください。そして使用していないサービスは積極的にキリましょう。キリマンジャロです。

2、モノに執着せず今のライフスタイルに合わせる

三ヶ月前はサラリーマンだったのに、今はジャージでニート生活。

そんなあなたは、まずスーツを捨てることから始めましょう。

ライフスタイルは3年周期で変わるのではなく、この瞬間瞬間に変わることを意識してください。

スノーボードやサーフィンに年に1回しか行かないのに、ボードやゴーグル、グローブを溜めてませんか。行くその時に買うかレンタルで対応できます。あなたが毎日ランニングを行うのなら、ランニングシューズに投資する価値は十分にあります。

ブランドもので高額な2年前の服を大事にクローゼットにしまってありませんか。もうデザインもシルエットもあなたの気分ではないことを、あなたが一番知っているはずです。高かったからとか、このブランドだからという理由で使わない衣類を持つことは、時間・空間の大きな損失です。

春なのに、夏服や秋服を先取りして買うのも良いアイデアではありません。

今必要なものだけを持つこと。

これだけで随分身軽になります。

3、飽きの来ないものを選ぶ

先程述べたように、衣類は身体に纏うものなので、サイズの変化やトレンドの変化により必ず”飽き”がきます。

ではせめて、身にまとわないものは、飽きにくいモノを選ぶと長く使えます。

日々使うもの。

スマホやペンやノートやカメラ。バッグや洗濯機やまな板。

そんなこと考えていると、いやむしろ洗濯機いる?ということになってきますよね。

「飽きのこないもの」なんて実は最初から無いのです。

変化していないように見えて、人間もモノも一刻一刻微細に変化しています。それは劣化や成熟というかたちで、長い期間を経て現れてくる。

変化しないものなど、この世にはない。

そんな真理を片隅に置きながら、それでもロングライフデザインなプロダクトを選択することは、モノを増やさないことに役立ちます。

4、身の丈以上のモノを持たない

これは砕けていうと

レバレッジをかけない、ローンを組まない、借金をしない

ということにつきます。

僕はモノも含めて、生活の中の全ての決済をクレジットカードで行いますが、分割払いは一切しません。(仕事の経費、スタジオ費さえも)
というか、分割払いが出来ないカードを使っています。

カードを使うのは、現金を扱いたくないのと、カード会社との信頼を構築するためです。(ささやかですがポイントも有効です)生活の全てを単一カードで決済していますので、1年で国内線に4回〜6回乗れるくらいマイルがたまります。また信頼度を上げると、支払限度額が上がります。限度額が高額になると、ポイントの優位性が高まります。例えば100万の機材や、400万の車を一括でカードで買えると、値引率の交渉もしやすくなる上、ポイントによる割引率が向上するのです。

身の丈以上のものを持つということは、自分の支払い能力以上のものを購入することです。

家や車のローンは典型です。

資産はポートフォリオで考えなければなりません。

4000万の家を30年ローンで買ったとしても、手取り40万の会社員なら資産のポートフォリオは永遠にマイナスです。そして30年後にようやく家が自分のものになったときには、家の価値はほぼなくなっているでしょう。さらに今回のウィルスによる世界的驚異や、気候変動、災害、地価変動、世の中には様々なリスクがあります。家を30年ローンで買うことは、30年間4000万をそれらのリスクに晒しながら、借金をしていることと同じことです。何が最適解であるかは、資本主義の仕組みを理解し、世界経済を少し勉強すると見えてきます。それは予めそこにある情報であり、真理です。

身の丈以上のものを持たないだけで、身軽になり、生きることが楽になります。

全て現金一括、またはカード一括で買えるモノを持つ。ただシンプルにこれだけです。

少し長くなりましたが今回は以上です。

ご案内

twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
note : Tokimaru

パッキングパーティー

こんにちは、ときまるです。

三寒四温の日々が続いています。春がそこまできています。

モノ捨てていますか?
(この問いかけ、日常生活ではまず出ない笑)

なんかすみません、最初からモノ多いと決めつけているみたいで。

先日こんなツイートしました。

季節の変わり目ということで、職場を変えたり、学校を卒業するタイミングでもあり、引っ越しや家の整理をしなければならない方、多いのではないでしょうか。

今回は簡単にモノを減らせる「パッキンパーティー」という整理法を書いてみます。

ミニマリストをファッション感覚で行う人は、誰でも通る道です。そんなファンションミニマル野郎の業を、逆に一般の整理整頓に持ち込んでみようと、そういう試みです。

パッキングパーティーにはこのブログでも何度か書いており、出典はこちらの本になりますので詳しく知りたい方はどうぞ。

minimalism
フィルムアート社 (2018-08-03)
売り上げランキング: 85,252

1,家の荷物を全て梱包する

早速パーティーを始めましょう。

多くの荷物に憂鬱になってはいけません。パーティーだと思って楽しくいきましょう。

引っ越しをするつもりで家の荷物を全て梱包します。

各部屋の荷物を全てダンボールにパッキングしましょう。キッチン用品も、お風呂まわりも、服も靴も全てです。

本棚やキャビネット、テレビなどの家具類は、ブルーシートで覆ってしまいます。

これが本来のやり方ですが、ブルーシート買うのが面倒という方は家具はそのままで良いと思います。

もしあなたが引っ越しをする人であれば、引っ越しのついでにこのステップを行うことができますね。

ラッキー。

2,その状態で1週間生活してみる

はい、すべて梱包したら本番のはじまりはじまりです。

そのままの状態で1週間生活します。

今のあなたには、何もありません。一本のペンも、カメラも、本も、スマホも(本気の方はスマホも最初の段階でパッキングしてしまいます)

服は今着ているものだけです。他はダンボールに詰めてしまいましたからね。

おっとラッキー、ジャケットの内ポケットに1000円札が入っていました。

それでまずはランチにでも行きましょう。パッキングでつかれた後の腹ごしらえというわけです。

云々。。

3,必要なものは都度出して使う

ランチから帰ってきたら、あなたはもう何もやることが無いはずです。

本もテレビもPCもないですから。

仕事のメールをチェックする必要がある?

本当に?自分が行動する前に、一度本当にそれが必要なのか、本当にそれを自分はやりたいのか、考えてください。

あなたはパッキングして全てを(擬似的にせよ)無くした分、時間だけがあるはずです。時間があり、思考があります。脳みそはパッキングされないことに、感謝しなければなりません。

とはいえ、シャワーを浴びたら身体を拭くためのタオルが必要でしょうし、歯磨きもしたいでしょう。

1週間の生活の中で、必要なものは無理せずその都度出して使ってください。

しかし、ダンボールにしっかりとパッキングしているので、箱の奥底から、一本の耳かきを探すのはとても大変です。それがあなたをイライラさせるかもしれませんが、ここは少し我慢してください。

1週間の生活なんて、実はちょっと旅行に行ってるようなものです。全く大したことなく、生活するのにそれほどモノが必要ないことに気づくでしょう。

逆にあなたは自分の物が全て無いことにより、家にいながらして普段と違う感覚を味わうでしょう。見慣れた自分の街が、旅行に来た観光客のようになぜか新鮮に映るはずです。(隣には大量に積まれたダンボールこそありますが)

ただダンボールに自分のモノを詰めて、不便な生活を経験するだけで、自分が少し変わっていくような、そんな感覚を覚えるはずです。

そのような人は、モノに疲れているタイプかもしれません。

4,使わなかったものを処分する

さて、一週間が過ぎました。

あなたはどれくらいのモノをダンボールから出して使ったでしょうか。

仕事に持っていくバッグ、一足の靴に服?

化粧ポーチとヘアドライヤー?

洗顔具とアコースティックギター?

テレビ、見ませんでしたね。

13インチのマックブックとiPhone。

読みかけの本一冊と、ビタミンのサプリメント。

メガネとカメラとリップスティック。

使うものは人によって違います。

そして、多くの荷物は、ダンボールの中にパッキングされたままではないでしょうか。

ここからがパッキングパーティーの最大の山場であり、ハイライトです。

ダンボールに入ったままの荷物と、シートで覆われたままの家具を全て処分してください

新しい、人生の始まりです。

あなたは今、生まれたての子羊で、茹でたてのつるつるの卵です。

1週間、生きることができたならば、この先も1週間使った分だけの荷物で生きることができるはずです。

大きな自由を感じるでしょう。このままバックパックに、少ない荷物を全て詰めて、旅に出ても構いません。勤めている会社を辞めても大丈夫です。辞めましょう。そのままどこへでも行けます。

行きましょう。

処分とは書いていますが、売却・譲渡・寄付することで、できる限りゴミにならないようにすべきです。

多くのフリマアプリがあるので、使ってくれる人を見つけるのは簡単です。

世界中の誰もがパッキングパーティーを行えば、モノを買えなくて困っている人たち全員に行き渡るでしょう。

今日、1%の最富裕層が世界の富の半分を所有しています。富裕層上位1000人の資産を合わせると貧困層以下40億人の資産合計を上回るのです。

モノも同様に有り余っています。

あなたにとっては不要なものが、他の人には大いに役立つものかもしれません。

今回は以上です。

素敵な春を迎えれることを。

minimalism
フィルムアート社 (2018-08-03)
売り上げランキング: 85,252

これまでのミニマリズムの実践

物を持たずにシンプルに暮らす

Everything I Own

ご案内

twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
note : Tokimaru

ミニマリストの旅の持ち物まとめ

これまでに何度かこのブログで、旅の持ち物に関する記事を書いてきました。集合させると、何かしら傾向というか癖みたいなものが見えてくるかもしれないと思い立ち、今回まとめてみようと思います。順不同です。

ミニマルなフォトグラファーのバックパックの中身

inside of backpack

フォトグラファーの旅の持ち物 手ぶらで香港編

トキマルの今回の旅の持ち物すべて
トキマルの今回の旅の持ち物すべて

台湾で

taiwan

出発 – 香港

hongkong

旅の持ち物 – 蕎麦をめぐる冒険「松本編」

minimalist
持ち物、松本一泊二日

旅の持ち物 – 弾丸宮崎編

All things I need for short trip to Miyazaki
All things I need for short trip to Miyazaki

旅の持ち物 – 福岡編

mount fuji

気づき

  1. カメラを持っている
  2. 本を持っている
  3. ペンとノートを持っている
  4. バックパックスタイル or 手ぶら
  5. 着替えを諦めることで軽量化を図っている
  6. 服の素材は化繊、テクニカル系を選ぶ
  7. ラップトップを持つことは稀である

という感じでしょうか。ここ1、2年で随分スタイルが固まってきたような気がします。カメラ、本、ペン、ノートは毎回必ず持っていってるようです。(もちろんiPhoneも)

最近山に入っているので、服に関しては登山ウェアを旅でも活用するようになりました。

今後、戦略的家出 / 戦略的夜逃げを遂行するために、家での生活用品(もちもの全て)をスーツケース一つとバックパックひとつにまとめれないかと考えています。つまり、スーツケースひとつ分の荷物で生きるということです。

撮影機材関連

旅の撮影機材 仕事編

写真家の旅の機材の選び方、3つのポイント

これまでのミニマリズムの実践

物を持たずにシンプルに暮らす

Everything I Own

ご案内

twitter : @tokimarutanaka
instagram : @tokimarutanaka
note : Tokimaru

カフェでの諸々とキンドルについて

cafe and kindle

最近は近所のカフェを仕事場にしている。レタッチに関してはどうしても光環境が安定している自宅オフィスになるが、セレクトとレンダリングくらいであればカフェで全然いける。

そして執筆とアイデア出しと読書なんかはカフェの方が遥かに作業効率が良い。理由はたったひとつのカメラで書いたように千葉さんの有限化にある。家だと際限ないのでだらだらしてしまうんですね。モードの問題です。

キンドルでの読書にはまっている。紙の本も好きなんだど、iPhoneXになったことを機に、フルディスプレイだし、ちょっと読んでみるかと試したら全く支障がない。むしろすらすら読める。もともとキンドルは持っていたけれど、長期の旅行に出る時くらいしか使用しない。やはり、iPhoneとキンドルみたいに、デバイスが2つになるのがどうしても嫌みたい笑 僕の場合それにカメラもプラスされるわけで、ミニマリストとしてはちょっと、という感じです。

キンドルではなく、iPhoneで読書するというところに今日の話のポイントはあるのかもしれない。紙の本だと、それ自体が固有の物質的存在だから、開いてよいしょという気合が必要になる。iPhoneは全ての要素が”アプリ”という存在と化し、フラットになる。それはアプリ間をさくさくとスワイプして切り替えるように、インスタグラム、ツイッターの流れで、読書が組み込まれるというわけ。iPhoneという同タイムラインの上で読書する。その体験が意外にも新鮮で、気軽さと情報収集の集中力が同時にそこにある感じ。

あと、iPhoneだとディスプレイサイズが小さいので、1ページあたりの表示文字数が少なくなる。そうするとページをめくる頻度が必然的に上がる。そういう意味では紙よりも、読んでいるという身体感覚を強く意識できる。サクサク行くことで読書にリズムが生まれてくる。単に気持ちの問題かもしれないけど。

何より紙より場所もとらなければ、価格も安い。月替りセール日替わりセールで掘り出しものを見つけるのも良い。

AV男優しみけんが教える うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!なんて電子版なら60%くらいのオフ率でワンコインだ。笑 特にこのような”家に置いておいて彼女や友人にみられるとちょっと気まずい系本”も、キンドル版が最大の効果を発揮する。↑しみけんの読みましたがとても面白かったです。筋トレとストレッチ参考にしてます。そして健康になれそうです。

What I eat everyday

日々食べているもの

何を持つかと同じように、何を食べるかは、そのひとの人となりや、文化圏が現れやすい指標だと思います。しばらくシンプルな生活をしてきて、持ち物が少なくなれば、必ずしも食事がシンプルになるというわけではないということがわかりました。

食事の楽しみというのは、その複雑性に備わることが多く、例えば牡蠣やカエルをまるごと食べたときの海や大地を味わうような感覚や、客単価3万くらいのフレンチで出されたソースや調理方法に凝りに凝った一皿を味わう瞬間。複雑性が身体的な悦びにつながることは、20数年も生きていればなんとなく体感するのではないかと思います。

そして食事のシンプリシティにおける贅沢さを身をもって享受できるのは、身体的な老化のおかげではないかと考えています。ポジティブに言うならそれは”成熟”と言えるかもしれません。脂っこいものや、味の濃いものよりも、あっさりとしていてシンプルなものを好むようになるのは、そういう濃度の食物を、身体が処理しきれなくなる時期が来るからです。

人はそれを(時に、とても簡単に)アラサーと呼びます。そして語尾がフォー、フィフ、シクと活用段階が上がるにつれ、シンプリシティが重視されるようになるという話です。

食事は基本的に、持ち物と同じように、自分が最も心地よいものを選べば良いと思っています。

カップ麺が好きで、食べれば食べるほど健康になり気分もアガるのなら、カップ麺を食べ続ければ良いし、体がライチしか受け付けないのならひたすらライチを食べればいい。食事は栄養を摂取する以外に、コミュニケーションであり、コンテクストであり、悦びであるのです。食べる理由と食べる自由を混同してはいけません。私たちは、誰にも何も指しずされず、本来好きなものを好きな時に食べるべきなのです。

ここで言う食のコンテクストというのは、食事環境や食事状況を意味します。

ベタにくだけて言うと、警察署で出されるカツ丼とか、可愛い女の子の好物が家系ラーメンだったりとか、パーティーや葬式に出される食事とか、ようやくありつけて泣きながらほうばる”どうぶつビスケット”などがそれにあたります。

とにかく、衣食住と言われるように、私たちの生活に無くてはならないもの。そして少し意識すれば、大きな悦びに代えることができるもの。それが日々の食事だと考えています。

そんなことを考えながら、僕は日々なにを食べているのか。結構決まったものを退屈に食べていることが多いです。上に載っているような朝食とか、忙しい朝は野菜ジュースのみとか。昼は麺類を食べることが多いです。夜はお酒とおつまみ。その後友人たちと中華で”締め”たりしてよく怒られています。夜中の12時に皿エビ雲呑と、湯麵と餃子、さらに半チャーハンも頼んだりします。

飲まない日は家で、味噌と玄米を食べたりもします。
「いや、それ戦時中?」
と突っ込まれますが、僕は至って冷静に、「いいえ、令和です」と答えます。

玄米を味噌で食べると本当に美味しいんです。玄米は炊飯器ではなくて、飯盒でガスで炊くとさらに美味しさが増します。あとは胡瓜でもあれば完璧です。

人類の歴史は、戦争の歴史と言われるくらいに、日々至るところで殺戮が行われ過酷な季節を過ごしてきました。しかし私たちの祖先もどんなに酷いコンテクストの中でも、生きるために食事をしてきました。そこには死を含んだかすかな悦びがあったのではないかと想像します。生きることは食べることで、食べることは同時に死に近づくことでもあるからです。

食べれることに、いまここで感謝します。

Everything I Own

持ちもののすべて 2020

所有している持ち物を公開することが、必ずしも良いことであるとは思いません。モノを減らすことがミニマリズムの本質だと、間違った受け取り方をされかねないからです。

必要なモノは、人によって異なります。フィギュアコレクターであれば、フィギュアこそが最も集中に値するものであるはずです。購入資金や、保管スペースのために、旅行や大きなテレビを諦めるでしょう。(マキシマリストであれば、拡張していく方向をとります)

つまり、自分にとって本当に重要なことのために、時間、エネルギー、リソースを割く必要があります。モノはそれ自体が質量であり、空間であり、移動させるのにエネルギーを必要とします。なのでモノが少ないことは基本的に良い結果をもたらしますが、その見極めが重要です。

このリストは僕自身のもので、写真を職業としていて、旅、音楽、自然、本が好きであれば、あなたにも役立つかもしれません。

もっと良いものや、おすすめのアイテムがあれば、教えて下さい。

Work

仕事のすべてをデジタルで行っているため、予備機は必須となりました。インプットに関してはノートとペンというアナログ併用派です。Macは13インチで揃えるか迷いどころですが、他にディスプレイが無いため映画用途として大きなサイズを選んでいます。

Travel

最近はハードケースは滅多に使いません。悪路をゴロゴロ引く姿が間抜けで、遅いという理由以外に、スーツや多量のデジタル機器を持って移動するということが無くなったからです。その代わり、たったひとつのデイバッグを仕事でも旅でも山でも使用しています。5年前に戻ったように、カメラは1台だけ。過去に手ぶらで香港へ行ったこともありましたが、今はデイバッグひとつが何かと便利でお気に入りです。

Personal

渋谷に暮らし始めた頃にベッドとデスクを新調しました。トラックのチェアはお気に入りでかれこれ10年くらい使っています。部屋にある家具はその3つ。工具類は30cmほどのボックスに入れています。山道具の中に、ダウンやブーツなども含まれていて、街でもたまに着ています。衣類は気分や時期によってラインナップを多少変えますが、基本同じものを着ます。

昨年半ばから頻繁に冒険に出ており、今年のテーマはますます冒険と、日常生活の融合になりそうです。
(「何、冒険って。小学生じゃないんだから」と既に他人の嫁や友人に非難を受けていますが、旅や登山、近所の散歩、移動におけるすべてのことを冒険と表現しています。愛しさと稚拙さと心強さを感じ、なんか言いたくなるんです。

山で使う道具を、街で使ってみたり。カトラリーや衣類など、フィールドで使用する道具は街でも併用できそうなものが実に多く、モノによっては一つに集約できそうな気がしています。