カメラを持たずに7つの持ち物で旅してみる(ショート編)

福岡にいる。

前回のエントリーで書いたように、ラーメンを食べにきた。目的は到着してすぐに達成された。空港から近い「いっぷくラーメン」にチェックイン。至高のとんこつ。なぜか替玉の方がキレ味がよく、とても美味しかった。

今回の旅の持ち物はこちら。

あえてカメラを持たないスタイルで来てみた。おそらくこれまでの宿泊を伴う旅で、最軽量。

写真に写っているもの+こちらを撮影したiPhoneXSで全て。

数えるほどでもないが、一応リストしてみる。(右から)
ライトニングケーブル
Air Pods Pro
UV入りリップクリーム
ロート目薬
・薬とサプリとフロス
・現金少々とクレジットカード
・iPhoneXS

合計7つ。着替えはもちろんなし。
たぶん、究極的にはこれだけで人は生きれる。

薬は怪しいものではなくて、花粉症のアレグラビタミンCと最近試しているNMN。ニコチンアミドモノヌクレオチドというもので、体内で生成される抗老化作用物質。30代以降はこの物質の生成が減少することにより老化が進む。食物からもとることができるがブロッコリー200個分みたいな数が必要になる。発見されてから年数と実験が伴っていないので、効果は不明。怪しいといえば怪しいか。数年前は高価だったが、最近はメーカーも増えて割と安価に手に入るようになってきた。

僕はサプリストではないので、サプリの効果を期待しないし過信はしない。同じものを決めて飲み続けることもない。昨年はビタミンDを飲んでいたので、今年はビタミンCとNMNでも飲んでみるか、という感じ。調子が良ければ続ける。

ひとつだけ10代の頃に地元の皮膚科医に進められて、アトピー性皮膚炎を完治させたサプリがあって、青汁みたいに普遍的なものだけれど、信頼しているものがある。何事も自分の身体で試さないとわからない。

登山(ウルトラライト)の技術を流用するかたちで、薬のアルミ部分を極限まではさみで削ったり、フロスはケースごとではなくて必要な分だけ出して丸めて持参してみた。こうすることでわずかながらも軽量化され、全てポケットに収めることができる。職質された時の出しづらさというか、見た目はなんだか怪しくなるんだけど。

ラーメン目的で行ったのだけど、幸運にもルーフトップの大浴場と、太宰府の美味しいスイーツにも出会えたので良かったです。何も決めずに、行き当たりばったりの誤配を楽しむ。修学旅行のように計画性とイベントぎっしりの旅も好きだけど、ノープランのラフな旅も好きみたいです。

旅の持ち物ネタは過去に何度も書いてるんだけど↓
ミニマリストの旅の持ち物まとめ

今見返してみると、多いな。。

もうリュックも背負えない身体になってしまいそうな自分が怖いです。

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うどんをめぐる冒険 – 高松と直島の旅

Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

がもう

香川県坂出市加茂町にあるうどんや「がもう」に僕たちがレンタカーで到着した頃、雨が降っていた。

12時ごろだっただろうか。傘をさした人々の行列が見える。
「うどんも並ぶんだ」
仲間のうちの一人がつぶやいた。僕も同じことを思った。

テーブルも少なく、つまみもなし、酒もなし。流石はうどん、回転が早い。

どんどん列の前の方に進んでいく。

入り口近くになり、メニューの書いてある看板が見えた。

小 150円
大 250円
特大 350円

安いとは聞いていたものの想像以上に安い。トッピングは天ぷら、あげ、卵、温泉卵のみ。

実にシンプルだ。

店内に入ると、茹で場がすぐ左手にあり「小」と一声。

茹でたてのうどんが器に入り出てくる。

その隣にはトッピングする場所があり、「あげ」を頼んで会計を済ませる。

列になったまま、出汁窯の前までたどり着く。学食かバイキングのようだ。

おたま一杯分の出汁をかけると、列に乗ったまま流れるように外へ。

店内にはテーブルがひとつだけあり、家族らしき団体が6名ほど座っていた。

外には道の駅にありそうなプラスチックのベンチが、バリエーション豊かに置かれている。

ビーチパラソルが備え付けられてるおかげで、雨に濡れずに食べることができた。

Gamou-Udon, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Gamou-Udon, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

コシがあり程よい塩気の麺、少し甘めのあげと、しっかり素材の味がする芳醇な出汁。

うまい。

これが香川のうどんかとしみじみ思った。

Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

蕎麦は関東が主流だが、うどんは全国にある。

僕が生まれ育った九州・長崎ではアゴ出汁のクリアなうどんだったし、学生時代に4年住んだ宮崎は甘い出汁にコシの無いゆるゆるの麺だった。(福岡のうどんにも近いものがある)

当時は何気なく食べていたが、今思えば地域の特性がうどんのスタイルににじみ出ているようで、どれも美味しかった。

香川は日照時間の長い瀬戸内気候に属し、古くから良質の小麦と塩醤油、イリコが取れるためうどんがブランド化したと言われている。江戸以前からも宿の1階に併設される形で栄えたようだが、現在のうどんの姿とは随分違っていたようだ。

ブームが始まったのは1980年ごろからで、メディアでの拡散と同時に、瀬戸内大橋と明石海峡大橋の開通がそれに火をつけたとされている。

Sanuki, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Sanuki, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

今回の旅は、香川出身の友人のガイドの元進められた。

ネットの情報は一切参照しないことにした。リサーチはおろか、レビューさえ読まなかった。

ただ香川出身の彼に
「香川で1番うまいうどんを食わせてくれ」
とだけ言った。

すると彼は

「香川で1番うまい言うことは、日本で1番うまいいうこっちゃ。日本で1番ということは?もうわかるさかいな、世界で1番うまいいうこっちゃーー」
と答えた。

僕らはそれに対して何も言わず、ただ食べて、感じることにした。

二軒目は「山越うどん」でかまたまを。

三件目は「源内」でかけを。

四件目は直島へ渡り「石井商店」で肉うどんを。(これは厳密には香川のうどんではないとのこと)

Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

どれも最高に美味だったが、香川県内でこれほどバリエーションがあることに驚いた。

同じうどんでも食べ方を変えると全く飽きなかった。

というより、うどんのカスタマイズ性の高さを改めて感じたのである。

そして店ごとに、得意な出し方が存在するようだ。

上に挙げたお店は、麺が売り切れ次第終了ということなので、高松に到着したらレンタカーで直行が最も効率的で確実にうどんにありつける方法だろう。

Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Takamatsu, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

GOTOトラベルについて

今回、東京から新幹線という移動手段をとったため、交通に関してGOTOの恩恵を受けることはできなかった。多少は早割で安くはなっていたが。

ホテルと地域クーポンについてはできるだけ利用してみた。

まずホテルは予約段階で、通常の〇〇%の割引適応というかたちになる。

しかしこれはなんとも言えないところで、ホテルの価格は基本時価であり、ホテル側が決めるのでGOTOの値引率と価格設定によってはそんなに普段と大差ないという場合もある。今回はリーズナブルに泊まれたと思う。

Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

そして地域クーポン。

これがなかなか複雑だ。

チェックイン時にホテルに予約バウチャーを提示して、QRを読み込ませて発行してもらう。

発行してもらったクーポンは「地域割引対象店舗」で使うことができるというもの。

まずこの地域クーポンには「紙版とデジタル版」が存在する。

紙版クーポンは旅行会社を通す等特定の条件をクリアした場合に付与される。

デジタル版クーポンはネット予約した場合に付与される。今回二泊の旅で別宿だったが、ふたつとも「デジタル版」での発行だった。

さらに使えるお店にも「紙版が使える店」と「紙版・デジタル版両方使える店」が存在する。(どうやらデジタル版のみ使える店はないようだ。今回見つけられなかったので)

そしてどういうわけか、デジタル版の使える飲食店が圧倒的に少ないのだ。

6000円〜12000円ほどのクーポンが発行されたので、夕食の足しにすることはできたが、クーポンルールとお店探しに少し苦戦した。

それもいきあたりばったりの旅らしく楽しくもあったが、もう少し仕組みをシンプルにしてほしいと思う。老若男女が簡単に使えるように。

Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

旅の荷物

写真撮り忘れですが、今回の旅の荷物リストしておきます。

バックパック

カメラとバッテリー

モバイルバッテリー

・イヤフォン

ミニ三脚

・充電器類(iPhone, Camera)

・衣類(レインジャケット、Tシャツ1枚、下着1枚)

・衛生用品(歯ブラシ、日焼け止め、オイル)

・エマージェンシーセット(山用)

・現金、クレジットカード、免許証

服は現地で洗濯スタイル。旅の道具で服が最もかさばります。

旅写真の続きはノート版に掲載していますのでぜひ御覧ください!

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Naoshima, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.
Naoshima, Kagawa 2020 Leica M10-D + Summicron 35mm ASPH.

冒険はつづく。

沼津、旅の終わりと旅の始まり

Gotenba, Japan July 2020
Gotenba, Japan July 2020

スナップ写真は日々撮影するので、年次ごとのフォルダで管理している。それが旅だったり、個人的なアサインメントの仕事だったりすると、それ用のフォルダと階層を作り、スナップの中から部分的に選択して放り込んでいる。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

つまり僕にとって写真はそれが仕事か遊びかはさておいて、まず全てがスナップであるという前提がある。スタジオでキャプチャーワンのテザリングにおいて行う撮影仕事だけは例外で、最初からキャプチャーワンのフォルダの元、仕事写真として遂行される。(その写真群はスナップフォルダに入ることは無い)

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

スナップ写真が前提で、そこからプロジェクトとして切り出される。なぜこういうことになってしまったかと言えば、カメラを一台にしてしまったせいだ。一台しかカメラを持っていないが故、自ずと仕事用カメラ、日常用カメラなんて区別が一切なくなってしまった。一台で全てやるということ。それでできない案件はその都度適したカメラをレンタルしている。このようなやり方で仕事をしているフォトグラファーはとても少ない。出会ったことも聞いたこともないので、おそらく僕だけではないかと思っている。ただのバカだと言われれば、僕には返す言葉がない。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

そのような写真整理のやり方をやっている中で、時に境界を見失うことがある。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

全てを2020というフォルダにとりあえず突っ込むわけだが、そこから今回の伊豆半島の旅を抜き出そうと試みる。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

だけど、一体、どこからが旅の始まりで、どこからが旅の終わりなのだろうか?

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

撮影された場所を基準にするのなら、ここは渋谷だ、ここは品川だ、よしここで伊豆半島に入っているな。だからここからの写真を今回のプロジェクトとしよう。というやり方ができるかもしれない。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

だけれど、写真を見てみると僕にはその境界がわからない。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

家を出た瞬間から撮っていたりするので、その写真も「沼津フォルダ」に入れようかとも思う。しかしそれは、どこからどう見ても、いつもの近所のただの渋谷なのだ。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

こうなってくると、日常全てが旅だと言えるかもしれない。よくどこかで聞くセリフだ。写真整理において言えば、全てを旅とするのは少々暴力的にすぎるのではないだろうか。というかこの考え方で行くと、写真整理・フォルダ整理が全くできなくなってしまう。撮るだけで編集者に丸投げして、あとはよろしくできる巨匠ならまだしも。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

それでこういう結論に至った。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

日常と旅の境界を定めることが、撮影者の仕事なのだと。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

始まった仕事は終わらせなければならないように、始まった旅もどこかで終わらせなければならない。

Numazu, Shizuoka Japan July 2020
Numazu, Shizuoka Japan July 2020

スナップフォルダから部分的に切り出され、写真の連続性が断たれた時はじめて、それは日常から旅になるのだと思った。

Atami, Shizuoka Japan July 2020
Atami, Shizuoka Japan July 2020

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Atami, Shizuoka Japan July 2020
Atami, Shizuoka Japan July 2020

人生に必要なものをほぼ全てグレゴリーのリュックに詰めて行く

Atami, Shizuoka Japan July 2020, LeicaM10-D
Atami, Shizuoka Japan July 2020, LeicaM10-D

伊東にいる。

Go To キャンペーンということで、東京から富士を眺めながら御殿場をぐるりと周り、沼津へ。そこから熱海に立ち寄り、伊東まで降りてきた。

ベタにうなぎや海鮮丼を食べて、温泉に入りながら。

伊豆半島は何度も訪れているものの、街々でそれぞれ趣きが異なる点がおもしろい。沼津、三島、伊豆、下田、熱海、伊東。どれも似ていて、どこか似ていない。ちょっと温暖で、リタイア寸前のお金持ってるシニアたちが温泉のために療養する場所。そんな偏見が少なからずあった。だいたい間違っていないのだが、実際に訪れて歩いてみると、経済成長期に造られたモノたちがとてもフォトジェニックなのだ。時間的退廃と、過去に確かにそこにあったものたち。

コロナ期のため人も少ない。毎日入ってる全ての温泉が貸し切り状態で、とにかく街に人がいない。いつも沢山の人で溢れている街だけに、どこか寂しさと不気味さが漂っている。それが港町ということも相まって。

最初は九州を旅する予定だった。10日間ほどの休暇と、フライトをとった。しかし、しばらくして10日間も九州をめぐることが億劫になってきた。なぜだろう。いつもであれば家よりも、空港のラウンジに滞在することや、長時間電車に揺られること、旅館や実家の畳を好むのに。あるいはここ2、3ヶ月の自粛生活で、外に出ることをめんどくさがるようになったのかもしれない。

とにかく僕は気づけばフライトをキャンセルしていた。飛行機代の4万円は1万2000円となってクレジット残高に返ってきた。巷で政府がゴートゥーキャンペーンと言い出したが、それは全く関係ない。僕は昔からテレビもラジオも無いし、政府の政策や政治とは全く無関係なロジックで動いている。そう思いながらも国に所属しているからには、何かしらの不利益や利益を被っているんだけれど。

九州を諦めて、思い立った先が伊豆半島だった。随分近場だし、自分の想像力と発想力の狭さにげんなりする。他にもっと行くところあっただろう。だけど今回は、伊豆半島だったのかもしれない。いや、たぶん場所はどこでもよかった。ただこの渋谷を出ることさえできれば。

グレゴリーのリュック

具体的な行き先も滞在期間も決めないまま、いつもより多めの荷物をグレゴリーのリュックに詰めた。バックでもザックでもなく、リュックに。響きがいい。小学生の気分にさせる。

いろんなバックパックを使ってきた。ミレーやパタゴニアやエパーソンマウンテニアリング、ノース、吉田カバン。

今はグレゴリー。耐久性もポケットも申し分ない。インナーのPCスリーブは底と差を持って縫われているので、地面にどんと置いてもPCに衝撃がいかないようになっている。時期により改良されているようで、微妙にデザインやポケットの仕様が変わる。

僕の旅の道具は80%が石川直樹さんの装備がベースになっている。写真家であり冒険家で極地に行く彼の道具をとりあえずパクっておけば、そんなに極地に行かない写真家で冒険家の僕には十分だと考えたのだ。このグレゴリーも石川さんの装備のひとつ。

現在持っているバッグはこれひとつなので、街でも山でも旅でも使っている。何も問題はない。黒くて地味で、誰もが持っている無難なベストセラーに少し愛着が湧いている。沢山詰めても背負心地が良いのがなにより。

中身は人生に必要なもの全て

多くの人は、もう既に人生に必要なものを全て手にしている。

ただそれに気づいていないだけだ。

今、名言っぽく言ってみたけれど、もう既に誰かが100回くらい言ってそうなセリフだ。

Everything in the bag.
Everything in the bag.

今回の持ち物。インナーバッグに包まれているので写真だと何がなんだかわからない。

左がラップトップで、右の荷物群をそれぞれ解説してみます。

まず左上の黒いのは、無印の吊るせるポーチ。このブログでも何度か登場している。東京の自宅にも吊るしておいて、そのままパックして旅先のホテルでも吊るして使えるスグレモノ。中身は、歯ブラシ、ペースト、オイル、フロス、日焼け止め。爪切りとハサミと毛抜と耳かき。衛生用品を全てまとめてます。

その隣、グレーのポーチは、PCの電源ケーブルとiPhoneケーブルの予備、ディスプレイ変換コネクタ、名刺、マスク、ボールペン、マジック。が入っています。仕事で使う系ですね。

その右隣が、折りたたみ傘と、カメラ

上段右端にあるのは、ノースフェースのレインパーカー。旅先では夏でもクーラー効きすぎてる場所や、突然の雨にさっと羽織れて重宝します。しかもたたむとこんなにコンパクトになるのでかさばらない。もちろん登山でも着用していて、秋冬はこの中にインナーを着込んでハードシェルとして使用します。

続いて、下段左の赤いやつはXERO SHOESのベアフットサンダル。これが最強。最近買ったアイテムで最も使っているものです。素足で歩く感覚をもとに作られていて、ソールがないペラペラのサンダル。人は靴を履く文化で生きているので、裸足で歩くことに慣れていない。使わない筋肉を使うので最初はとても疲れるんだけど、徐々に筋肉と関節が柔らかくなり、人間の本来持っている動物的身体性を取り戻せるというもの。素足が健康に良いことは知られているけれど、ベアフットの強者はこのサンダルでランニングしたり登山したりしています。さすがに僕はそこまでやれないけど、裸足はきもちいい。ビーチに出たり、温泉後の散歩だったり、汚い部屋に遭遇したりと、どんな旅行にもサンダルは必須アイテム。CHAIのライブ限定ビニールに入れてます。

その隣は本(Haruki Murakami)とノート。今読書は全てキンドルなのですが、小説はペーパーバックを一冊だけ持つようにしています。バッテリー切れた時やディスプレイに疲れた時でも紙だと楽です。緊急時はトイレットペーパーとしても使います。(海外バックパッカーじゃないんだから)なぜか春樹を英語で読むのがブーム。アナログノートの活用術についてはこちらの記事で書いています。

その隣のネイビーは、吉田カバンのインナーポーチ。これおそらく学生時代から唯一使っているもので10数年選手。確かな縫製で全くやぶれもほつれもしないんですよね。これにはカメラの充電関係と、ストロボ、バッテリー、LEDライトが入っています。

そして下段の一番右がパタゴニアのTシャツ。今着ているものを含めて、今回服は2枚です。昔は綿100を好んで来ていましたが、最近は化学繊維が好きになっています。登山とランニングをやるので化学繊維に移行したのですが、一度着るとその快適さから綿に戻れないくらいです。汗もすぐ乾くし、臭わない。旅先でもちゃちゃっと洗って干しておけばOK。パタゴニアのシンプルなTは耐久性もあり、UVカットも入っているのであらゆるアクティビティに対応できる。ランニングでも登山でも重宝しています。

服持たなすぎ問題

ここで既にお気づきの方もいらっしゃるでしょう。

服、なさすぎじゃね?

というかパンツ(下着)とか靴下は。

そうなんです。あまり大きな声では言えないのですが、今回ノーパンで旅しています。不快に思われる方いましたら申し訳ございません。伊豆半島をノーパンで徘徊しているのは、私でございます。

弁解するかたちで補足するなら、水着ひとつで移動しているわけです。

あ、東京では履いていますよ。

というわけで、今回持っている衣類は以下の通りです。
夏旅スタイルということで勘弁してください。

・Tシャツ 2枚
・ショーツ 1枚
・ソックス 1組
・レインジャケット

でもよく考えたら、これで2,3日生きているということは、これから先も同じ気候であれば、これだけの衣類で生きれるということです。

水着履いてるくせに、レインジャケットで雨防ごうとしているじゃねーか、濡れろよ。という声聞こえてきますね。

用途と場面でーということで。場面でー。

これから御殿場方面に戻り富士界隈の山を登ろうとも考えたのですが、どうやらしばらく天気が優れないみたいなので、そろそろ東京に戻ることを考えています。

珍道中の写真はインスタ&twitterで発信中ですのでぜひ御覧ください。

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窓に向かって話すように

Tochigi, Japan 2012

こんにちは、ときまるです。

コロナの影響で、街に人が少ないです。そして学生が多いような気がします。

多くの企業で在宅ワークやテレワークが実施され、イベントやライブにも中止要請が出されています。

薬局からはマスクが消え、次いでトイレットペーパーが消えました。まるでオイルショックのようで昭和かよ、と思いましたが、いいえ、令和でした。

僕の予想では、次はコンドームが消えると思います。なぜならみんなが家に引きこもっているわけですからね。

ミーティングや打ち合わせもオンライン上で行われることが多くなり、PCのディスプレイに向かって話す機会が増えました。先日は仕事でとある発表をする機会があり、大きなホールで誰もいない客席に向かって語りかけました。とても虚しかったです。

ディスプレイや誰もいない客席に向かって話かけるのは、暖簾に腕押し、あるいは豆腐に踵落としでしょうか。前に発したエネルギーが、どこにも行き場が無いのです。

それはまるで窓に向かって話すように。

突然写真の話になりますが、ジョン・シャーカフスキーというMoMAのキュレーターが1978年に「Mirrors and Windows(鏡と窓)」という展覧会を開催しました。

写真に詳しい人であれば知っていると思います。この展示を機に、写真が現代美術の領域に一歩踏み出すことになりました。写真史的にもタームポイントとなる展覧会でした。

展覧会カタログ↓

内容はその名の通り、当時の写真家を「鏡と窓」に分類して展示するというものでした。

自分の内面を知るために使われる写真は”鏡”

外で起きていることを知るための写真は”窓”

という分け方です。

分けるのは良くないとか、作家の意図に反して分けられたとか、当時は様々な批判があったようです。

しかしジョンシャーカフスキーはとりあえず、アンセル・アダムスやナン・ゴールディンやその他の作家をとりあえず分けたのです。

当時は理解されなかった分類だったのかもしれませんが、今ではわかりやすい分け方だと思います。

確かに写真家には、自分の中に中に入っていくタイプの人と、ひたすら外への興味で写真を撮る人がいますから。

PCのディスプレイは鏡と窓、両方の役割を果たすのかもしれません。

つまり、テレカンやオンラインで誰かとコミュニケーションをとっている時はそれは窓となり、今このようにブログなどを書いている時は鏡となるのかもしれません。(読者に向けて書いているという意味では、窓なのかもしれませんが)

なるほど、WindowsというOSは、そういうことだったのかと、今書いていて腑に落ちたところで、窓の写真をいくつか掲載して今回は終わりにしようと思います。

いつものようにライトルームのAI(アドビ先生)に過去の写真数万枚の中から windowというキーワードで選んでもらったのですが、僕はどうやらいたるところで窓を撮っていたようです。自分でも忘れていました。不思議なものです。

Tochigi, Japan 2012
Tochigi, Japan 2012
Nagano, Japan 2013
Nagano, Japan 2013
Bali 2012
Bali 2012
Tokyo 2017
Tokyo 2017
Kyoto 2014
Kyoto 2014
Miyazaki, Japan 2012
Miyazaki, Japan 2012
Osaka 2012
Osaka 2012
HongKong 2019
HongKong 2019

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