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写真家と海



 

海が好きだ。

それも真夏の海より、夏の終わりかけの海が。

あるいは、春先の静かで冷たい海が。

だけど真冬の海よりは、真夏の海の方が好き。

我儘だなぁと思う。だけれど海は何れにせよ、そこにある。

ホンマタカシさん

そんな夏の終わりを想像していたら、浮かんできたのはホンマタカシさんの波。

好きな写真集のひとつ。

こちらはハワイ・ノースショアでひたすら8年間撮影した”波”をまとめたもの。

もうずっと波、波、波。

見る人にとっては、すごくつまらないと感じる方もいると思う。

だけれど、それが写真だ。

そのような写真は端的にいうと”ニューカラー”という流派になる。
この写真集のタイトル”ニューウェーブス”のニューは、ニューカラーのニューという意味合いもかけられているはず。

ホンマさんは時代により、かなり様々な種類の写真を撮っているが、全体を眺めてみるとニューカラーの作家に分類されると思う。

毎度、他人が所蔵しているコレクションなんかを見に行くと、「ホンマさん、こんなのも撮ってるんや、ホンマかいな!」とびっくり仰天させられる程に、バリエーションに富み、あらゆる写真を実験・実践している。

つまらないもの、それは身の回りにあって普通すぎて気づかないもの。

そのようなものを、少しの意識を持って眺めてみる。

それを8年間ひたすらやると、ひとつの作品になる。

そのために、毎年ハワイに行って、シノゴあるいはバイテンの大判カメラを抱えて、ひたすら海に向かってシャッターを切ることができるか。

ホンマタカシはそれができる。故に、写真家だ。

トキマルタナカさん

僕が撮った波は、そんなホンマさんの波に比べると随分手抜きであるように思われる。

35ミリ判のシグマDPというデジタルカメラで、逗子らへんに電車で一度行って、2,3枚シャッターを切っただけ。

もちろんそのような写真が写真集になるわけがない。

でもインスタグラムに載せることはできる。

だから載せてみた。

載せてみたからといって、僕が写真家かと問われれば、別にそうでもないのかなとも思う。

また涼しくなったら、海に行こう。

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