荒木経惟が言っていたこと

6月9日、木曜日。曇りのち晴れ。起きると少し肌寒くて、スウェットを引っ張り出して着た。軽くストレッチをしてネスカフェゴールドブレンド。たぶん、ネスカフェゴールドブレンドに悪い成分とか発がん性物質が入っているなんてことが発見されたら僕は早々に死ぬのだろう。それくらいにネスカフェゴールドブレンド。それでも飲むのがネスカフェ・ゴールドブレンド。日記を書いて、データアナリティクスと資料作成まとめを一本。その後は撮影の調整。機材やスタジオやアシスタントや諸々。昼過ぎに昼食と散歩がてら渋谷を歩く。毎日スナップを撮っていても不思議と飽きはこない。おそらく既に飽きていてそれを何周もして、今でもシャッターを押して写る写真が不思議である。翌日データを取りこんで、どうしてこんなもの撮っているのだろうと。理由と同時に表面的、絵画的な文脈を重ねて、この色味、形、構成、構図、そのようなものに自分で納得したり不満になったりしてそっと画面を閉じる。そしてまた日乗生活へ戻ることの繰り返し。荒木経惟が、撮ることによってしか写真家は前に進めない、だからとにかく撮るんだというようなことを言っていた。撮って見返す。そのことによって写真が、そして生活が回っていく。その感覚が今ではわかる。

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