タイムトラベルはできないけれど

朝目覚めると、起きてる?というメッセージが入っていた。起きてる訳がない、夜中の2時半だ。おそらく相手は海外にでもいるのだろうと想像した。
 この無茶なリズム感は僕に学生時代を思い出させた。時空は引き伸ばされ、ねじ曲がり、いつでもどこへでも行けた。真夜中にメッセージのやりとりをすることに何も誰も躊躇しなかった。
 今でも時空を超えれる友人がいることを嬉しく思う。そういえば先週も元バンドメンバーから結婚の報告が突然電話でなされた。電話はアイフォーンの隠れた機能の一部ではあるが、実家にいる母と話す時くらいしか使わない今では古典的な機器だ。祝福すると共に実務的な話をし、それは昨日会った奴かのように心に沁みて、響いた。
 当時にタイムトラベルはできないけれど、道具により時空を超えて、僕たちは再び会うことができる。そこには写真もある。皆がこの地球上に存在していることを嬉しく思う。それは本当に特別なことなのだ。

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