9年目で実感した、カメラマンの営業方法

こんにちは、トキマルです。

今回は、新時代のカメラマンの営業法について考えます。

結論から言うと

”ウェブサイトを作り、twitterとinstagramをまめに更新する”

以上です。

「そんなこと誰でもやっているよ」と思うかもしれませんが、カメラマン9年目にして、この”誰もがやっている当たり前のこと”がますます面白くなってきているので、改めて考えてみました。

クライアントには「まずサイトを送ってくださいと言われる」

現在でも”ブック”はフォトグラファーにとって重要な営業ツールです。紙・プリントの状態も含めて、その人の写真のトーンであり、最終的なアウトプットまで出来ているかという事を見られます。

しかしアポイントを取って、クライアントに実際に写真を見せに行くという事は、格段に少なくなっています。

ネットワークのお陰で、今仕事のスピードはとても早いので、どのようなジャンルでも、編集やディレクターはみんな忙しいです。
人と会って、写真を見ることに時間を割くのは、よほどのことでない限りしてくれません。

なので、新規のカメラマンであれば、最初にサイトを見て、その段階で判断されます。
いくら良いブックや、名刺を作って、良い性格を持っていても、ウェブが良くなければそこで終了です。

そして現在は、ウェブのみで完結する仕事も増えているので、サイトを確認してそれで基準を満たしているならば、すぐに仕事が振られるという場合もあります。

サイトは24時間働く超有能なアシスタント

ウェブサイトを作ることは、24時間営業してくれるアシスタントをひとり雇っているようなものです。

コストを計算してみても、アシスタントなら(24時間働くのがまず不可能だけれど)
時給1500円✕24時間 = ¥36,000/一日 =13,140,000円/年間

ウェブサイトなら、サーバー代
15,000円/年間 のみです。

馬鹿げた数字になってしまいましたが、計算してみました。

新たな出会いが、仕事をもたらす

サイトを作っておくと「第一判断材料」になるという事は先ほど述べました。

もうひとつの面白いことは

全く知らない人から連絡が来るということです。

僕は先日インスタグラムを通して、フランス人のヘアメイクアップアーティストから
「10日間日本に滞在するから、あなたの撮影に参加させてくれない?」
と連絡が来ました。欧州のファッション誌でエディトリアルを手がけている、業界では少し名の知れた、しかも僕と同世代の方でした。

モデルだけではなく、フォトグラファーもSNSや個人サイト経由でオファーがある時代です。

そしてそれが、直接仕事にならなかったとしても、後に巡り巡って仕事となる場合があります。
何より、新たな人との出会いはワクワクしますし、自分の経験値としても確実に生きてきます。

10年前は、会ったこともないフランス人のヘアメイクさんと、気軽にテストシューティングを行うなんて状況は、考えられなかったですよね。

今は、同じ分野・興味を持つ人たちと、簡単にセッションできる素晴らしい時代です。
それは自分自身の成長を加速させることになるでしょう。

サイトを運営する上でのポイント

作るだけでも良いのですが、さらに効果を高めるために行いたいことがあります。

1,最近の作品・プロジェクトを公開する
たまに、10年前の広告の作品等を掲載しているベテランの方がいますが、時代は進んでいます。クライアントは未来の仕事を依頼したいのであり、あなたの武勇伝や想い出は不要です。アップデートは都度行い、なるべく1年〜半年以内の作品を掲載した方が良いでしょう。

2,連絡先を明記しておく
メール、電話をわかりやすく明記します。この時代、電話はもう不要かもしれませんが、信頼感をもたらします。また、既存のクライアントにとっては、現場時や緊急の連絡手段として役立つ場合があります。

3,SNS(twitter, instagram)から誘導できるルートを作っておく
サイトと外部SNS双方から、リンクできるようにして、営業効果を高めます。

4,なるべく早期にドメインを活動名で取得し、運営する
ウェブの特性上、独自ドメインは年数が経過すればするほど価値が高まり、検索にも有利となります。様々なメディアから、総合的な流入を図るためにも、活動名と同じ名前でサイトを運営するのがベターです。

自分の写真を考えるツールとなる

僕も個人サイト tokimarutanaka.com を開設して8年目になります。

最初は外部のプラットフォームを利用して、ドメインのみ取得して運営していましたが、現在は主にコストの関係でサーバーインストール型で自ら構築しています。

写真は、誰かにフルタイムでついて修行したわけではないので、全て自分で試行錯誤しながら今までやってきました。
サイトに写真を掲載して、自分で眺めて客観的に考えることは、次に取り組む写真のヒントにもなります。

更新を繰り返すことで、自分の写真の特徴や、好き嫌いが見えるようになります。
相変わらず下手くそなのですが、9年目にして少しずつ面白い連絡がサイト経由で増えているので、辞めずに続けていてよかったと思います。

思えば写真を始めた当初はひたすら本を読み漁っていました。

河野鉄平さんによるこの本は、数ある仕事写真系の中でも、よくまとめられていて、ブック作成から営業、撮影のプロセスまで具体的な方法が掲載されています。
鈴木心さんや蓮井さん等、広告分野で活動している写真家の実例やインタビューも入っています。
2010年の本ですが、現在でも通用する部分は沢山あると思います。初心者向きの本ですが、既にプロとして活動されているカメラマンの方にも、忘れていた重要なことを、さらりとおさらいできるのでオススメです。

本は古くなってしまいますが、自ら制作したウェブサイトは、更新さえすれば常に新しい情報や作品を発信できます。

デジタルになって、写真は死んだ、仕事は減ったと嘆くより、テクノロジーの進歩を正面から受け止め、その波を乗りこなすことが、次の時代のフォトグラファーに必要な事だと実感しています。

・ご案内

トキマルとは?

ポートレート撮影します

インスタ写真販売しています

・最近のつぶやき

2 thoughts on “9年目で実感した、カメラマンの営業方法

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.