人生で唯一褒められること

風邪からは回復したけれど、花粉のせいで鼻水が華厳の滝のよう。風邪薬をやめてフェキソフェナジンへ切り替えた。日記は体調管理にも役に立つようで、見返してみると風邪が治るのにちょうど1週間くらいかかっている。医者もそのようなことを言っていて、大体普通の風邪というのは1週間くらいで治るものらしいのだ。喉か鼻からウィルスが入り、奥で繁殖して炎症を起こし、濃い色のついた鼻水が出て、場合によってはそれらに対抗する反応として熱が出る。ウィルスの量が減っていくと徐々に体の正常な働きが戻るようになり、咳も治まり鼻水は無色透明になっていく。1週間以上免疫の戦いが続くと連鎖的に他の病気に展開することがあるので、長引くなら再度診察を受けた方がいいとのこと。風邪にかかってもとりあえず1週間てきとうにやっていれば不調を抜け出せるのなら、病に対して楽観的になれる。もちろん、かからないに越したことはないのだろうけれど。朝、日記を書いた後で、原稿を2本。一つは久しぶりの依頼もの。午後は歯医者でクリーニング。大人になると褒められることが少なくなるとはよく言うけれど、僕はこの全人生において褒められるのが歯医者だけで、今日も「すごく良く磨けています。素晴らしいです。このまま行きましょう」と文章では伝えられないほどに最大限の賛辞を、診察椅子で横になり口を開けたままもらった。そろそろトロフィーとか賞状とか出てきそうな勢い。夕方は近くでポートレートの撮影。今日初めて会うアフリカのマリ出身のティーンで、撮るのと同じくらい話すことが楽しかった。イスラム教でラマダン中なので18時まで飯食えないとか、豚肉もNGなのでラーメンもだめでその代わり牛丼が好きとか色々教えてもらいながら水も飲まずに撮影を終えた。ラマダン中は本来は水もだめらしい。その後Hと合流して焼き鳥で夕食。島らっきょうを食べたら1ヶ月前の奄美大島のことを思い出した。あれからすごく時間が経つように思えるけど、まだ1ヶ月しか経っていないことに驚いた。濃厚な四月。

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